SFA導入を検討する際、多くの方が気にするのがコスト面です。「初期費用はどのくらいかかるのか?」「毎月の利用料金は?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
実は、SFAにかかるコストは「お金」だけではなく、導入にかかる時間や社内調整の労力も考慮する必要があります。
こうした隠れたコストも理解することで、より適切な選択が可能になります。
本記事では、主要なSFAツールの費用相場を徹底比較するとともに、SFA選定のポイントも詳しく解説します。
SFA導入を成功させたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みいただき、ツール選びの参考にしてください。
※SFA/CRMベンダー主要9社の費用や機能を比較した無料でダウンロードできる資料をご用意しました。併せてご覧ください。
SFAの費用の構成要素
SFAにより機能面が異なるだけでなく、費用も大きく異なります。
以下がSFAの費用の構成要素です。
- 初期費用
- 月額費用
- カスタマイズ費用
- 運用コスト
SFAを利用するうえでかかる主な費用の構成要素は、導入時に発生する「初期費用」、毎月利用するためにかかる「月額費用」、自社で使いやすいようカスタマイズを依頼した際に発生する「カスタマイズ費用」、さらには金額としては現れない、SFAの運用に関わる時間や工数を示す「運用コスト」も含まれます。
SFAの費用相場は、SFAに搭載されている機能によって大きく異なります。
関連記事:SFAとは?CRM・MAとの違いは?意味・役割・主な機能を徹底解説
初期費用
SFA導入時にのみ発生するのが初期費用です。
初期費用の中には、導入コンサルティングや設定サポートなどが含まれています。
一度きりの支払いですが、数万円~数十万円かかる場合があるため負担は大きくなるでしょう。
ただし、すべてのSFAにかかるわけではなく、初期費用がないものもあります。
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月額料金
毎月利用するうえで発生するのが月額費用です。
一般的には、利用できる機能数やストレージ容量などにより金額が異なるプランがいくつか展開されています。
また1アカウントごとに月額費用がかかるSFAもあれば、月額費用の中で複数人が利用できるSFAもあります。
SFAを利用し続ける限り発生するランニングコストとなるため、費用対効果を見極める必要があるでしょう。
カスタマイズ費用
SFAを利用していると「ここをこう変えたい」「こんな機能を追加したい」などの要望が出てきます。
要望を実際にSFAに反映させるためにベンダーにカスタマイズを依頼する場合、カスタマイズ費用が発生します。
費用はカスタマイズの規模や難易度により異なりますが、場合によっては数十万~数百万単位でかかる場合もあるでしょう。
SFAによってはベンダーに依頼する必要なく、自社でカスタマイズが可能なツールもあります。
しかし複雑なカスタマイズはできない場合が多いので、大きく機能の変更や追加をしたい場合はカスタマイズ費用が発生すると理解しておくと良いでしょう。
導入・運用コスト
SFAの導入を考える際に、見逃してはならないのが「導入・運用コスト」です。
具体的な金額としては現れない項目ですが、導入時の設計が大変だったり、日々の運用がやりにくければ、せっかく導入したSFAも意味がなくなってしまいます。
最悪の場合、費用だけがかさんで「使われないツール」になってしまうことだってあるわけです。
導入・運用コストが低い(つまり、導入しやすく、使いやすく運用定着がしやすい)ツールを選ぶことは、単に費用が安いツールを選ぶことよりも、結果的にベストな選択になり得ます。
導入が簡単なのかどうか、運用サポートの有無も含めて、日々の業務で使いやすいツールなのかどうかも併せてチェックしておきましょう。
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SFAの費用相場と特徴
SFAの費用相場は大きく3つに分けることができます。
- 高機能かつ高価格帯のSFA
- 必要十分な機能で使いやすい中価格帯のSFA
- 最低限の機能で低価格帯のSFA
