営業管理ツール・営業支援システム(SFA)は種類が多く、自社に合わないものを選ぶと活用し切れずにコストだけかかってしまう可能性があります。
SFAとは英語の「Sales Force Automation」の略語で、日本語では「営業支援ツール」「営業支援システム」などと呼ばれます。 企業の営業活動における情報全般をデータ化して蓄積し、分析することができるソフトウェアです。
今回は、SFAを提供している10社を厳選し、各SFAのサービス紹介とツールごとの特徴や活用方法をご紹介します。是非、自社に合うSFA選びの参考にしてください!
この記事を読むことで、最適なSFA・営業支援ツールが見つかるはずです。
この記事の内容
SFA(営業支援)ツール比較表
以下、代表的なSFA(営業支援ツール)10社を比較表にして、まとめました。
※各ツールの費用は1IDあたりで算出。
費用 | 特徴 | |
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Mazrica Sales |
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Sales Cloud |
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e-セールス マネージャー |
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Sales Force Assistant |
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GENIEE SFA/CRM |
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UPWARD |
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Zoho CRM |
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kintone |
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JUST.SFA |
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Knowledge Suite |
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SFA(営業支援)ツールおすすめ比較10選
ここからは比較表にまとめた10のおすすめSFA・営業支援ツールについて、具体的に紹介、比較していきます。
尚、中小企業向けのSFAについては下記の記事にまとめていますのでご覧ください。
関連記事:中小企業向けSFAおすすめ10選|機能と金額まで徹底比較
1. Mazrica Sales|誰でも使える、誰でも成果を出せるSFA/CRM
【特徴】
- Google Workspace(旧Gsuite)、Microsoft365(旧Office365)などのメール、カレンダー連携による入力負荷の軽減
- 直感的に営業の状況を把握できる案件管理画面
- 営業のボトルネックを分析できるレポートやAIによるネクストアクションのレコメンドなど、データの蓄積から営業の分析・改善までをカバー
▶︎Mazrica Salesの特徴・他社との違いに関する詳細はこちら
実際にMazrica Salesが現場にてどのように活用できるのかに関しては下記をご参照ください。
▶▶【無料】営業支援ツール『Mazrica Sales 』の導入で得られる14のメリットとは?
【モバイルアプリ】
あり
【価格】
Starterプラン
月額27,500円(5,500円/ID)から
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,500円
Growthプラン
月額110,000円(11,000円/ID)から
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額11,000円
【こんな企業にオススメ】
- 案件管理、進捗管理を手軽に行いたい企業
- 営業の入力負荷を下げ、営業効率を上げたい企業
- データを溜めてそれを活用する文化を醸成したい企業
- SlackやGmailなど、様々なツールと連携して営業管理がしたい企業
Mazrica Sales は様々な外部サービスと連携できます。
関連記事:Mazrica Sales と連携できる外部サービス11選
【導入効果】
Mazrica Sales の導入・活用により、以下のように営業現場で実際に活用しているユーザーが「売上向上」や「工数削減」を実現しています。
・1人あたりの「売上アップ率」:+39.6%
・1人あたりの「工数削減率」:-30.0%
SFAを比較しMazrica Salesを導入したお客様のレビュー
▶︎▶︎Mazrica Salesのサービスについてのお役立ち資料はこちら
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2. Sales Cloud|自社固有の統制ルールを反映し細かな管理をしたい企業におすすめ
続いては一番メジャーなSFAである、SalesforceのSales Cloudをご紹介したいと思います。
【製品特徴】
Sales Cloudは世界でトップシェアを誇るSFAです。
特徴は非常に多機能で、基幹システムやMAとの連携など大体のことは実現できるという点です。
ただ、その反面あまりに多機能なため、実際の運用にはかなりコストがかかることもあります。
うまく活用している企業の多くは、Sales Cloudの運用担当を社内に設けていると聞きますし、その特徴もあってか導入企業の多くは大企業です。以下のような記事もあるので是非参考に。
【費用】
初期費用:情報なし
月額利用費:1ユーザー19,800円(Enterprise)
※年間契約
【特徴】
・導入実績から多種多様な営業形態に合わせた活用パターンを持っている
・様々なツールとAPIで連携が可能
・自社の業務内容に合わせた細かいカスタマイズも可能(開発スキルが必要)
・最初の設計に時間とコストがかかる
・やりたいことを全て詰め込むと、営業現場に使われずに終わるケースが多い
・初期費用はかからないが、カスタマイズ費用が発生することが多い
【活用事例】
従業員規模:100名以下
業種:不動産
概要:営業活動から商談管理、顧客情報など可視化し、共有したことが、営業担当者の生産性を向上させ、離職率の低下につながったようです。
参考URL:https://www.salesforce.com/jp/customer-success-stories/upwish/
3. e-セールスマネージャー|営業コンサルサービスもご利用されたい企業におすすめ
Sales Cloudに次いで国内のSFAシェアを占めているe-セールスマネージャーをご紹介いたします。
【製品特徴】
e-セールスマネージャーは国産のSFAとしてはトップのシェアを誇っており、オンプレミスでのサービスを提供できる点や、営業プロセスの見直しなど、丁寧に研修サポートもしている点が特徴となっています。
SFAを導入した後の運用までのサポートに定評があり、営業がツールに慣れていない、営業を抱える支店が多いなど、SFAを営業現場に活用してもらうことがハードルになる企業におすすめです!
