CRMやSFAの導入を検討した時に、真っ先に名前が挙がるセールスフォース(Salesforce)。
今や、営業担当者だけでなく、マーケティング部門やカスタマーサポート部門、更には経営陣に至るまで、セールスフォース の名を知らないビジネスパーソンはいないほどのツールとなっています。
しかし一方、セールスフォースには「使いづらい」「(価格が)高い」「使いづらい」「役に立たないのではないか・・・」といった不安や良くない(悪い)噂も、、、
「世界ナンバーワンCRM」とも言われるセールスフォースについて、実際にどのような企業がセールスフォースを導入すればいいのか見ていきましょう!
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この記事の内容
セールスフォース (Sales Cloud)とは?
全世界ナンバーワンのCRMであるセールスフォース社のSales Cloud。
「営業部門でしか使えないのでは?」「大企業しか向いていないのでは?」「多機能が故に使いづらいのではないか?」などと思われがちですが、自社に合わせてカスタマイズすることができるツールですので、企業規模や業種を問わずに利用することができます。
1ユーザーごとの料金体系も、手軽に始められる月額3,000円から、多機能を使える上に無制限サポートを受けられる月額36,000円まで、幅広く料金プランが設けられているので、自社に合わせたプランを選択することが可能です。
また、「Einstein」というAI(人工知能)も組み込まれており、顧客行動の予測や次のアクションの提案などをしてくれるため、スタッフの労働生産性も上がり、顧客満足度も向上する仕組みが実現します。
更に、セキュリティへ多くのリソースを割いているためCRMの中では抜群に高いセキュリティ性と、クラウド型のため年4回のアップデートはセールスフォース側で行ってくれるという点も、支持されている理由でしょう。
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日本では、製造業から金融業、美容クリニックまで、中小企業・大企業問わず導入しており、Sales Cloudが日本のビジネスをサポートしています。
更には、内閣官房や静岡県などの行政までがSales Cloudを利用しています。
セールスフォース(Sales Cloud)の料金表
- Salesforce Essentials:3,000円/ユーザ/月 ※10名までの利用
- Professional:9,000円/ユーザ/月
- Enterprise:18,000円/ユーザ/月(最も利用されているプランです)
- Unlimited:36,000円/ユーザ/月
上記以外にも初期費用がかかるケースが多いので、見積もりを依頼することをおすすめします。
セールスフォース(Sales Cloud)の主な機能
ここでは、セールスフォースの主な機能について紹介します。セールスフォース(Sales Cloud)には、主に以下の9つの機能が実装されています。
- 顧客管理:企業情報、顧客との面談や電話等の活動履歴、取引先担当者の連絡先、取引先に関する社内コミュニケーションなど、顧客に関する情報をまとめて管理できます。
- 案件管理:売上見込みはどのくらいか、競合相手はどこか、現在どのフェーズにあるかといった案件に関する重要な情報を確認できます。
- 見込み客管理:見込み客の動きをトラッキングできます。 リードソースとなったマーケティングキャンペーン、最新の連絡先情報、その他関連性の高い情報なども管理できます。
- レポートとダッシュボード:営業情報だけでなくビジネスの状況を一目でリアルタイムに把握できます。
- モバイル:取引との契約状況、顧客対応、マーケティングキャンペーンなどをモバイル環境から確認することができます。
- 売上予測:チーム全体の売上予測をリアルタイムで確認できます。売上予測金額には、担当者別、期間別、集計値別に簡単に調整を加えることができます。
- メールの連携:OutlookやGmail等での顧客とのやりとりを同期することができます。
- ワークフローと承認:案件の規模が一定額以上になったらメールアラートが自動送信されるようにしたり、案件が次のフェーズに進んだらタスクが自動で割り当てられるようにしたりと、さまざまなプロセスを自動化できます。
- ファイルの同期と共有:チーム内で簡単にファイルを共有し、共同で更新していくことができます。
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セールスフォースの評判・口コミ
そんなセールスフォース(Salesforce)ですが、以下のような良い評判や口コミもあります。
良い評判・口コミ
- 企業やチームがやりたいことに対して、柔軟にカスタマイズできる。
- 案件数の管理、集計もフォーマットを作りこめば簡単にできる。
- 数多くの導入実績を誇り、信頼性がある。
- セキュリティ面で、情報漏洩等のリスクが少ない。