※以下で紹介するのは1ユーザーあたりの利用料のみで分類しており、初期費用、カスタマイズに必要な費用、運用時の人的コストについては考慮していません。
高機能かつ高価格帯のSFA
高機能かつ高価格帯のSFAとは、特にSFAを自社でカスタマイズして活用したい企業向けの、いわゆる「何でもできるSFA」です。
高機能かつ高価格帯の代表的なSFAはSalesforceで、大企業はもとより、Salesforceを活用するための専門人材を有する企業向けのSFAです。
月額費用としては1ユーザーあたり2万円前後の価格帯ですが、カスタマイズして使うと、費用が上乗せされる場合が多々あります。
関連記事:大企業・大手企業向けSFAおすすめ7選!選び方とツールの評判を解説
必要十分な機能で使いやすい中価格帯のSFA
必要十分な機能で使いやすい中価格帯のSFAとは、何でもできるわけではないけれど、SFAとしての基本機能は有しており、使いやすさを重視するSFAです。
月額費用としては1ユーザーあたり数千円〜1万円前後の価格帯です。
SFAとして必要な機能は搭載しているので、標準搭載の機能を使ってしっかり活用していきたい企業向けのSFAと言えるでしょう。
関連記事:中小企業向けSFAおすすめ10選|機能と金額まで徹底比較
最低限の機能で低価格帯のSFA
最低限の機能で低価格帯のSFAとは、特定の機能に特化したり、データ数や利用できる範囲を絞っているSFAで、無料から月額費用が数百円〜千円前後で使用することができます。
高価格帯、中価格帯のSFAと比較すると機能は限定的です。
営業活動の特定シーンの課題解決を目指すために、まずは時間をかけながら「SFAを試してみる」目的で使う場合に最適と言えるでしょう。
主要SFAツールの機能と価格・導入費用
ここからはBtoBビジネス向けにおすすめのSFAツールを5製品紹介します。
それぞれの機能と費用も比較するので、SFA選定の際にご参考ください。
関連記事:【2025年最新版】SFA(営業支援ツール)おすすめ比較10選|CRM・MAとの違いも解説
主要9社のSFA/CRMの費用比較
本記事でご紹介する5ツールに加え、主要9社のSFA/CRMの費用や特徴を分かりやすくまとめた比較表を作成いたしました。
数多くあるツールの詳細をひとつひとつ確認するのは大変な作業ですよね。
こちらの資料をお手元にダウンロードし、SFAの比較検討にご活用ください。
▶▶【費用比較資料】SFA/CRMの料金・特徴の比較表はこちらからダウンロード
1. Mazrica Sales
「Mazrica Sales」は誰でも使えて、誰でも成果を出せることにこだわったSFA/CRMです。
初期費用が無料であることに加え、導入時から使いやすい初期設計、複雑なカスタマイズも必要なく、導入・運用のコストもかからないことが特徴です。
また、コストがかからないだけでなく、十分な機能も備えています。
標準搭載されているAI機能では、最適な営業アクションの提案や受注確度の予測も可能です。
関連記事:AIの営業活動への活用例|よくある営業課題への解決方法
Mazrica Salesが営業活動を徹底的にサポートすることで、営業担当者は顧客対応に充てる時間が確保でき、売上向上が期待できます。
Mazrica Salesの主な機能
- 最終アクションからの経過日数で色分けされる案件ボード
- 顧客の企業名を入力するだけで企業情報を自動取得
- 過去の類似案件から次のアクションを提案
- 手書きメモや名刺の情報を読み込み自動で登録するOCR機能
- AIによる案件の受注確度やリスクの分析
- 外出先でも利用できるモバイルアプリ
- 多様な分析機能
- Google WorkspaceやMicrosoft365をはじめとする複数の外部サービスとの連携
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Mazrica Salesの費用
【初期費用】
無料
【月額費用】
・Starter(スターター)プラン:27,500円〜
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,500円
・Growth(グロース)プラン:110,000円〜
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額11,000円
