今回は、中小企業に適したSFA(営業支援ツール)の中から厳選した10サービスの、機能と価格を紹介したいと思います。

SFAと聞くと「コストが高そうだし、うちにはまだ必要ない」とか、「人数の多い大企業向けのものでしょ?」と思っている経営者の方もいるかもしれません。

ですが、規模の大小に関わらず、売上を増やしたいという想いは、どの会社でも同じですよね?

SFAを導入すれば、

①営業のプロセスを可視化できる

②メンバーが持つナレッジを全員で共有できる

・・・ということが可能になり、業務効率化や売上アップに繋げることができるのです。導入を検討してみる価値は、十分にありますよね?

とはいえ、SFAなら何でもいい、というわけではありません。

人と同じで、モノも機能に応じて、それにふさわしい使い方をするべき。

つまり、中小企業向けのツールを選ぶことで、真価を発揮できるのです。

この記事では、機能や価格とともに導入事例も紹介いたしますので、ぜひ自社にあったSFAを選ぶために、役立てていただければと思います。

中小企業向けのSFAと大手企業向けのSFAの違い

それでは、中小企業向けのSFAとはどのようなものなのか、大企業向けのSFAと比較しながら考えてみましょう。

①価格が安い

中小企業向けのほうが、初期導入費用、月額料金とも安い傾向にあります。トータルだと10倍以上の価格差が出てくる場合もあるので、使用する機能やユーザー数を想定した上で、必ず見積りを出してみるようにしましょう。

②機能がシンプル

大企業向けは多機能&高機能なのに対し、中小企業向けは最低限の必要な機能だけを備えていることが多いです。

「機能は多いほうがいい」と思うかもしれませんが、その分、入力しなくてはいけない項目が増えるということです。

特に、導入が初めての場合はシンプルなものを選ぶのがベストです。

③導入しやすい、定着しやすい

中小企業向けのSFAは価格が安いため導入しやすく、また、機能がコンパクトなので、使いこなせるようになるまでの時間も負担も少なくて済みます。

ただ、安価なものだと初期設定を自分でする必要があったり、サポートが限られていたりするので、自社のリテラシーに合ったツールを選ぶようにしましょう!

中小企業向けのSFA(営業支援ツール)10選

Senses|BtoBの中小企業におすすめ

Senses

【製品概要】
従来のSFAでは管理を主眼としていたため、現場の営業パーソンからは入力作業などが増えるだけ、と敬遠されていました。 そこで開発されたのがSensesです。

G SuiteやOffice 365などのグループウェア(メール、カレンダーなど)との自動連携や人工知能(AI)で、ネクストアクションを提案してくれることが大きな特徴です。 また、わかりやすいUIで、操作が直感的にできるため、使いやすい&定着しやすくなっています。

【月額費用】
1ユーザー5,000円〜

【特徴】
・メールやカレンダーとの連携で、取引先とのやりとりや会社情報を自動で取得。入力負担を大幅に軽減できる
・人工知能を用いて営業のデータやナレッジを全員で共有できる
・現場の営業の使いやすさを考えた、シンプルな機能とわかりやすいUI/UX

【活用事例】
業種:IT・ソフトウェア開発
従業員規模:26名(2017年6月時点)

導入の決め手と効果:
サービスへの反響が大きく、問い合わせが増え続けていたので、メンバーの増員をしたいと思っていたものの、新人教育のために時間的なコストをかけるのは厳しいと感じていたとのこと。

そこで、ナレッジを蓄積できるSensesを導入。案件に対してどのようなメールのやり取りをしたのかがデータとして残っているので、新しいメンバーへの情報共有に役立っているそうです。

詳細はこちら:費用対効果で納得。「時間を買っている」という実感があります。 – SmartHR

サービス名: Senses
https://product-senses.mazrica.com/

Zoho CRM|のびる・のばすビジネスのしくみ

Zoho CRM

【製品概要】
案件(商談)や行動管理など営業活動を自動化できるSFAと、メールの一括送信やSNSで見込み客を発掘するといったCRM機能の2つを兼ね備えているツールです。

その割には月々のランニングコストが低いのが嬉しいポイント。 SFAとCRMで迷っている企業におすすめです。

【月額費用】
1ユーザー2,400円〜

【特徴】
・初期費用0円で、低コストで導入ができる
・Appleカレンダー、G Suite、自社サービスとの連携やアプリの作成などカスタマイズできる幅が広い

【活用事例】
業種:不動産仲介
従業員規模:70名(2016年6月時点)

導入の決め手と効果:
Excelの管理ではリアルタイムでの状況把握やフォローができないという状況が続いていた中で、新社長の就任とともにIT化することに。仲介・賃貸・物販の3部門での活用が期待できることと、他社ツールの1/5という低価格でZoho CRMを採用。

導入後は、月100〜150件登録される新規案件の取りこぼしもなくなり、顧客対応がスムーズになったことでクレームも激減したそうです。

詳細はこちら:不動産の業務を効率化し、「仲介」「賃貸」「物販」3部門の課題を解決!

