営業の現場やマネジメントの現場で役に立つ本は、世の中にたくさん流通しています。

しかし、毎日忙しい営業部門の方にとっては、本から学ぶことが多いとは分かっていても「本を読む時間なんてないよ」という方も多いかもしれません。そんな方に、今回は「スキマ時間でもいいから、この本だけは読んでほしい!」という編集部おすすめの本をご紹介します!

配属されたばかりの新人営業マンも、マネジメントの立場の営業部長も、ぜひ読んでみてください。

現場営業パーソン向け

もっと売上を上げたい、利益の高い商材を売りたい。営業マンなら誰しもが思うことです。ただし、それがお客様に対しての「押し売り」になっているのなら、それは営業ではなくなってしまいます。

営業職の本質が分かる本や、営業職として働いていくための心構えなどを学ぶことができる本を5冊ご紹介します。

嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え

フロイトやユングと並ぶ心理学者アドラーの思想を、青年(質問者)と哲人(回答者)の対話形式で進めていく自己啓発書です。心理学と聞くと難しそうだと感じる方もいるかもしれないですが、こちらの本は対話形式となっているので、わかりやすく学ぶことができます。

営業職について書かれている本ではないものの、今回のテーマで紹介するのには理由があります。それは、営業職とは人と接する機会が非常に多いから。その分、つらいことも多い職種です。

例えば、失注してしまったつらさ、営業先に冷たくされたつらさ、上司から叱責されたつらさなどが挙げられます。こんなつらさも、営業先や上司が原因なのではなく、実は自分が引き起こしているものだというのがアドラー心理学の考え方です。

「なんで自分ばっかり…」などと劣等感を感じている方や、「他人に良く見られたい」などと思っている方にとっては、目から鱗の一冊。今までの考え方とは違った見方で物事を考えていくことで、日々感じているつらさも和らいでいくはずです。

 

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク

伝説のマーケターとも言われるマーケティング・コンサルタントの佐藤昌弘氏の著書。

タイトルに「魔法のセールストーク」と書かれていますが、実はそこまで特別なことは本文中には書かれていません。商談などの際に話す基本的なテクニックについて学べるのですが、商材を無理やり売り込む話術などにも言及されていません。

セールスとは、相手が本当に望んでいるものを聞き出し、そのニーズに合った商材を提案するというシンプルな仕事です。

営業の成績が良い人は、人柄ももちろんですが、相手のニーズを聞き出すのが上手だという素質もあるかもしれません。

その“相手が望んでいることを聞き出す”のは、実はちょっとした工夫を加えれば良いだけ。4つのステップに沿って話していくだけという覚えやすいテクニックなので、一読の価値はあります。また、営業職を始めたばかりの新人に読んでもらうのもおすすめですよ。

 

営業は準備力: トップセールスマンが大切にしている営業の基本

筆者のソフトブレーン・サービス株式会社代表取締役の野部氏がトップセールスマン2,000名に調査した結果、「営業成績の良い人は、事前準備力とヒアリング力が強い」ということが判明。その内容から営業力を紐解いていくのが本書です。

事前準備力とヒアリング力が営業力にも結び付きます。商談の場で、顧客からどんな質問が投げかけられるか・顧客がどんな問題を抱えているのか。

その仮説を立てながらきちんと準備している営業パーソンであれば、実際の商談の場でどのようにヒアリングするべきかも瞬時に判断でき、質問や要望を言われても対応できるようになります。

何も事前準備をせずに商談の場に行っている方、営業がマンネリになっていてただ商談の場をこなすだけの方、自分もトップセールスに仲間入りしたいと思うのならぜひ一度読んでみましょう。

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営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する

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ビジネス書が苦手だという方にも読みやすい一冊です。一人の営業マンが喫茶店でサボっている場面から物語が始まり、トップセールスマンに弟子入りをして、ひとつずつ営業テクニックを授かっていくという小説形式の営業書。

ビジネスにおける無言の「間」は、相手に考える時間を作るためのものだから必要だということ。売り込むのではなく、課題を共有して解決するお手伝いをすることで、相手が成長していき自社への発注も増えるということ。営業力は人間力だということ。

営業職にとって役に立つ心構えやスキルを一章ずつ学んでいくストーリー構成となっています。

主人公を自分に置き換えて読み進めていけるので、共感できる箇所もたくさんあり、最後には身が引き締まる思いがします。

 

僕は明日もお客さまに会いに行く。

本書は外資系保険会社のトップセールスである川田修氏が監修した一冊。こちらも、小説のような物語形式なので、手に取りやすい本です。

主人公の20代サラリーマンが、31日という期間で営業職の極意を学んでいくというストーリー。営業トークやプレゼンテクニックなどではなく、重要なのは「人の心」だということを学べます。営業とは、結局は人と人の関わりです。