・Enterprise(エンタープライズ)プラン:330,000円〜
※20人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額16,500円
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2.Sales Cloud
「Sales Cloud(セールスクラウド)」はSalesforce(セールスフォース)が提供しているSFAです。業界トップクラスのシェアを誇り、世界的にも利用されています。
シンプルで使いやすいインターフェースながら、中身は非常に多機能。AIが搭載されているので、複雑な分析や業務自動化も可能です。
Sales Cloudの主な機能
- 顧客のTwitterやFacebookなどのSNS上のデータを自動取り込み
- 簡単操作で見積書を作成してメール送信
- ワークフローと承認プロセスの自動化を設計
- AIが商談につながる確率が高い見込み顧客や、成約率向上につながる取引を特定
- 自社の業務内容に合わせた細かいカスタマイズも可能
Sales Cloudの費用
【初期費用】
無料
【月額費用】
- starter:3,000円/ユーザー
- Professional:9,600円/ユーザー
- Enterprise:19,800円/ユーザー
- Unlimited:39,600円/ユーザー
【URL】https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/
関連記事:セールスフォース(Sales Cloud)の評判・口コミ|導入すべき企業とは
3.eセールスマネージャー
「eセールスマネージャー(eセールスマネージャーRemix CLOUD)」は、国内で高いシェアを誇る国産SFAです。
クラウド版だけでなくマネージド版とオンプレミス版も提供されており、自社に合わせた導入形態を選べます。
担当アドバイザーやサポートデスクなどの徹底サポートが特徴。手厚いサポートでオンボーディングを促し、運用を定着させます。
eセールスマネージャーの主な機能
- 進捗状況を可視化する案件シナリオ
- 目標達成状況が直感的に把握できるダッシュボード
- マップ上で訪問の予定や報告ができる地図機能
- 名刺情報をOCRで自動登録し、人脈として管理
- 手厚い導入・運用サポート
eセールスマネージャーの費用
【初期費用】
無料
【月額費用】
- スタンダード:11,000円/ユーザー
- ナレッジシェア(閲覧のみのプラン):6,000円/ユーザー
- スケジュールシェア(グループウェアのみのプラン):3,000円/ユーザー
- その他オプションあり
関連記事:eセールスマネージャーとは?評判・口コミ・料金を詳しく解説
4.Sales Force Assistant
「Sales Force Assistant(セールスフォースアシスタント)」は、搭載されているAI秘書が営業をアシストしてくれるSFAです。
AI秘書とは、日報作成やスケジュール管理などの業務をサポートしたり、業務の漏れや提案のタイミングにある顧客を教えたりしてくれるAI機能です。AI秘書はかわいらしいキャラクターで、自分好みにカスタマイズできるのでモチベーションも上がり、SFAを使うのが楽しくなります。
また、新規開拓営業向けの「顧客創造」や、ルート営業向けの「顧客深耕」など全6種類が提供されているので、目的や営業スタイルに合わせて最適なツールを選ぶことができます。
それぞれクラウド版とパッケージ版があるので、好みの形態で導入できる点も魅力です。
Sales Force Assistantの主な機能
- 全6種類のシリーズから目的に合わせたツールを選択可能
- AI秘書が営業活動を徹底サポート
- その日の業務内容や商談内容が1つの日報に集約
- 訪問予定や近隣の顧客の位置が地図上にマッピングされるスマホアプリを提供
- 導入支援や運用コンサルなどの手厚いサポート
Sales Force Assistantの費用 ※クラウド版
【初期費用】
50,000円
【月額費用】
- 顧客創造:4,000円/ユーザー
- 顧客創造R:4,000円/ユーザー
- 顧客深耕:3,500円/ユーザー
- 深耕創造:4,500円/ユーザー
