CRM(顧客関係管理)ツールの中でも、日報機能を備えたものは営業活動の管理や分析をより効率的に行えるメリットがあります。
本記事では、日報機能を搭載したCRMの概要や導入の具体的なメリット、選定のポイントを解説し、さらにおすすめのCRMを4つ厳選して紹介します。
CRM上での日報管理を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
日報機能を搭載したCRMとは
日報機能を搭載したCRMとは、営業担当者の活動内容や商談の進捗状況を日々記録し、チームで共有・管理できるCRMツールのことです。
営業日報がシステム上に蓄積されることで、リアルタイムな状況把握や営業活動の可視化が可能になります。
また、情報が分散せず一元管理されるため、マネジメントの効率が上がり、データをもとにした客観的な評価や改善施策の立案にも役立ちます。
関連記事:CRMとは?導入メリットや機能、ツールの選び方/活用例を解説
日報機能を搭載したCRMの導入メリット
日報機能を搭載したCRMを導入することで、営業活動の可視化や業務の効率化が期待できます。
ここでは、日報機能を活用することで得られる主なメリットについて解説します。
営業進捗が把握できる
日報機能があるCRMを導入することで、各営業担当者の営業進捗をリアルタイムで確認できます。
これにより、管理者は適切なタイミングでアドバイスを行ったり、フォロー体制を調整したりすることが可能です。
また、進捗の遅れや問題の早期発見にも役立ち、組織全体のパフォーマンス向上につながります。
関連記事:営業の進捗管理の方法とは?5つの管理項目と無料テンプレート
日報を用いた分析ができる
CRM上で日報を管理すると、営業活動の履歴がデータとして蓄積され、分析に活用しやすくなります。
たとえば、商談の成功パターンを見つけたり、成果につながりにくいアプローチの見直しに役立てたりと、日々の営業を客観的に振り返る材料になります。
また、各営業担当者の行動を可視化できるため、組織全体の営業戦略を見直す際にも有効です。
日報機能を搭載したCRMの導入ポイント
日報機能があるをCRMをに導入するだけでは、十分な効果を発揮できません。
次に、導入効果を最大化するために押さえておきたいポイントを紹介します。
日報のデータ活用ができる体制を作る
日報データを記録するだけでなく、適切に活用できる環境を整えることがも重要です。
たとえば、ダッシュボードや分析ツールと連携させて可視化すれば、数字をもとにした的確な判断や改善アクションにつなげやすくなります。
日報を単なる記録でに終わらせず、業務改善や判断材料として活用できる体制を構築しましょう。
導入目的やメリットを共有する
CRM導入の際には、なぜ導入するのか、どう役立つのかをチーム全体で共有しておくことが大切です。
現場の営業担当者が導入の意義を理解し、積極的に活用することで、より多くのデータが蓄積され、精度の高い分析が可能になります。
また、導入前に説明会を実施し、使い方や利便性を伝えることで、スムーズな運用が実現できるでしょう。
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日報機能を搭載したおすすめCRM4選
日報機能を備えたCRMにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や強みが異なるため、自社に適したシステムを選定することが重要です。
ここからはおすすめのCRMを厳選して4つ紹介します。
Mazrica Sales
【製品概要】
Mazrica Salesは、営業支援と顧客管理を一体化したSFA/CRMツールです。
案件管理や商談の進捗管理、顧客データの統合管理が可能で、営業活動の効率化を促進します。
直感的なUIを備えており、スマートフォンやPCからの入力もスムーズに行うことができます。
また、営業アクションを登録するだけで日報として活用可能で、OCR機能によるメモ入力やカレンダー連携、レポート分析など、入力から活用までを支える機能が充実している点も魅力です。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- Starterプラン:月額27,500円から
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,500円 - Growthプラン:月額110,000円から
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額11,000円
【特徴】
- アクションを登録するだけで日報を簡単に作成可能
- モバイル対応しており、外出先でもスムーズな入力を実現
- OCR機能の活用で日報の作成を大幅に効率化
【モバイルアプリ】
あり
eセールスマネージャーRemix
【製品概要】
eセールスマネージャーRemixは、営業活動の見える化と業務効率化を支援するCRM/SFAツールです。