受注を諦めなければいけない場面になったとしても、それで相手との関係が構築できるのであれば、それはそれで良い。そうしたほうが長期的な売上に繋がる可能性が高いのです。

顧客に寄り添いながら、営業していくことの大切さ。それを主人公を通じて学び、終盤では感動的な展開も待っています。

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営業マネージャー向け

慣れないマネジメントに頭を悩ませていたり、組織内のコミュニケーション不足を感じているマネージャーは多いはず。

取引先だけではなく、チーム内での人間関係にも気を配る必要があるので、気苦労はひとしおかと思います。そこで、マネージャー職にとって大切な力を学ぶことができる本を5冊ご紹介させていただきます。

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人を動かす

本書は、ビジネスパーソンにとって不朽の名作とも言われています。タイトルの通り、人を動かす立場にあるマネージャー職の方にとっては必読の一冊です。

人を動かすスキルだけではなく、人に好かれる法則、人を説得する法則、人を変える法則など、営業マネージャーに重要なスキルを学べます。

相手に関心を持ち、相手を認め、相手を非難しないことが大事だという内容。昨今重要視されている「聞く力」の原点とも言えます。

人間の原理や本質を紐解き、そこから自分がどのような言動をするべきなのかを説いています。

関連記事:【部長の役割とは?】課長との違いは?部長の6つの仕事を紹介

7つの習慣

自己啓発書としてロングセラー本。テクニックやスキルではなく、まずは自分自身の人格を磨くことが大事だと再認識させられる一冊です。人格は、日々の行動の繰り返し(習慣)によって形成されます。

管理職におすすめな理由としては、対人関係やコミュニケーションについても書かれているからです。

特に、本書で説いている「Win-Winの関係」は、顧客との関係だけでなく社内やチーム内でも意識すべきことだと分かります。

また、本書でも「聞く力」の大事さを謳っています。本書の内容を意識して習慣化していくことで、自分自身も成長していけるはずです。

3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

相手との対話によって相手のやる気を引き出す“コーチング”。本書はタイトル通り、とてもシンプルで簡単な方法を紹介しています。

それは、たった3分間だけ部下との会話の時間を設けること。その3分だけの会話によって、部下との関係が良好になったり、部下自身の自発的な行動を促すことができるのです。

ただし、ダラダラと3分間話すだけではいけません。その3分間の間に課題を解決するのではなく、自分自身の心の中で、内側で繰り広げられる会話(セルフトーク)に導くということが大事です。

具体的にどうすればいいか分からないという人にとっても、本書は実践的な内容が書かれているので参考になりますよ。なかなか部下との会話の時間を設けられない方にとっても、3分という短い時間でコーチングができるので負担にならずに済みますね。

 

最強の営業戦略 企業成長をドライブするマーケティング理論と実践の仕掛け

世界的な経営コンサルティング会社のA.T.カーニーが、今まで実践してきたメソッドの中で有効であると実証されたものを紹介した一冊。

戦略の立案からセールスへの落とし込みまでを、各ステップに沿って説明してくれています。実践的な内容のため、読んだその日から実行できるというメリットもあります。

本書で紹介しているフレームワークは高い評価を得ており、全てのフレームワークを実践することが難しくても、自社に合ったものや自社の課題に合ったもののみ実践してみることで、自社の営業力改善に繋がるのではないでしょうか。

1枚のシートで業績アップ! 営業プロセス“見える化”マネジメント

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自社の課題として、営業の属人化が挙げられる企業も多いのではないでしょうか。組織の中でも、成績が良い営業パーソンと、成果が振るわないの営業パーソンがいるかと思います。

成績の良い営業パーソン=できる営業の営業メソッドを、見える化して組織内で共有することで、それが標準化して業務改善に繋がるというのが本書。

本書では進捗・活動・やるべきことの3つの軸を棚卸する「3次元プロセス分析法」で、できる営業の営業プロセスを一枚のプロセスシートにまとめ、属人化していた営業手法を組織内で共有することができます。

簡易版のプロセスシートが巻末に付録として付いているので、即日実践してみることもできますよ。

終わりに

気になる本はありましたか?全てを読む必要はありませんが、自分のためになりそうだと感じたり、少しでも興味を持った本があったらぜひ読んでみてください。

2~3冊を並行して読むことで、知識が深くなるだけでなく、関連付けて読み進めることができるので自社に応用できる実践法を発見することもできると思いますよ。

今回紹介させていただいた本は、読んだだけでは身につきません。実際に実践してみることが大事です。

営業マネージャー向けのおすすめ本で紹介させていただいた本の中で、営業プロセスを可視化したり営業戦略を現場に落とし込むという内容のものがありましたが、営業支援ツールであるSFAを導入することで、より自社で実践しやすくもなります。

営業支援に特化したツール、SFA(営業支援システム)に関する記事はこちら:

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