ITエンジニアやWEBデザイナーなど、フリーランスで活躍する職種が多く見受けられるようになってきました。
実は営業職もその一つ。
営業職は企業の売上を担う役割なので企業に所属しなければいけないイメージを持たれがちですが、フリーランスとしてクライアント企業の商材を営業する人が増えているのです。
それでは、フリーランスの営業職として活動するためには、どのようにクライアント企業と関わればいいのでしょうか。
本記事ではフリーランスの営業の働き方や独立するメリット・デメリットをふまえ、営業フリーランスとして成功するポイントを解説します。
営業フリーランスを検討している人はぜひ参考にしてください。
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この記事の内容
営業フリーランスのなり方
営業フリーランスになるための準備
営業フリーランスとして活躍するためには、しっかりと準備をしなければなりません。 開業後にスムーズに活動するために必要な準備として、以下の4点が挙げられます。
・人脈作り
フリーランスは、企業や個人事業主から「業務委託」という形態で仕事を請け負います。
つまり、「誰かから仕事をもらう」必要があります。フリーランスになりたての時は実績もなく仕事をもらえるルートも限られているため、必然的に知っている人からの依頼や紹介がメインとなるでしょう。
したがって、しっかりと人脈を気づいてくことがフリーランスとして軌道に乗るための重要なポイントです。
現在会社勤めをしているのであれば、車内の上司や同僚のみならず顧客や外部のパートナーとも良好な関係を気づいておきましょう。また、勉強会や人材交流会に参加することも有効な方法と言えるでしょう。
・貯金
フリーランスの場合、店舗や会社の設立と比べると少ないコストで独立・開業することができます。
しかし、PCやプリンターといった備品の購入費用など、最低限の開業資金は用意しておく必要があります。
また、フリーランスになると月々の収入の保証はなくなります。
通常、安定した売り上げを確保するまでは時間がかかることが多く、スタートが好調な場合であっても仕事の切れ目などに収入が途絶えるリスクもゼロではありません。
そのため、少なくとも半年程度の生活費にあたる金額は貯めておいた方が良いでしょう。
・同業種のフリーランスに話を聞く
知り合いに同業種のフリーランスがいるならば、仕事の実態や苦労話、業界のトレンドなどを必ず聞いておくべきです。
いない場合は、勉強会やセミナーなど交流の場に出向いて質問してみるのもいいでしょう。
リアルな情報を得ることでより適切な準備と心構えができるはずです。
・フリーランスの仕事情報をチェックする
同業種のフリーランスに話を聞くのと同様に、情報収集に欠かせないポイントとしてフリーランスの仕事情報をチェックすることが挙げられます。
インターネットなどで様々な情報に触れることで、高収入を得やすい案件の特徴や、業界全体でニーズの多い仕事の傾向などを掴むことができます。
そういった仕事を受けるために必要な知識やスキルを身につけておくことが、フリーランスになったときに間違いなく有利に働きます。
仕事情報をチェックし、自分に足りないポイントを見極めてスキルアップに努めるとよいでしょう。
案件探しの方法
営業フリーランスとして活躍するためには、仕事を受注する必要があります。
フリーランスとしてどのように案件を探せば良いか、おすすめの方法7つを紹介いたします!