より詳細なe-セールスマネージャーの評判については以下の記事を参考に!
【費用】
初期費用:0円
月額利用費:1ユーザー6,000円〜
【特徴】
・SFAの提供だけでなく、営業プロセスの見直しもサポートしてくれる
・運用に乗るまで担当営業が丁寧にサポートしてくれる
・オンプレミス版の実績が多い
・一方でクラウドの実績は比較的少ない
・運用に乗せるまで時間がかかる
【活用事例】
従業員規模:6,000名〜
業種:商社・物流
概要:営業組織の改革を行う際にe-セールスマネージャーを導入しています。
既存の営業フローにSFAを合わせるのではなく、多数いる営業を効率的に管理するためのプロセスマネジメントの手法に合わせて設計・運用をしたようです。
参考URL:https://www.e-sales.jp/casestudy/zennoh/
http://www.e-sales.jp/
4. Sales Force Assistant|AI秘書を活用したい企業におすすめ
Sales Force Assistantはもともと、顧客創造日報と言う商品名でした。
その名の通り日報機能から始まったSFAなので、ルート営業などの日報を活用している企業におすすめです!
【製品特徴】
Sales Force Assistantの特徴といえば、ホームページでも大きく取り上げられているAI秘書機能です。
訪問先の企業のマッピングや、案件のタスクを管理することが可能だそうです。
より詳細なSales Force Assistantの評判については以下の記事を参考に!
【費用】
初期費用:50,000円
月額利用費:1ユーザー3,500円〜(顧客深耕・クラウド版)
※最低6か月契約が必要
【特徴】
・AI秘書を使って業務サポートを実現
・Sales Force Assistantの中にも顧客深耕、顧客創造などのシリーズがあり、自社に合わせたパッケージを利用可能
・導入に最短でも1か月の期間が必要
・SFA以外のグループウェアや見積共有ツールも提供している
・上記のツールを使っていないと営業現場に活用されずに終わることも
【活用事例】
従業員規模:100名〜500名
業種:製造業(食品)
概要:もともと紙の営業日報で営業管理を行なっていたところをSales Force Assistantで管理したことで、営業やマーケティング側の情報を素早く部門・拠点間で共有できるようになったそうです。
また、営業と生産部門の情報共有の強化だけでなく、マネジメントのスピードを強化することにも繋がったそうです。
参考URL:http://www.salesforce-assistant.com/jirei/c3_49.html
http://www.salesforce-assistant.com/
5. GENIEE SFA/CRM|直感的なUIで操作性に長けたツール
次は、直感的なUIで操作性に長けたSFA/CRM GENIEE SFA/CRMを紹介します。
【製品特徴】
必要な機能だけに絞ったシンプルなインターフェースです。
同社が販売するMA(マーケティングオートメーション)ツールであるGENIEE MAとの親和性に特徴があります。
関連記事:GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)の評判・口コミ・向き不向き|導入前に知っておきたいポイント
【費用】
初期費用:要問い合わせ・要見積もり
月額利用費:1ユーザー2,980円〜(スタンダード)
【特徴】
・誰もが使いやすいシンプルなインタフェース
・最小限の入力作業で営業効率を最大化できる
・カスタマイズ性が高い一方で、ITリテラシーが求められる
【活用事例】
従業員規模:不明
業種:製造業(カー用品)
概要:案件の可視化と情報共有の抜け漏れ防止を実現。さらに、これまでフローが整っていなかった見積もりの承認フローがシステムで自動化され、営業担当者の負担がより削減されたそうです。
参考URL:https://chikyu.net/case/chori/
https://chikyu.net/
6. UPWARD(アップワード)|ルートセールス、ラウンダーにおすすめ
次はルートセールス向けに開発されたSFA、UPWARD(アップワード)をご紹介したいと思います。
【製品特徴】
UPWARD(アップワード)は顧客データ、スケジュール、地図・位置情報を連携させることによって、ルートセールスの業務を支援するサービスです。