サービス名: Zoho CRM
https://www.zoho.jp/crm/

ちきゅう|980円ではじめる”かんけいづくり”

ちきゅう

【製品概要】
顧客管理、商談管理、データ分析、チーム内ディスカッション、やること管理など「顧客との関係づくり」に必要な機能が一体となったクラウドサービスです。

営業部員が数名規模で、なんとなくExcelでは管理しづらくなってきた、一人ひとりと話せる時間が減ってきた、という会社に最適です。

【月額費用】
1ユーザー980円〜

【特徴】
・グラフ、やることリストなど、つくったガジェットを自由自在に組み合わせてトップ画面に配置できる
・料金は月額980円〜、低コストで導入可能

【活用事例】
業種:エステサロン運営
従業員規模:記載なし

導入の決め手と効果:
大手予約サイトの顧客管理システムでは、顧客の情報が見えずマーケティングに活かせない、店舗ごとにデータベースがことなるため確認に時間がかかるといった課題を抱えていました。

今後、店舗を増やしていくことと、お店のスタッフはパソコン操作が得意ではないことを踏まえて、直感的に操作ができる「ちきゅう」を導入することに。全店舗での顧客情報やカルテの共有がスムーズになったそうです。

詳細はこちら:https://chikyu.net/case/fiore/

サービス名: ちきゅう
https://chikyu.net/

kintone|サイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォーム

kintone

【製品概要】
kintoneは、業務アプリを作成できるプラットフォームです。 SFAではありませんが、案件管理や日報、顧客リストといったSFAの機能はもちろん、勤怠管理やワークフローなどもkintone上で管理することができます。

なお、アプリの作成は①Excelからの取り込み、②サンプルアプリ、③フォームでつくる、の3種類から選ぶことができ、どれも開発の知識は不要で簡単に作れます。 SFA以外の機能も使ってみたい、という企業におすすめです。

【月額費用】
1ユーザー1,500円~

【特徴】
・100種類以上のサンプルアプリから、自社に合ったアプリをダウンロードできる
・アクセス権限やユーザー管理のほか、操作を変更前のバージョンに戻せる機能で、安全に管理・運用ができる

【活用事例】
業種:予備校
従業員規模:50名以下

導入の決め手と効果:
顧客である学生との商談管理システムとしてSFAを導入したものの、入力項目が煩雑で、現場の営業担当に負荷がかかっており、機能の10%も使いこなせていない状態でした。

コスト、スピード、シンプルさでkintoneの導入を決定。入力がシンプルになったことで運用にもトラブルはなく、また、コストは1/10にまで削減できたとのことです。

詳細はこちら:「kintone」への SFA 乗換えで、コストを 1/10 に削減わずか1ヶ月で商談管理システムの移行に成功

サービス名: kintone
https://kintone.cybozu.com/jp/

Sales Force Assistant|AI秘書が営業現場の一人ひとりをアシストするSFA

Sales Force Assistant

【製品概要】
日報機能に強みを持つSFAで、日報を見るだけで顧客、案件、クレーム、訪問計画の管理ができます。

一番の魅力はなんといっても、営業メンバー一人ひとりにAI秘書が専属でつくこと。 スケジュール管理はもちろん、業務の抜け漏れや提案のタイミングまで教えてくれます。

【月額費用】
1ユーザー3,500円〜

【特徴】
・顧客深耕、顧客創造などパッケージがあり、業種や営業スタイルに合わせて選択可能
・専属のAI秘書が、24時間365日業務をサポートしてくれる

【活用事例】
業種:金融、証券
従業員規模:109名(2007年3月時点)

導入の決め手と効果:
上場を検討する企業の支援を行っている法人営業部門では、フォローする期間が長く、担当者が異動になるたびに膨大なデータを入力する→新任の担当者がその資料を読むといった、時間的なロスが発生していたそうです。

そこで、営業活動に本当に役立つかどうか、という観点でツールを選定。日報を全メンバーで共有できるようになったことで、先輩の商談履歴を参照したり、部署を超えて日報で相談するようになったりと、情報活用により組織の活性化に繋がったとのことです。

詳細はこちら:http://www.salesforce-assistant.com/jirei/c3_26.html

サービス名: Sales Force Assistant
http://www.salesforce-assistant.com/

HubSpot|オールインワンのセールスプラットフォーム

HubSpot Sales

【製品概要】
営業支援機能に加えて、Webやメールのトラッキングなどマーケティングオートメーション(MA)の機能も充実しているオールインワンのツールです。

同社が提供する無料のCRMと連携することにより、マーケティング、営業支援、顧客管理というセールスサイクルをスムーズに回していくことができます。

【月額費用】
$0〜

【特徴】
・社内外のメンバーと簡単にミーティングを設定でき、GoogleやOffice365のカレンダーにも同期できる
・見込み顧客がメールを開いたり、リンクをクリックすると同時に通知、理想的なタイミングでアプローチやフォローができる

サービス名: HubSpot
https://www.hubspot.jp/products/sales

GRIDY SFA|営業プロセスを可視化し、PDCAサイクルの高速化を実現!

