案件管理/進捗管理システムを使うメリット
案件管理では、「商談日」「取引先」「営業担当者」「商材」「商談経緯」「商談内容」など基本的な情報の他、受注の確度を上げるために「案件の進捗」「受注の確度(見込度)」「受注予定日」「売上予測額(見込額)」「営業の行動履歴」を盛り込む必要があります。
これをすべてExcelで管理するには、かなりの手間がかかってしまいます(みなさんもきっと、経験がありますよね)。
▶▶【参考記事】 営業必見!エクセルでの案件管理・進捗管理のポイントとその限界
では、案件管理システムを使うとどう変わるのか?
まずは、システムで案件管理をするメリットを見ていきましょう。
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①案件の状況を可視化できる
いつ、誰が、どの案件を、どのように処理したのかを、リアルタイムで確認することができます。
アラート機能が付いているシステムもあり、進捗が遅れていたり、対応が漏れている案件の担当営業メンバーに注意を促すことができます。他にも特定の営業に案件が偏っていないか、フォローが必要な案件はないかなど営業活動がスムーズに進むよう先回りして案件管理することができます。
例えば以下のツールでは案件をカード形式で表示されることで、誰がどのフェーズに何件の案件を持っているのかを共有することができます。更に停滞している案件については自動でカードの色が変わるのでフォロー漏れの防止にもつながります。
②すべての情報が紐付いている
Excelの場合、会社名や住所、担当者の部署、連絡先などの取引情報を見るには、別のシートやファイルを参照する必要があります。
クラウドシステムであれば、これらの取引情報がすべて紐付いているので、一度入力しておけば、関連情報まで簡単に確認することができます。これにより、進捗が滞っている案件を見つけたならば、顧客情報や担当者が顧客へ行った過去のアプローチなど関連情報を簡単に確認できます。
Excel管理時に比べると情報管理に費やさなければいけない時間や手間が大幅に削減されます。
③簡単に分析ができる
営業メンバーや商材、期間ごとに売上の見込みや実績を出したり、グラフなども簡単につくることができます。
また、営業フェーズことの移行率をメンバー同士で比較することで、成果のでない営業のボトルネックや改善策を立てることもできます。
例えば以下のようにレポート化することで、各担当者毎の得意・苦手を把握することができます。
これにより、適切なフォローアップができるようになります。例えばクロージングが苦手な営業担当にはマネージャーが同行することでクロージングの精度を高めます。あるいは関係構築が得意な営業には初回商談を積極的に依頼するなどです。
▶︎▶︎【動画でわかる】案件管理/進捗管理システムを使うメリット!画面や動作、レポートなどご覧いただけます
案件管理/進捗管理システム導入時のポイント
多くのメリットがある案件管理システムですが、実は運用が難しく現場に定着しづらいというデメリットもあります。
上の図が示すのは、案件管理の課題を解決するためにSFAを導入した企業のうち半数以上がその問題を解決できず、ツールにも満足していないという現状です。
エクセル管理から脱却するためにコストをかけてクラウドツールを導入したのに、そのツールで問題が解決しないのであれば、そんな悲しいことはないですよね。
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その原因には、SFAツールへの誤解があります。SFAは導入すればすぐ案件管理が楽になると思われがちですが、効率よく案件管理するためには、まず全員が個人で管理している情報をSFAへ入力し、それを随時更新していく必要があります。その前提をクリアして始めて案件が適切に管理され、その案件情報を元に分析を行っていくことができるのです。
しかし、それが容易ではないため案件管理システムの満足度が下がってしまっています。
そのため、案件管理システムを導入する際には価格や機能の他に、「現場に定着するか」という視点でシステムを選定していくことをおすすめします。
・「ツール連携ができるか」
案件管理システムが現場に定着しない最大の理由は「情報入力負担が大きい」という一点につきます。多くの日々の業務を抱えているのに、なんの役に立っているのかわからない情報を書き込むのはめんどくさい…というのが営業パーソンの正直なところでしょう。
その手間を解消するのがツール連携です。多くの会社ではsansanなどの名刺管理ツール、office365、Gsuiteなどのグループウェアなどを利用しているでしょう。そういったツールを案件管理システムと結びつけることで、情報を移し替える手間を省くことができます。
例えば、sansanのデータを自動で読み込み、顧客とのメールやカレンダー上にある面談予定は案件に紐づくように設計すると、同じ情報を何回も入力する必要がなくなります。