案件・売上管理よりも、訪問業務の生産性アップをメインに置いています。
【費用】
初期費用:100,000円
基本料金:21,000円(5名まで利用可能)
月額利用費:1ユーザー2,200円〜(Standard Edition)
※年間契約
【特徴】
・ルートセールス、ラウンダーに特化しており、位置情報をもとにしたネクストアクション管理などが可能
・優良顧客のマップなどを見ることもできる
・案件管理型の営業だと機能しにくい
・SalesforceのCRMと連携している
・単体だとシステムの立ち上げに時間と手間がかかる
【活用事例】
従業員規模:10,000名〜
業種:製造業
概要:営業所での事務作業にとらわれず、農家さんの活動時間に合わせて訪問できるようになったそうです。また、お客様への訪問状況を地図上に可視化することで訪問活動の活性化や効率化につながったそうです。
参考URL:https://www.upward.jp/case/kubota
https://upward.jp/
7. Zoho CRM|低コストでSFAを使いたい企業におすすめ
次は海外で開発され、日本法人もあるZoho CRMをご紹介いたします。
【製品特徴】
Zoho CRMはCRM(顧客関係性マネジメント)とあるように、SFAに特化したものではなく、メール一括送信や他サービスとの連携などの機能が付いています。
価格も非常に安く、低コストでCRMを活用したい企業にとってはおすすめです。
【費用】
初期費用:0円
月額利用費:1ユーザー4,800円〜(エンタープライズ)
※年間契約
※月間契約の場合はオンライン決済のみ
【特徴】
・低コストで導入が可能
・様々なサービスと連携が可能
・サポートはセミナーで行うためリテラシーが高くないと活用が難しい
・多くの機能を搭載しているためUIが複雑
【活用事例】
従業員規模:不明
業種:情報通信業
概要:Excelの営業管理に限界を感じ、別のCRMを導入したが運用がうまくいかずZoho CRMに変更をされたそうです。
既存のCRMではカスタマイズの必要があった見積・請求書管理の機能やフォーム機能を活用し、システム全体のコスト削減を実現されたそうです。
参考URL:https://www.zoho.com/jp/crm/customers/skycom.html
https://www.zoho.com/jp/crm/
8. kintone|サイボウズオフィスと合わせてSFAを導入したい企業におすすめ
グループウェアで有名なサイボウズが提供しているkintoneをご紹介いたします。
【製品特徴】
kintoneはSFAではなく、業務アプリケーションサービスです。
ただ、いくつかパッケージがあり、その中に案件管理・日報などの機能があります。
もともとがSFAではなく、業務アプリケーションなので、SFAの機能だけではなく勤怠管理やワークフローなどもkintone上で管理をすることが可能です。
具体的な評判については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:
kintoneはSFAとして便利?営業に使うメリット・デメリットとは
kintoneは使えない?評判や口コミ・導入の向き不向きを紹介
【費用】
初期費用:0円
月額利用費:1ユーザー1,500円〜(スタンダードコース)
【特徴】
・低コストで導入が可能
・SFA以外の用途でも利用が可能
・自分たちで要件定義・設定をできないと活用が難しい
・最初の設定に時間がかかる
【活用事例】
従業員規模:5,000名
業種:情報通信業
概要:本来はお客様からの問い合わせなどを紙で共有していたため、情報共有に時間がかかっていたそうです。そこで、kintoneに顧客データを取り込みながらアプリケーションを作成し、活用を進めたみたとのこと。
顧客からの問い合わせ情報を現場に的確に受け渡すことが可能となり、外出先からでもスムーズに情報を受け取れるようになったそうです。
参考URL:https://kintone-sol.cybozu.co.jp/cases/jcom.html
https://kintone.cybozu.co.jp/
9. JUST.SFA|画面設計を自分たちで行いたい企業におすすめ
ジャストシステムが開発しているJUST.SFAをご紹介いたします。
【製品特徴】