GRIDY SFA

【製品概要】
ユーザーが増えるたびに費用が増えるSFAが多い中で、GRIDY SFAはなんと、同じ金額のままでユーザー数を無制限に増やすことができます。

営業メンバーが多い中で、できる限りコストを抑えたいという企業ににおすすめのサービスです。

【月額費用】
50,000円〜

【特徴】
・同社が提供する名刺管理CRMとの連携が可能
・スマートフォンやタブレットから、顧客情報や商談内容を確認、営業報告ができるため、時間や手間が大幅に削減できる

【活用事例】
業種:IT、MSPサービス
従業員規模:29名(2017年9月時点)

導入の決め手と効果:
日報や案件管理をメールやExcel、紙といったアナログな方法で行っていたため、営業情報を全社で共有するにはどうしたらいいかと頭を悩ませていたそうです。

案件管理に加えて社内で情報共有できるグループウェアが統合されていることから、GRIDY SFAを採用。営業が聞いてきたお客さまの声をすぐに技術部門で対応できるようになるなど、顧客満足度アップにも繋がったそうです。

詳細はこちら:導入事例:株式会社ネットアシスト様

サービス名: GRIDY SFA
https://knowledgesuite.jp/service/sfa.html

WaWaFrontier|つかえるSFAで業績向上支援

WaWaFrontier

【製品概要】
スケジュール登録と同じような感じで簡単にできる日報入力や、見たい情報だけを表示させられるフィルタ&ビュー設定など、感覚的に操作ができるツールです。

IT初心者が多い会社や、日報とSFAを同時並行で活用したい会社におすすめです。

【月額費用】
1ユーザー1,000円〜

【特徴】
・グループウェア「WaWaOffice」との連携が可能
・商談ごとに営業計画が設定できる商談物件進捗管理、受注予定表、行動分析などマネジメントに役立つ機能が豊富

【活用事例】
業種:建設(設備施工)
従業員規模:55名

導入の決め手と効果:
以前は日報などを紙で管理していたそうですが、WaWaFrontierを導入後、データで全社に共有できるようになったことで、相談や報告がしやすくなったそうです。

また、稟議書や経費精算が楽になったり、移動中に日報や連絡事項を確認できたりと、想定していなかった効果も得られたとのことです。

詳細はこちら:社内連絡ツールの強化により、社内業務の効率化を実現

サービス名: WaWaFrontier
http://www.wawaoffice.jp/product/sfa/

ネクストSFA|シンプルでいて高機能な営業支援ツール

ネクスト SFA

【製品概要】
営業活動の効率化に必要な機能だけがコンパクトにまとまっているため、UIがシンプルで使いやすいツールです。

たとえば、日付を選んで履歴を登録するだけで日報が自動で作成できるなど、多忙な営業パーソンの強い味方になってくれます。

【月額費用】
50,000円〜

【特徴】
・進行中、失注したものなどステータスを指定してメールの一括送信が可能
・取引先ごとに行動量の目標を立てて進捗を追うことができる

サービス名: ネクストSFA
https://next-sfa.jp/

Nice営業物語Smart3|スケジュール管理や営業報告が作成できる営業サポートアプリ

NICE営業物語Smart3

【製品概要】
営業担当者が使いたい機能を盛り込んで開発されたツール。 最新のバージョンでは、Apple Watchとの連携もできるようになっています。

また、営業報告は手書きや音声メモ、画像などを残すことができ、メール、LINE、Evernoteなどさまざまなツールに送ることができます。

【月額費用】
非公開

【特徴】
・iOSカレンダー経由でGoogleカレンダーやOffice365と同期が可能
・営業報告の作成は入力項目を選択するだけなので、片手で簡単に操作できます

まとめ

以上が、中小企業向けのおすすめSFA(営業支援ツール)10選です。

検討する際の最大のポイントは、本当に必要な機能だけを備えたシンプルなものにするということ。

こうすることで導入時のコストを低く抑えられると同時に、入力や覚える手間を省くことができ、結果的に導入が上手くいきます。

上述した導入事例を見ていただくとわかりますが、どの企業も自社の課題を特定してから、それに合うツールを選んでいますよね。

ちなみに、本当に必要な機能を見極めるには、「自分たちが解決したい課題は何か」を考えてみる必要があります。

というわけでまずは、営業部内や社内で話し合ってみることから始めてみていただければと思います。

その他、おすすめ記事