- 顧客深耕R:4,500円/ユーザー
- 顧客深耕AO:3,500円/ユーザー
【URL】https://www.salesforce-assistant.com/
関連記事:NIコンサルティング(Sales Force Assistant)の評判・口コミ・向き不向き|導入前に知っておきたいポイント
5.JUST.SFA
「JUST.SFA」はカスタマイズ性の高さが特徴のSFAです。ノーコードで自社の業務に必要な要素を追加できるため、プログラミングの知識がなくても簡単にカスタマイズできます。
商材や業務フローなどが特殊な企業や、既存のSFAではなかなかマッチするものが見つからない企業におすすめと言えるでしょう。
また検討支援・伴走支援・定着支援と3つのフェーズに分けてサポートしてくれるため、初めてSFAを導入する企業でも安心です。
JUST.SFAの主な機能
- ノーコードでオリジナルのSFAにカスタマイズ可能
- 取引先(顧客)に紐づいて商談状況や過去の取引履歴を管理
- 自社の成功パターンの営業プロセスを設計
- 入力したデータを見積書や報告書などの帳票に自動出力
- 外部サービスとの連携で情報を自動同期
JUST.SFAの費用
【初期費用】
要問い合わせ
【月額費用】
15,000円/ユーザー~
【URL】https://www.justsystems.com/jp/products/justsfa/
SFAの失敗しない選び方
SFAを選ぶ際には、単に費用の相場だけでなく、企業の具体的なニーズや目的を考えてシステムを選ぶことが重要です。ここでは、SFAツールを選ぶための3つのステップについて解説します。
関連記事:SFAの選び方|営業支援システム導入の9つのポイントを解説
1. 導入目的を明確にする
SFAを選定する前に、まず「なぜSFAを導入するのか」を明確にする必要があります。以下は課題別の例です:
A社の場合:
- 【課題】 営業担当者による成果のばらつき
- 【目的】 営業担当者ごとのボトルネックを特定し、ノウハウを共有する
- 【おすすめ価格帯】 低価格帯または中価格帯のSFA
B社の場合:
- 【課題】 マーケティングやカスタマーサクセスとの連携が不十分
- 【目的】 外部サービスと連携して情報共有をシームレスにする
- 【おすすめ価格帯】 中価格帯または高価格帯のSFA
このように、自社の課題を洗い出し、目的を設定することで、最適な価格帯と必要な機能が明確になります。
2. 課題解決に必要な機能を備えたSFAを選ぶ
次に、導入目的に基づき、必要な機能をリストアップしましょう。
SFAツールには、顧客管理、営業案件の追跡、営業活動の分析、タスク管理など、多岐にわたる機能が含まれています。
自社の営業活動にどの機能が不可欠であるかを検討し、それに対応するツールを選びましょう。また、将来的な拡張やカスタマイズの可能性も考慮に入れると、長期的な運用においても効果的です。
3. 費用対効果の良いSFAを選ぶ
以上のステップが完了したら、費用面を考慮しましょう。
SFAツールの費用は、機能や導入規模によって大きく異なります。
ここで重要なのは、単に初期費用や月額料金を比較するのではなく、そのツールが提供する価値と費用を比較することです。
導入後に期待される効果や得られる利益を考慮し、費用対効果が高いと判断できるSFAツールを選ぶことが重要です。
無料トライアルやデモを活用して、実際の使用感や操作性を確認することをおすすめします。
SFA導入を成功させるには?Mazrica Salesのおすすめポイント
ここまでSFAにおける費用相場を紹介しました。
SFAツールごとで搭載されている機能が異なるため、費用や運用コストもツールごとで大きく異なります。
SFAツールの導入を検討する際は費用と機能のバランスに加え、「運用コスト」も考慮しながらSFAツールを選択するのがおすすめです。
「初期費用だけではなく、導入・運用コストを抑えたい(誰もが使える状態にしていきたい)」方はMazrica Salesがおすすめです。
Mazrica Salesは初期費用無料で利用でき、案件ボードや顧客管理機能といった便利な機能を多数備え、直感的に操作できるのが魅力です。
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