JUST.SFAは「ヒト『に』合わせるSFA」を銘打っており、ダッシュボードなどのトップ画面を自由にカスタマイズできる点が特徴です。
【費用】
初期費用:不明
月額利用費:1ユーザー15,000円〜
【特徴】
・自社の活用に合わせて画面の設定を変更することが可能
・やや費用が高い
【活用事例】
従業員規模:100名〜500名
業種:製造業(食品)
概要:既存のツールでは、操作性が悪かったことからほとんどデータの確認をすることがなかった役員がJUST.SFA導入によって、定期的にチェックをするようになったそうです。
SFAを使った情報共有によって、課題であった経営判断のスピードアップも実現しつつあるそうです。
10. ナレッジスイート(Knowledge Suite)|利用ユーザーの多い企業におすすめ
ナレッジスイート株式会社の出しているクラウド型ビジネスアプリケーションツール、ナレッジスイート(Knowledge Suite)をご紹介します。
【製品特徴】
ナレッジスイート(Knowledge Suite)は統合型ビジネスアプリケーションとして、SFA機能だけでなく、グループウェア機能、CRM機能といったビジネスに役立つ機能がオールインワンで提供されています。
また、ナレッジスイート(Knowledge Suite)は一企業ごとの契約であり、利用ユーザー数が無制限ですので、メンバーが増えるほどコスパよく使うことができます。
関連記事:ナレッジスイート(Knowledge Suite)の評判・口コミ|統合ビジネスアプリケーションの特徴とは?
【費用】
・グループウェア:月額6,000円(3GB)
・SFAスタンダード:月額50,000円(5GB)
・SFAプロフェッショナル:月額80,000円(50GB)
【特徴】
・利用ユーザー数無制限
・容量には制限があるため、超過した場合に追加料金が必要
【活用事例】
従業員規模:不明
業種:メーカー
概要:営業担当者が個別に商談の進捗状況を管理しており、各案件がブラックボックス化していましたが、ナレッジスイート(Knowledge Suite)を活用することで、商談の進捗状況を全社レベルで共有できました。
参考URL:https://ksj.co.jp/knowledgesuite/case/case-footmark.html
https://ksj.co.jp/knowledgesuite/
SFA(営業支援)ツールとは?
SFAとは「Sales Force Automation」の略称で、日本語では「営業支援ツール」や「営業支援システム」と訳されるのが一般的です。
SFAは営業活動に特化したCRMという見方もあり、SFA/CRMと表現されることもあります。
※マーケティングに特化したCRMはMA(マーケティングオートメーションツール)です。
SFAは営業情報の管理に特化しており、営業活動にまつわる様々な情報を一元管理し、組織全体での情報共有が可能になります。
営業情報の一元管理、可視化と共有を行うことで営業の属人化を解消し、組織としての営業活動が行えるようになります。
また、現状を踏まえたうえで最適な対策が立てやすくなり、より効率的・効果的な営業活動へとつながるわけです。
関連記事:
SFAとCRMの違い
SFAと機能が重複していることもあり、違いが分かりづらいのがCRMです。
CRMとは(Customer Relationship Management)の略で、顧客管理ツールを意味します。
顧客をセグメントし、一人ひとりに適したきめ細かな対応を行うことで顧客満足度の向上や、長期的に顧客との良好な関係性を維持することを目的としたシステムです。
マーケティングや営業活動において、顧客との関係性を管理するツール(顧客管理ツール)を指す場合が多くなっています。
関連記事:
CRMとSFAの違いとは?機能・役割の比較と選び方を解説
SFAとMAの違い
MAはMarketing Automationの略であり、SFAが主に営業部門で活用するツールに対して、MAの主なユーザーはマーケティング部門担当者です。
MAは見込み顧客(リード)を獲得し、メールなどを活用し、見込みの度合いを上げるための育成(ナーチャリング)を行うことに長けています。
見込み顧客の状況に合わせたコンテンツを提供することで、相手の興味や関心をかき立てる役割を担います。
関連記事:MA・SFA・CRMの違いとは?MA連携でできることや事例を紹介