1.以前の職場から業務委託
以前の職場から自分が担当していた業務を、業務委託として引き継ぐことで、新たに仕事を見つける必要がなくなります。
さらに、これまで一緒に仕事をしてきた仲間と連携できるため、信頼関係を築くことも難しくないでしょう。
2.知人からの紹介
名前が広く知られていないうちは、新規案件を取ることが難しい場合があります。
自分のことを知っている方から仕事の依頼や紹介を受けて、フリーランスとしての実力を身につけていくのも良いでしょう。
3.クラウドソーシングの利用
実績の少ないフリーランスでも仕事を取りやすいのが、クラウドソーシングに登録して案件を獲得する方法です。
代表的なサービスは「クラウドワークス」や「ランサーズ」などが挙げられます。
4.SNSを通した営業活動
近年SNSが浸透したことで、フリーランスの営業活動の一つとして利用できるツールとなりました。
自分の実績やスキルをSNSで発信しながら仕事を探してみると、新たな仕事依頼や企業との出会いがあるかもしれません。
5.ブログやホームページの開設
仕事を引き受ける窓口として、ブログやホームページを開設するのもおすすめです。
自分の実績や制作物をポートフォリオとして掲載することで、関係者の目に留まったり、求人の際に自分のスキルをアピールしやすかったりします。
6.コミュニティや交流会などに参加
同業者とのコミュニティや企業と名刺交換できる交流会、スキルアップにつながるセミナーなど、積極的に参加して自分がフリーランスとして活躍していることをアピールすると良いでしょう。
7.フリーランスエージェントを通す
営業が苦手な方は、フリーランスを対象にしたエージェントを利用して案件を獲得するのもおすすめです。
実績や経験を活かせる案件内容をピックアップしてもらえます。
フリーランスの営業職の種類
フリーランスの営業職としてクライアントの商品・サービスを営業するには「営業代行」と「代理店販売」の2パターンの方法があります。
営業代行
営業代行とは、自社の商材を売ってほしい企業に代わって営業活動を代行する方法です。
企業とは雇用契約ではなく業務委託契約を締結することになります。
契約内容は固定報酬制もしくは成果報酬制、または固定報酬+成果報酬型のいずれかです。
一般的に営業代行を依頼する企業は「営業リソースがない」「営業ノウハウがない」などの課題を抱えている場合が多く、即戦力として営業代行ができる人員を求めています。
また「テレアポだけを代行してほしい」「テレアポから商談まで代行してほしい」「営業プロセスを構築してほしい」などニーズが異なります。
単純に営業活動を代行するのみでなく、コンサル的な立場で介入しなければいけないケースもあるのです。
販売代理店
販売代理店とは、製品を作っている企業を代理して販売する方法です。
販売代理店と一まとめにしても、さまざまな種類の代理店制度があります。
- 紹介代理店:お客さまを製造企業に紹介する→商談や契約は製造企業が行う
- 再販代理店:製造企業の商品を仕入れて、卸値にプラスした価格で販売する
- OEM:製造企業の商品を、別のブランド名や商品名で販売する
販売代理店を募集している企業によって、どの方法を取り入れているかは異なります。
また個人代理店はNGとしている企業もあるので、契約内容は充分にチェックしましょう。
営業フリーランスになるメリット・デメリット
営業フリーランスとして働くことはメリットもあればデメリットもあります。
どちらも理解し、フリーランスとして独立するのかどうか検討しましょう。
営業フリーランスのメリット
営業フリーランスになる一番のメリットは、頑張り次第でかなりの金額を稼げる点です。
企業の営業職として所属していると、決められた月収にプラスして営業のインセンティブがもらえますが、インセンティブの金額はそれほど期待できません。
企業によってはインセンティブ制度がない場合もあり、どんなに頑張っても報われないこともしばしば。
しかしフリーランスなら月収が決められているわけではないので、頑張れば頑張ったぶんだけ報酬に直結します。
また、自分のスタイルで自由に営業できるのもメリット。
企業に勤務していると決められた営業スタイル・プロセスに即して営業しないといけず、自分に合わない営業スタイルだとなかなか成果が出ません。
フリーランスなら自分なりの営業スタイルで営業できるため営業しやすく、成果も出しやすくなるでしょう。
営業フリーランスのデメリット
営業フリーランスのメリットとして収入が上がる可能性を挙げましたが、収入面がデメリットにもなり得ます。
営業がうまくいかず思うように売れなければ、収入が下がってしまう可能性もあるのです。
残業代や賞与もないため、企業に勤めているよりも収入は不安定になるでしょう。
また、常に勉強し続ける必要もあります。
企業に所属していれば研修制度や教育などがあり、スキルアップできる環境が整っています。
しかしフリーランスは自己責任。
営業スキルの勉強は自分自身で意識的に行わなければいけません。
さらにクライアント企業の商材を売るということは、その商材についての知識も必要不可欠。
新しい案件を受注するたびに商材について勉強しなければならず、負担になる可能性が考えられます。
関連記事:営業のスキルアップには研修サービスもおすすめ!おすすめサービス9選はこちら!