・「モバイル対応しているか」
モバイル版も情報入力負担を大きく下げ、活用される機会を増やします。モバイル対応していない案件システムの場合、案件情報の入力や確認にはパソコンを立ち上げる必要があり、出先で使うにはハードルが高くなってしまいます。
一方、モバイル版があれば、商談が終わってすぐスマートフォンから案件の進捗を更新したり、次の商談までに案件情報を簡単に確認したりといったことが可能になります。
・「見やすい画面設計であるか」
システムのUIが見やすいものであるか、入力が容易かという点に注目しましょう。どんなに性能がいいシステムでも入力が容易でなければ、毎日活用していくことは困難でしょう。その見極めのためには、トライアル期間を利用することがおすすめです。実際に営業パーソンに一定期間情報を入力してもらって、そのシステムの導入後のイメージが思い浮かぶかで判断してみるのも良いでしょう。
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上の図は主要な案件管理システムを「現場向きか/管理者向きか」「運用定着までの時間」の軸で整理したチャートです。これを見ると「現場に定着しやすいか」という点に着目して設計されている案件管理ツールが多くないことがわかります。
具体的にはシステムに次のような機能が備えられているかに注目して選定していくのが良いでしょう。
案件管理システム・アプリ比較10選
Senses(センシーズ )|見やすく・使いやすい あらゆる営業組織におすすめ
【製品概要】
AIを搭載したクラウド型SFA(営業支援システム)です。
案件に関する進捗は一覧性のあるカード形式で直感的に確認が可能です。放置されている案件はカードの色が変化してくので、案件の抜け漏れを防ぐことができます。案件の更新も、ドラッグ&ドロップで簡単に行えるのも特徴で、モバイルアプリもあるため出先でも簡単に入力・確認ができます。
また、アクション(営業活動)を登録することで、AIが過去の類似案件の中から参考になるアクションの情報を提示してくれるため、改善策を立てるのに役立ちます。
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【その他管理機能】
・グループウェア(G Suite、office365)との連携により、営業メンバーの日々の行動を手間なく把握できる
・売上実績や着地見込みをダッシュボードで把握できるレポーティング機能
・Sansanとの連携で名刺情報も一元管理できる
【費用】
初期費用:0円
Starterプラン(小規模企業向けのミニマムプラン)
月額2.5万円から
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,000円
Growthプラン(全ての営業組織の成長を支援する基本プラン)
月額10万円から
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額10,000円
【無料トライアルプラン提供中】
Sensesは無料でお使いいただくことが可能です。
無料トライアルはこちらからお申し込み出来ます。
https://product-senses.mazrica.com/
WaWaFrontier|とにかく安い
【製品概要】
グループウェアのスケジュールから日報を入力できることが特徴のシステムです。
【その他管理機能】
・日報へのコメント機能で、上司、先輩、同僚から気づきをもらえる
・知りたい情報をフィルタ機能でいつでもすぐにチェック
・分析結果はすべてCSVで出力可能
【費用】
・月額費用:1ユーザー1,000円〜
https://www.wawaoffice.jp/product/sfa/
ネクストSFA|メール一斉配信もしたいのなら
【製品概要】
案件管理に必要な機能に加えて、メール一斉配信機能を備えていることに特徴があります。
【その他管理機能】
・案件化から現在までのアプローチ回数や動きがグラフで見れる
・進行中、失注など条件を指定して、一括メール送信が可能
・テレアポなどの管理ができるアプローチ管理
【費用】
・月額費用:50,000円〜(※10ユーザー分を含む)
SkyDesk CRM|Sky Desk Campaignとの連携に強み
【製品概要】
月額1,520円から小さく始められるシステムです。
Sky Desk Campaignと連携ができ、マーケティングと連動できるようになるので、同システムを導入している会社にはおすすめです。
【その他管理機能】
・マーケティング活動で集めた見込み顧客と商談アプローチの結果(受注・失注・更新など)の紐付け・評価ができる
・見込み客や、顧客とのメールのやり取りを顧客単位で管理できる
【費用】
・月額費用:1ユーザー1,520円〜
https://www.skydesk.jp/ja/products/crm/