SFA(営業支援)ツールの導入メリット
Excelやアナログでの営業管理から、SFA(営業支援ツール・システム)を導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
SFAツールの導入は、「現場メンバー」と「マネージャー(管理者)」それぞれにメリットがあります。
主なメリットをそれぞれ2つずつ紹介します。
- 現場メンバーのメリット①個人の営業活動を効率化できる
- 現場メンバーのメリット②過去のナレッジを活用できる
- マネージャーのメリット①営業活動の報告・共有がカンタンになる
- マネージャーのメリット②レポート機能による様々な分析・示唆出しができる
その他、SFAツールの必要性や導入メリットに関する詳細はこちらの記事でも紹介しています。
関連記事:
SFA(営業支援)ツールの基本機能
SFAには基本的な機能として、
- 案件管理機能
- 商談管理機能
- 営業プロセス管理機能
- 予実管理機能
があります。以下で各機能について紹介してますので参考にしてください。
尚、各機能の紹介と併せて、SFA/CRM・営業支援ツールMazrica Salesを例にして解説しています。
案件管理機能
案件管理機能とは、「見込顧客」の状態から「受注」につなげるために案件情報を適切に管理する機能のことです。
SFAでは、取引先企業、営業担当、提案商品・サービス、進捗状況、受注見込み、受注予定日、受注見込み額などの項目で営業案件の詳細情報を管理できます。
Mazrica Salesでは「担当者」「取引先企業」「提案サービス(商品)」「受注見込額」「営業フェーズ(進捗状況)」「受注確度」を確認することができます。
案件の基本情報を見える化することで、案件の進捗状況を確認する手間が省け、案件の中身に関する具体的な話から始めることが可能です。
そのため、営業組織全体のコミュニケーションの質が高まります。
口頭による個々の案件進捗状況の確認をする必要がなくなることで、営業会議などもスムーズに進めることができるでしょう。
効率化の観点からも、案件管理情報の入力は徹底させていかなくてはなりません。
案件管理については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:
案件管理とは?営業の案件/商談管理におすすめツール10選を徹底比較
案件管理はSFAで効率化!メリットや成功のポイントも解説
商談管理機能
SFAツールには、「商談の進捗状況」を管理・共有する機能(商談管理機能)があります。
営業担当者が入力した活動内容は、個々の案件の進捗状況(フェーズ)や提案中の商品などのデータに自動反映されます。
Mazrica Salesの商談管理機能でも、「訪問目的」「過去の商談内容」「商談進捗状況」「次回アクション予定」など、商談の詳細情報を確認することができます。
商談内容の見える化のよって、売れている営業パーソンは、
- 商談先でどういった内容の話をしているのか?
- どういった資料を作成しているのか?
など、営業ナレッジを社内で共有することが可能に。ナレッジの共有により組織全体の営業パフォーマンスの向上に活用できます。
また、時系列で商談内容を確認することができるので、失注した案件の分析をする際にも活用できるでしょう。
失注原因が初回の提案内容によるものだったのか、それともリードタイムが長くなり過ぎてしまったことに原因があるのかといった振り返りができ、改善点や次の一手を導き出すことができます。
営業行動の管理機能
営業行動の管理機能では、営業プロセスの管理ができます。テレアポのコール数、アポイント数、訪問数、提案数、受注数などの項目で、営業パーソンの行動・結果をすべて数値化して管理できます。
Mazrica Salesでは、営業パーソンの日々の行動を時系列で表示されることで進捗状況を簡単に把握できます。
チームメンバーの行動状況や抱えている案件がどういったフェーズまで進んでいるのかを確認する際に便利な機能です。
商談管理機能同様、上司や売れている営業パーソンが、どういった行動を取っているのか、メールや電話のタイミングを参考にすることができるため、組織全体の営業パフォーマンス向上に活用できます。
また、案件のバッティングやスケジュール漏れなどを防ぐことも可能です。
関連記事:
営業プロセスの見える化—その効果や営業力強化のポイントとは?
