皆さん、こんにちは!マツリカの佐藤です。フェスティバルライフを謳歌していますか?

今回は祭り化するための条件2についてお伝えしていきます。

「その取組み自体への興味が尽きず、心から楽しいと感じること」というものです。

少しだけ子供の頃を思い出してもらえればと思います。何か習い事はしていましたか? 水泳でも書道でもピアノでも何でも構いません。

こんなことはありませんでしたか?

最初は親に連れていかれて嫌々やっていた習い事。

「練習イヤだな~。出来ることなら行きたくないな…」と思いながらも、なんだかんだ通っている。

練習はつらいし、時に厳しい指導もされるし、正直しんどい…。

でも、真面目に通っているとコーチが褒めてくれたり、親がご褒美を買ってくれたりするので、なんとか踏ん張れる。その瞬間は気持ちも高まり、もっと頑張ろうと思える。

そんな気持ちの上がり下がりがありながらも、一定期間継続していると不思議なことにそんなに嫌ではなくなっている。もちろん「慣れた」のも要因の一つだとは思うが、上手くなったり、達成したりすることが嬉しくて、自発的に頑張るようになっている気がする。

結果的にどんどんハマってしまい、気付けば楽しくて仕方ない。

水泳なら記録を更新することはもちろん嬉しいけれど、泳ぐこと自体に喜びや楽しみを見出すようになっていた。書道なら昇段することは誇らしいけれど、それ以上に書に真正面から向き合うことに心地よさを感じるようになっていた。

どうでしょうか。少なからずこういった経験があるのではないかと思います。

そして、この状態を突き詰めた先に“祭り化”があると思っています。

これらのことは「外発的動機づけと内発的動機づけ」という観点で整理できます。

外発的動機づけというのは、簡単に言うと「アメとムチよる動機づけ」です。上記の例でいうならば、親の叱咤やコーチの厳しい指導はムチと言えるでしょうし(当人はムチのつもりではないかもしれませんが笑)、親のご褒美やコーチの承認(褒める行為)はアメと言えます。

もちろん自分の意志で頑張ったということは間違いないのですが、これらのアプローチ(外部の働きかけ)があったから頑張れたという要素も大きいということです。

一方の内発的動機づけというのは、そういった外部からの働きかけによるものではなく、「内から湧いてくるモチベーション」だと言えます。外的報酬の代わりに、その行為自体が報酬になっている状態です。

行為自体というのは、その行為をやることで得られる満足感や達成感や充実感が報酬ということです。上記の例の「泳ぐこと」「書に向き合っている時間」自体に喜びを見出しているのは、内発的に動機づけられているということです。

一般的に外発的動機づけは、即効性はあるものの長期的に見るとマイナス面もあると言われています。報酬を得ることや罰を避けることが目的になってしまう、言い換えると、その行為自体が「目的」ではなく「手段」になってしまう傾向があります。

そうなるとその行為自体を突き詰めようという欲求は働きません。むしろ「サボる」「手を抜く」ということも起こりえます。(その行為を手段として捉えたなら、目的である報酬を手軽に得られる方がよいという考えも生じます。)

そして、その状況を回避する為には外的報酬や罰を与え続けなければなりません。加えてその効能も少しずつ低減すると考えると、負のスパイラルに嵌ってしまうことが容易に想像できます。

一方で内発的動機づけは行為それ自体が「目的」となっています。

だからこそ、その行為に夢中になる、没頭するのだと思います。また、行為それ自体が「報酬」でもあるので、リソースは無限とも言えます。(ちなみに外的報酬にも「周囲からの声掛け(褒める等)」など有限リソースではないものもあります。金銭報酬のみを外的報酬と言っているわけではありません。)

その意味では自己生成できるので正のサイクルも回りやすく、長期的に見た時にはやはり内発的動機づけをうまく用いるのが大切だと思います。

また、外発的に動機づけられている場合よりも、内発的に動機づけられている場合の方が高いパフォーマンスを発揮するということも言われています。それは目の前の行為・行動を「手段」と捉えるか、「目的」と捉えるかという違いも大きいはずです。(学術的な説明は専門家の方々にお譲りしたいと思います。興味を持って頂いた方は諸々のモチベーション理論に直接触れて頂けますと幸いです。)

このように書くと「外発的動機づけ < 内発的動機づけ」と認識されそうですが、個人的には状況次第というか、使い分けだと思っているので、外発的動機づけも上手く活用すべきと思います。ただし、重要なのは「外発的動機づけを内発的動機づけを引き起こすトリガーにする」ことだと思っています。

「与えて終了」という状況にしないということです。

一方で、祭り化状態に必要な条件という観点で言うならば、間違いなく「外発的動機づけ < 内発的動機づけ」です。外発的動機づけにより動かされている状態を祭り化とは言いません。

どれだけ素晴らしいパフォーマンスを発揮していようが関係ありません。あくまでその行為自体が楽しくて、だからこそもっともっとエネルギーを注ぎたくなるし、もっと頑張ろうと思える。そのサイクルが無意識に回っている。このように内から漲るモチベーションが祭り化の必要条件なのです。

今回は条件2の概要を説明しました。次回はこれらの要素を営業現場に当てはめると、どのように活用できるのか、また内発的動機づけはどのように高めていけばよいのか、より具体的な話をしたいと思っています。