kintone|専任でカスタマイズできるエンジニアがいるなら
【製品概要】
アプリが作れる業務アプリケーションツールです。
【その他管理機能】
・変更履歴から変更前のバージョンに戻せる
・ドラッグ&ドロップで、自社オリジナルのアプリを制作できる
・社外でも申請・承認ができるワークフローアプリ
【費用】
月額費用:1ユーザー780円〜
https://kintone.cybozu.com/jp/
Sales Force Assistant|「AI秘書」に特徴あり
【製品概要】
営業担当者一人ひとりに、専属のAI秘書をつけることができる営業支援システムです。
案件情報は商談情報に紐付いていて、「商談履歴情報一覧」から、どのような流れで案件が進んでいるのかを把握することができます。
【その他管理機能】
・案件情報を登録すれば自動で受注見込・売上見込みが出せる
・顧客側と自社の誰がコンタクトしたことがあるかがわかるコンタクトマップ
・アプローチ時期や業務のヌケ・モレを知らせてくれる
NIコンサルティング(Sales Force Assistant)の評判・口コミ・向き不向き|導入前に知っておきたいポイント
【費用】
初期費用:50,000円
月額費用:1ユーザー3,500円〜
http://www.salesforce-assistant.com/
Zoho CRM|CRM運用に慣れているならば
【製品概要】
これ一つでSFA(営業支援ツール)とCRM(顧客関係管理)のほとんどの機能を網羅したシステムです。
担当者、チーム、地域別などでチームパフォーマンスを見える化、実績と目標値から各担当が必要な活動を把握し、目標達成に導きます。
【その他管理機能】
・チーム内で競い合ったり、他メンバーの活躍をチェックできるゲーミフィケーションを搭載
・請求書や見積書、提案書、契約書などを顧客に紐付けて管理
・サイト訪問やメルマガへの反応など、見込み客の行動をリアルタイムに把握
【費用】
月額費用:1ユーザー2,400円〜
https://www.zoho.com/jp/crm/
Sales Cloud|自社固有の統制ルールを反映し細かな管理をしたい企業におすすめ
続いては一番メジャーなSFAである、SalesforceのSales Cloudをご紹介したいと思います。
【製品特徴】
Sales Cloudは世界でトップシェアを誇るSFAです。
特徴は非常に多機能で、基幹システムやMA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携など大体のことは実現できるという点です。
ただ、その反面あまりに多機能なため、実際の運用にはかなりコストがかかることもあります。
うまく活用している企業の多くは、Sales Cloudの運用担当を社内に設けていると聞きますし、その特徴もあってか導入企業の多くは大企業です。以下のような記事もあるので是非参考に。
【費用】
初期費用:不明
月額利用費:1ユーザー18,000円(Enterprise)
※年間契約
【特徴】
・導入実績から多種多様な営業形態に合わせた活用パターンを持っている
・様々なツールとAPIで連携が可能
・自社の業務内容に合わせた細かいカスタマイズも可能(開発スキルが必要)
・最初の設計に時間とコストがかかる
・やりたいことを全て詰め込むと、営業現場に使われずに終わるケースが多い
・初期費用はかからないが、カスタマイズ費用が発生することが多い
ちきゅう|MAJINとの親和性高し
【製品概要】
必要な機能だけに絞ったシンプルなインターフェースです。同社が販売するMA(マーケティングオートメーション)ツールであるMAJINとの親和性に特徴があります。
【その他管理機能】
・見たいデータをすぐにグラフ化し、ガジェットとして自由に配置
・ディスカッション機能で上司と部下のコミュニケーションもスムーズに
【費用】
月額費用:1ユーザー1,480円〜
https://chikyu.net/
GRIDY SFA|同社が販売する名刺管理ツールやグループウェアと連携
【製品概要】
1ユーザーごとの課金が多い中、ユーザー数無制限で使える珍しいSFAです。
同社ではグループウェアや名刺管理ツールなど様々なITツールを販売しており、これらのツールとの相互連携に強みがあります。
【その他管理機能】
・GRIDY BIとの連携で、受注見込みやフェーズの分析・グラフ化ができる
【費用】
・月額費用:50,000円〜(SFAスタンダード)
Senses Lab.編集部による、2021年3月現在の調査結果です。

Senses概要資料
Sensesは「現場の定着」にもっともフォーカスした営業支援ツール(SFA)です。Sensesの特徴や機能の詳細についてまとめた概要資料と、実際の画面を確認できるデモ動画をお送りいたします。
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