一方、以下のような良くない評判や口コミもあります。
良くない評判・口コミ
- ランニングコストが高い
最も利用されているというプランは、1ユーザーあたり月額18,000円。スタッフ10名で利用するとしたら、月に180,000円かかることになります。これほど多機能で、高いセキュリティの製品なのだから、このくらいの金額は妥当なのかもしれませんが、商材が低価格の企業などは導入してもペイすることは難しいかもしれませんね。 - 多機能すぎる
CRM/SFAが定着しない理由のトップとして「現場で使いこなせない」という理由が挙がります。あまりに多機能だと、実際に使用する担当者たちが敬遠してしまったり、気軽に始められなかったりします。 - SFAの運用管理者が退職した結果、環境設定変更ができる人がいなくなってしまい、ただ数値を入力するだけのツールになっていた。管理者の学習コストが高いため、導入後の微調整が困難。
- どこを触ったら何が変わるのかが分かりにくく使いづらい。二重入力が発生して手間がかかる。結果として、現場の営業マンが入力してくれず、30%ぐらいの人しか活用していなかった。
- 基本料金に加えオプションも複数追加しコストが高くなっていた。一方で、使いにくく活用が進んでいなかった。
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双方の評判や口コミがある中で、Sales Cloudはどんな企業に向いているのか?次項で詳しく見てみましょう!
セールスフォース(Sales Cloud)の導入が向いている企業とは?
セールスフォースの評判や口コミを踏まえた上で、どのような企業がセールスフォースを導入すればいいのか?
導入が向いているのは以下の3つの企業です。
- ワークフローや権限設定など社内ルールが厳密な企業
- 専任の担当者がいる企業
- 社内のあらゆるデータを一元管理したい企業
ワークフローや権限設定など社内ルールが厳密な企業
Sales Cloudではワークフローの設定や権限設定など企業独自のルールに合わせたカスタマイズの設定が可能です。企業規模が大きく社内ルールや管理項目が複雑な企業に向いているでしょう。
専任の担当者がいる企業
新しいツールを導入する時は、組織全体を動かす必要があります。なぜ導入するのかという意識の統率から、実際の使い方、そしてCRMに蓄積された情報を分析してPDCAを回すまで、多くのリソースが要ります。
そのため、SFA/CRMの導入が成功している企業では、専任の運営担当者を配置している例も少なくありません。社内でセールスフォース専任の運用担当者を設けることができる企業でなければ、導入は難しいかもしれません。
社内のあらゆるデータを一元管理したい企業
セールスフォースでは、顧客情報や案件情報だけでなく、顧客の問い合わせ履歴・クレーム履歴、日報や報告書、売上実績や売上予測など、さまざまなデータ・書類・ファイルをセールスフォース上に一元管理することができます。
書類で管理していると社外にいる時は確認することができなかったり、データが分散していると必要な時に探すのが大変だったりするので、社内のあらゆるデータを一元管理して活用したいという企業にはセールスフォースがおすすめです。
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専任の運用担当者が必要ないSFA/CRMとは
先述しましたが、機能が多かったり使い方が煩雑なツールだと、専任の運用担当者が必要となります。また、営業現場で使いにくいツールは、導入しても定着せずに失敗に終わってしまうパターンも。
しかし、中小企業は新ツール導入にそこまでリソースを割くことができないのも現実です。
では、専任の運用担当者が必要ないSFA/CRMはどのようなものなのでしょうか。
- 使い勝手の良さ:レクチャーの時間を設けることなく導入するためには、現場で使いやすい仕様であることが必須です。
例えば、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できる、案件ボードが見やすい、ワンクリックで必要なデータを出力できるなど、現場目線での使い勝手の良さがあれば、運用担当者を置かなくても導入することができるでしょう。 - 自動で分析と予測ができる:データを蓄積することが目的ではなく、そのデータを活用して受注率を上げることがSFA/CRMの目的です。 そのために、専任運用担当者がデータを分析して次のアクションを考え、PDCAサイクルを回す必要が出てきます。
しかし、分析機能や予測機能が自動で搭載されている製品ならば、運用担当者を配置する必要もなし。
AIが自動で分析して提案してくれるツールもあるので、そのような製品を選ぶと尚いいですね。
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Senses(センシーズ)の機能と活用例
これらの条件を満たしているのが、Senses(センシーズ)です!