顧客・案件管理やスケジュール連携などの機能を備えており、日報機能では活動履歴の入力から共有・分析までを一元化して管理できます。
日報だけでなく週報にも対応しており、日々の営業活動を蓄積しながら、中長期的な進捗の把握や振り返りも行いやすくなっています。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- 月額費用:1,500円〜
【特徴】
- 一度の入力で関連情報を自動反映する連携機能
- 外出先でも使いやすいモバイルアプリ対応
- 音声入力によるスムーズな営業報告の記録
【モバイルアプリ】
あり
Zoho CRM
【製品概要】
Zoho CRMは、世界25万社以上が導入するクラウド型のCRM/SFAツールです。
顧客管理や営業支援に必要な機能が豊富に揃っており、タスクやスケジュール管理機能を用いた報告を日報として活用することができます。
情報はリアルタイムで更新される上に、入力されたデータは自動で集計・リスト化されるため、作業負担の軽減や効率化が期待できます。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- 月額費用:2,400円/ユーザー〜(年間契約の場合:1,680円/ユーザー〜)
【特徴】
- タスク・スケジュール管理と連動した活動履歴の記録
- リアルタイムでの情報更新
- モバイルアプリによる外出先からの入力対応
【モバイルアプリ】
あり
JUST.SFA
【製品概要】
JUST.SFAは、営業スタイルや業務フローに応じて柔軟にカスタマイズできる、ノーコード対応のクラウド型営業支援ツールです。
顧客管理や案件管理、スケジュール管理など多彩な機能を提供しており、新規開拓やルートセールスといったさまざまな営業スタイルに対応しています。
外部のシステムやサービスと連携するためのAPIを搭載しているため、拡張性が高い点も特徴です。
【費用・料金】
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:15,000円/ユーザー
【特徴】
- ノーコードで必要な要素を簡単に追加・カスタマイズ可能
- 日報・週報・月報といったさまざまな報告フォームに対応
- 外部ツールとの連携で日々の活動を一元管理
【モバイルアプリ】
あり
CRMの選び方
自社に適したCRMを選ぶためには、適切な判断軸を持っておくことが大切です。ここからは、CRM選定時にチェックしておきたいポイントについて詳しく解説します。
関連記事:CRMの正しい選び方とは?導入前に確認すべき5つのポイント
自社に必要な機能が搭載されているか
自社の課題解決や目的達成から逆算して必要な機能を洗い出し、それらが搭載されているCRMを選定することが重要です。
たとえば、営業の進捗をリアルタイムで把握したいなら、最新のデータが即時反映される機能が必要です。
また、商談データの分析に注力したい場合は、レポート作成機能やデータ分析ツールが充実しているものを選ぶとよいでしょう。
使いやすいか
どれだけ多機能なCRMでも、現場の営業担当者が使いこなせなければ意味がありません。
そのため、直感的なUIやシンプルな操作性のCRMを選ぶことが重要です。
また、モバイル対応しているものは、外出先でも使いやすく、現場での活用度が高まるでしょう。
さらに、「SFA/CRMの利用実態と活用課題に関する実態調査」によると、CRMの定着率は使いやすさと大きく関係しており、操作が難しいシステムは導入後の活用が進まないことが確認されています。
CRMの選定時には、無料トライアルを活用し、実際の操作感を確認するのがおすすめです。
サポート体制が整っているか
CRMの運用をスムーズに行うためには、導入後のサポート体制が整っているかどうかも重要な判断基準となります。
特に、導入時の初期設定や運用開始後のトラブル対応の速さなどは、長期的に利用していく上で確認しておきたいポイントです。
また、ヘルプデスクやFAQ、オンラインチャットといったサポートチャネルが充実しているCRMを選ぶことで、社内でCRM活用を定着させやすくなります。
▶︎▶︎より詳細なCRMの分類チャートについて知りたい方は、こちらの資料もご覧ください。
まとめ
日報機能を搭載したCRMを導入することで、営業進捗が可視化されてデータ活用の幅が広がり、より戦略的な営業活動が可能になります。
特に、使いやすさとサポート体制が整っているCRMを選ぶことは、スムーズな運用を実現する上で重要なポイントとなるでしょう。
さまざまな種類のCRMがありますが、その中でもMazrica Sales は、直感的な操作性と手厚いサポートが魅力のCRMです。
導入を検討されている方は、ぜひ資料をダウンロードして詳細を確認してみてください。

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