営業フリーランスで成功する5つのポイント
営業フリーランスはメリットもデメリットもありますが、せっかく独立するのであれば成功したいもの。
フリーランスの営業として成功するポイントを5つ解説します。
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企業で営業職のノウハウを学んでから独立する
いきなり営業フリーランスとして独立するのではなく、企業に勤務してある程度のノウハウを身につけてから独立しましょう。
営業職の経験が浅いまま独立すると、クライアントの信頼感を得られずになかなか案件が見つからないという事態にもなりかねません。
企業の営業組織で学ぶことはたくさんあります。
営業戦略の立案方法、営業プロセスの立て方、実際の商談やプレゼン方法、売上分析など。
これらの営業活動にまつわるさまざまな営業ノウハウやナレッジを学んでから、フリーランスとして独立しましょう。
これから成長する業界の知識を身につける
営業代行を依頼する企業は、営業リソースが足りていないことが多い傾向です。
つまり人手不足に悩まされがちなベンチャー企業やスタートアップなど、これから成長する企業が営業代行を必要としているケースが多いでしょう。
そのため、これから成長する業界の知識を身につけておけば、今後フリーランスとして独立しても安定的に案件を見つけられる可能性が高まります。
これから成長する業界としては、以下の業界が考えられます。
- 最新IT(ビッグデータ、AI、IoT、5Gなど)
- インターネット広告
- 医療、ヘルスケア
- 介護、高齢者ビジネス
このような、これからの伸びしろが期待できる業界の知識を身につけることで、今後ベンチャー企業やスタートアップの案件獲得の可能性が高まります。
関連記事:営業におすすめのWebメディア10選
エージェントサービスやクラウドソーシングを活用する
フリーランスとして独立したとき、一番の不安材料は「案件がみつかるかどうか」ではないでしょうか。
営業代行を募集している企業の情報は、なかなか入手できません。
そのためエージェントサービスやクラウドソーシングなどをうまく活用し、営業代行の案件情報を手に入れましょう。
営業フリーランス向けのサービスは、以下のものが挙げられます。
これらのサービスを活用し、自分に合った案件を探しましょう。
複数の案件を並行する
収入アップを目指すのであれば、複数の案件を並行して進めるのもおすすめです。
毎日の稼働が義務付けられているのでなければ自分の都合で案件を進められるため、複数の案件を同時に進めることもできます。
ただし商材についての理解や顧客の管理などの手間は増えるので、慎重に検討しましょう。
SFAで案件管理をする
営業フリーランスになると、複数のクライアント企業のさまざまな商材を扱う必要があります。
もちろん営業案件も増えるため、進捗を管理しきれないと対応漏れやミスが発生して、収入減少につながるリスクも。
このようなリスクを回避するためにも、SFAでの案件管理をおすすめします。
SFAでは顧客や案件の管理だけでなく、スケジュールや売上の管理も可能です。
「自分ひとりだけだからSFAを使う意味がない」と思っている人も多いかもしれませんが、フリーランスこそSFAを活用することで営業効率を上げられます。
SFAに関する記事はこちら:
営業フリーランスこそ使ってほしいSFA「Mazrica Sales」
営業フリーランスにおすすめのSFAとして、当社が提供しているMazrica Salesを紹介させていただきます。
▶▶Mazrica Salesのことがもっとわかる概要資料はこちら!
直感的なインターフェースと操作性
Mazrica Sales の一番のこだわりは、営業現場での使いやすさ。
わかりやすいインターフェースで、直感的に情報を把握できます。
たとえば案件ボードでは、最終アクション日からの経過日数に応じて色分けのアラートが出るため、対応漏れが一目でわかります。
また操作性にも優れており、クリック・ドラッグ・ドロップというシンプルなアクションでいろいろな操作が可能です。
外部サービスとの連携による入力負荷軽減
Mazrica Salesは豊富な外部サービスと連携可能。
連携することでデータが自動同期され、入力負荷が軽減されます。
たとえばGmailの内容を自動でMazrica Sales内に取り込むため、わざわざメールを開かなくても顧客とのやり取りを確認できます。
▶▶Mazrica Salesと連携できるサービス11選はこちら!
また名刺管理ツールやスケジュールアプリなどさまざまな外部サービスと連携するため、二重入力の手間やミスを防いで業務を効率化します。
視覚的な分析レポート
Mazrica Sales には分析レポート機能も搭載されており、複雑な分析も自動で抽出可能。
売上の予実管理ができるだけでなく、営業アクションや商材などで売上を分析できるため自分のボトルネックの把握にも役立ちます。
フリーランスとして独立している以上、数字を見るのも自分の仕事です。
そのため、Mazrica Sales のような視覚的にわかりやすい分析レポートを活用することで、分析の時間を短縮して営業活動に充てる時間を増やしましょう。
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終わりに
営業フリーランスは自由度が高く柔軟性がある反面、すべてが自己責任という側面もあります。
しかし、うまくいけば今以上の収入も夢ではありません。
今回紹介した内容を参考に、営業フリーランスとしての道を検討してみるのも良いでしょう。
当社では、営業フリーランスの方のSFA活用についてのご相談も受け付けております。
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