SFAを使った行動管理・プロセス管理のメリットと注意点
予実管理機能
予実管理機能は、「案件」「期間」「営業パーソンごとの売上実績」「売上予測」を確認できる機能です。
グラフ表示もできるレポーティング機能を活用することで、簡単に把握できます。営業会議の資料も簡単に作成できるため非常に便利な機能です。
SFAの導入を検討する上で、Excelでの予実管理から脱却したいという理由を挙げる企業は多くいます。
売上予測を一瞬で確認することで、目標達成における現状の立ち位置を素早く把握し、常に先手を打つことができるようになります。
売上予測や予実管理については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
関連記事:
売上予測にはSFAの活用を|売上予測の方法を解説
予実管理とは?エクセルやツールを活用した分析・管理方法
SFAツールの選び方|比較ポイント5選
SFAツールを選ぶ際は、以下5点を意識してみてください。
- 費用対効果
- 他ツールとの連携
- 運用サポート
- モバイルへの対応
- 操作性
順番に解説します。
1. 費用対効果
SFAツール導入時は、やりたいことができるか、費用に見合っているかの2軸で考えることが重要です。機能としては、顧客管理・売上管理・案件管理などが挙げられるので、自社に必要な要素が入っているかを確認しましょう。
また、機能の質にも着目する必要があります。たとえば、自社の業務を効率化できるといっても、オーバースペックな場合、費用の出費が嵩むだけです。
予算を決めて、その中で選定することが大切と言えます。
関連記事:SFAの費用相場は?主要SFAの価格・導入費用を徹底比較!
2. 他ツールとの連携
SFAツール利用時には、他部署と連携する場面が出てくるはずです。たとえば経理と連携ができれば、請求書の発行をスムーズに進められます。
自社ですでに使っているものと連携しやすいツールを選んでおけば、作業がスムーズに進み、より効率的になるでしょう。
関連記事:SFAと連携すべき5つのツール|営業の成果の最大化のために
3. 運用サポート
運用サポートには、導入サポート・仕様変更サポート、保守サポートなどが挙げられます。SFAツール導入時には、どのサポートを受けられるか確認しておいてください。
とくに最初は慣れないことも多いので、サポートがないと思うように作業を進められない可能性があります。工数がかかりすぎて導入した意味がなくならないように注意が必要です。
また、サポートといっても無料でやってくれる場合と、チャットのみや有料の場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
4. モバイルへの対応
営業の仕事は出先で作業することも多いので、モバイルへの対応も欠かせない確認ポイントです。iPhone、Android両方に対応しているか、タブレットでも操作できるかを調べておきましょう。
モバイルに対応していない場合、移動中やインターネット環境がない場所で仕事ができないので、おすすめできません。
関連記事:スマホ活用で変わるSFAによる営業生産性|モバイル対応SFA10選
5. 操作性
いくら高機能でも使いこなせなければ、意味がないです。営業担当者が使いこなせるSFAを選びましょう。
パソコンからだけでなく、モバイルからの操作性も確認しておくのがベストです。
ツールによっては数日間の無料トライアルを設けている場合もあるので、ぜひ活用を検討してみてください。
SFA(営業支援)ツールの現状と課題
以前は売上向上のための営業管理を目的として導入されることが多かったSFAツールですが、最近は営業ナレッジの共有や営業分析ツールとして活用されることも増えてきました。
また、グループウェア(メールやカレンダー、クラウドストレージ)、MAや請求管理ツールなどとの連携機能を実装したSFAツールが増えています。
他のシステムと連携することで営業現場の入力の負荷を軽減し、部門を跨いだ分析を行うことも可能になります。
一方で、SFAツールを導入した企業の約半数は導入時の課題を解決できず、不満を抱えているという調査結果も出ています。
SFA満足度調査の結果によると、SFAツールに対する不満の主な原因は、以下の4つが挙げられます。
- SFAの機能が不足している(31.8%)
- SFAの機能が多く活用しきれない(29.6%)
- 入力する項目が多く、業務負荷が増えている(23.5%)
- 営業パーソンの情報入力が徹底されない(22.9%)