SFAの基本的な機能である、以下の機能は標準搭載。
- 案件管理
- アクション(行動)管理
- 取引先管理、コンタクト管理
- 売上レポート
- マルチデバイス対応
更にこのような特長があります。
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・入力負荷の軽減を意識したUI
カード形式による案件管理が可能。更新頻度によりカードの色が変わるので停滞案件の対応漏れも即座に把握。
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・システム管理者いらずの初期設定のしやすさ
コーディングいらずの簡単設定。ドラッグアンドドロップやテキスト入力により細かな設定も簡単。
・サポート体制
困った時のサポートサービス。リアルタイムでのチャットサポートにより、利用中に不明点が出た際は、その場で即解決。質問からの平均回答時間はなんと2分!
また、以下のような機能もスタータープランで利用することができます!
・AIのおすすめアクション
過去の類似案件から、効果のあったアクションを提案してくれます。
成功事例のメールや提案書の内容をおすすめしてくれるので、わざわざ自分で探す必要もなく、自身の営業活動の質を上げることができますね。
・AIによる受注確度予測(Senses Insight)
Senses Insight(AIによる受注確度予測)
営業情報の蓄積からAIが受注確度を予測してくれます。
受注確度の予測だけではなく、想定されるリスクもレコメンドしてくれるので具体的な営業活動の改善につなげることができるようになります。
関連記事:AIの営業活動への活用例|よくある営業課題への解決方法
・企業データベース
商談の際には、必ず取引先の情報に目を通してから訪問しますよね。そこから、新たな課題や提案が見つかることも多いです。
しかし、毎日多くの顧客を訪問している営業担当者は、全ての取引先情報を調べている時間がない…。
また、取引先の情報を登録する際にも、いちいち調べてから入力するのは大変ですよね。
そんな担当者のために、Sensesには自動で企業の情報を取得する機能が搭載されています。
企業名を入力するだけで、住所・資本金・従業員数などの会社概要や、プレスリリース、財務情報を自動で取得することができます。
・外部連携
すでに名刺管理ツールやグループウェアを導入していて、どれを解約したくないという場合でも、Sensesでは外部連携することができます。
例えば、Sensesに登録したアクションが自動でGoogleカレンダーに取り込まれたり、展示会やイベントなどで交換した名刺情報をSansanに登録することにより自動でSensesにも連携されたりします。
また、営業部門はマーケティング部門との連携が不可欠ですが、マーケティングオートメーションツールのMarketoと連携させることにより、商談前にリードのスコアや温度感を確認することができます。
関連記事:Senses(センシーズ )と連携できる外部サービス11選
まとめ|自社にあったCRMツールの導入を検討しよう
世界的にトップのCRM市場シェアを誇っているセールスフォース社のSales Cloud。高い評判の裏側には、ユーザービリティの高さと、業界・業種を問わない汎用性があります。
しかし、導入する際にコストや人件費などのリソースも加味して検討しなければいけません。
これから導入を検討している企業や、切り替えを検討している企業は、どのような製品が自社に合っているのかをきちんと精査して比較してみてくださいね。
営業現場で使いやすく、営業組織に必要な機能を低コストで使うことができるSensesも併せてご紹介させていただきました。
詳細は下記のサービス紹介資料内でも紹介していますので、無料ダウンロードの後、ぜひご覧ください。

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Sensesは「現場の定着」にもっともフォーカスした営業支援ツール(SFA)です。Sensesの特徴や機能の詳細についてまとめた概要資料と、実際の画面を確認できるデモ動画をお送りいたします。
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Senses Lab.はSFA/CRM「Senses」を展開する株式会社マツリカが運営するオウンドメディアです。
Senses Lab.では営業・マーケティングに関するノウハウを中心に、ビジネスに関するお役立ち情報を発信しています。
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