つまり、SFAツールを活用しビジネスで成果を上げるためには、営業課題を解決できる必要十分な機能があるだけでなく、現場が使いやすい(使いたくなる)業務全体の効率を上げるためのSFAツールが必要だと言えるでしょう。
関連記事:営業がSFAに入力しない原因とは?入力率を上げる4つのポイント
下記の資料では40種類以上のSFA/CRMツール(顧客管理機能を持つSFAツール)を徹底分析し、4つのタイプに分類しています。
1週間程度かかる製品概要を短時間でインプットいただけるようになっております。「SFA・営業支援ツールの導入を検討しているが、種類も多くどのサービスを利用してよいのかわからない」という方はぜひご覧ください
▶︎▶︎【無料ダウンロード】自社に最適なSFA/CRMが見つかる分類チャートはこちらから
SFA(営業支援)ツールの運用定着のポイント
ここでは、導入したSFAを定着させるためのポイントについて押さえていきましょう。
SFAの運用定着には以下の4つのステップが必要です。
STEP01. 設計・設定
- 導⼊⽬的の再整理
- 管理項⽬の確定・設定
- 運⽤ルールの策定
まずは、そもそものSFAの導⼊⽬的を整理し、 管理すべき項⽬の整理や運⽤ルールを策定することが必要です。
STEP02. 定着
SFA⼊⼒を定着させ、データを活⽤したマネジメントを行いましょう。
例えば、SFAを活用した営業会議です。営業活動の進捗をSFA上のレポートを使って話し合いをします。
STEP03. 振り返り
SFAの定着状況を振り返るとともに、営業のボトルネックを特定しましょう。
データが蓄積されると各営業メンバーの傾向が見えます。クロージングが弱い営業には提案時にマネージャーが同席するなど、ピンポイントでサポートできるようになります。
STEP04. 改善
振り返りの結果、発⾒できた組織課題を解決するための施策を実⾏しましょう。
例えば、管理項⽬・⼊⼒情報の⾒直しです。営業プロセスを振り返った後にSFA上の各項目の見直しを行います。
または自社で定義した営業フェーズ全体の見直しです。客観的に判断できるフェーズを設定することで売上予測の精度も向上していくでしょう。
尚、SFA運用・定着については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:
SFA(営業支援)ツールはMazrica Salesがおすすめ
以上がおすすめのSFA・営業支援ツール10選です!
今回はどんな営業方法でも自分たちに合ったツールを見つけられるように、できるだけ特徴が違うツールを10点選んでご紹介させていただきました。
- Mazrica Sales
- Sales Cloud
- e-セールスマネージャー
- Sales Force Assistant
- アクションコックピット
- UPWARD(アップワード)
- Zoho CRM
- kintone
- JUST.SFA
- ナレッジスイート(Knowledge Suite)
ぜひ、自社に合ったツールを導入する際の参考にしてください。
Mazrica Salesの導入事例
導入の目的は、売上と営業活動の相関を可視化すること
「まずUIが優れており、直感的な操作で入力や検索ができる点が大きな魅力でした。
また要求に対するレスポンスタイムが非常に短く、スムーズな操作やページ遷移が叶うことも、決め手の一つです。
何百名という営業メンバーが毎日データの入力や日報の提出を行うことを考えると、旧ツールと1〜2秒の差とはいえ大きな変化だと感じました。」
カゴメ株式会社 製造業(食品・素材系) 田子様
関連記事:【SFAの導入事例3選】SFAを使って営業改革に成功した企業たち
誰でも使える、誰でも成果を出せるSFA/CRM、Mazrica Sales に関する資料は下記より無料ダウンロードできます。
「SFA・営業支援ツールを使って営業活動を効率化しながら成果を出したい」方はぜひご覧ください。
下記ページに強みや、できることをまとめておりますので、Mazrica Salesについて概要を知りたい方はぜひご覧ください。
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Mazrica Sales 紹介資料3点セット
【この資料でわかること】
・Mazrica Salesの特徴・他社ツールとの違い
・プロが教えるSFA/CRMの導入手順
・Mazrica Sales導入後のリアルな声