SFAを導入しているものの「電車やタクシーなどの移動中にデータを入力したい」「外出先で利用するためにカフェに入らなければならない」「スマホから利用したいが、操作性が悪い」など、社外での利用に課題を抱えている営業パーソンも少なくありません。
そこで本記事では、スマホからのSFA活用に関するメリットや、スマホ対応しているSFAを紹介します。
使いやすいスマホ対応SFAを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
社外からのSFA活用で変わる営業生産性
営業活動では、商談だけでなく、営業資料作成、受注データ入力、新規開拓の電話・メール、上司への報告、日報作成など、さまざまな業務が発生します。こうした業務を効率化するために、SFAを導入している企業も多いでしょう。
しかし、営業パーソンは商談や外回りなどの外出も多く、日によってはオフィスでパソコンを開く時間がないときもあります。
SFAを利用するために社内に戻ることになると、営業パーソンは残業になる可能性が高くなりますし、時間が経ってから入力するため正確な情報ではなくなるかもしれません。
このようなとき、社外でSFAを利用できる環境が整っていると、外出先や移動中でもすぐにデータの入力・確認が可能です。
スマホ対応SFAのメリット
どうやって社外でSFAを利用するかというと、カフェやコワーキングスペースなどに立ち寄ってパソコンを開くという人もいるでしょう。
しかし、この方法では「時間がないが、前回の商談内容を振り返りたい」「記憶が新しいうちに商談の内容を記録しておきたい」という場合に適していません。
そうしたときに役立つのがスマホです。
スマホ対応のSFAを活用することで、外出先や移動中でもリアルタイムでSFAのデータを入力・確認できます。
商談前で時間がないときや、電車やタクシーなどに乗っている間でも、SFAを利用できるため業務がはかどります。
また、社内にいるメンバーもリアルタイムで情報共有できるため、チーム全体にとっても効率的です。
たとえば、マネージャーはすぐに営業活動の状況を把握して指示をしたり、営業メンバーは誰がどの案件を進めているか把握できるため重複アプローチを防いだりする効果が期待できます。
関連記事:営業のスマホ活用メリット|営業活動での賢いアプリの利用法とは?
SFA/CRMのスマホアプリの主な機能
SFAやCRMのスマホアプリでは、どのようなことができるのでしょうか。スマホアプリの主な機能を紹介します。
スケジュール管理
スマホアプリのSFA/CRMでは、スケジュール管理が可能です。自身のスケジュールをすぐに確認できるため、商談や会議の日程調整もしやすくなります。
関連記事:営業のスケジュール管理・カレンダーツール/アプリおすすめ11選!
顧客管理
スマホアプリの機能として、顧客情報の管理もあります。
外出先で顧客の連絡先や所在地などを確認したり、顧客の属性や商談履歴などに応じて提案したりできます。
また、他の営業メンバーが担当している顧客の情報も確認できるため、情報共有が円滑になるでしょう。
関連記事:顧客情報とは?一元管理方法・活用術とCRM(顧客管理システム)を紹介!
営業活動・日報管理
営業活動の管理もスマホでできるようになるため、リアルタイムの営業情報を蓄積できます。
商談や電話のあとにすぐ内容を入力すれば、入力漏れ・忘れも防げます。
また、1日の営業活動の履歴を日報代わりにするだけでなく、SFAによっては日報作成機能が搭載されているものもあります。
外回りのあとオフィスに戻って日報を作成する必要がなくなり、マネージャーへの報告もスムーズになるでしょう。
関連記事:営業日報・営業報告書の書き方とは?例文・テンプレを紹介
名刺管理
SFAアプリによっては名刺管理ができることも。紙ベースの名刺の情報をデータ化して蓄積することで、外出先でもすぐに顧客に関する情報にアクセスできます。
また、名刺を保管する手間やスペースもなくなり、ペーパーレスにも貢献できるでしょう。
名刺をスマホカメラで撮影するだけで自動的にデータ化できるSFAもあるため、名刺情報を入力する手間もなくなります。
関連記事:名刺管理アプリ・ソフトおすすめ比較10選|価格や特徴も解説【無料あり】
導入実績豊富なスマホアプリ対応SFA10選
スマホアプリを提供しているSFAは複数ありますが、今回は導入実績が豊富なSFAを10選紹介します。
Mazrica Sales(マツリカセールス)
「Mazrica Sales」はシンプルで操作性の良いUIが強みの、現場での使いやすさにこだわったSFAです。
忙しい営業現場でもスムーズに使えるスマホアプリも提供しており、外出先でも手軽に営業情報の入力・確認ができます。
ここでは、Mazrica Salesのスマホアプリでどのようなことができるのか紹介していきます。
URL:https://product-senses.mazrica.com/
顧客管理
取引先や担当者など、顧客に関する情報を入力・確認することが可能です。
アプリ上で電話をかけたりメーラーを起動したりできるため、顧客へスムーズに連絡できます。
営業活動管理
電話や商談の内容をすぐに入力できるため入力漏れがなくなり、リアルタイムでチーム内の情報共有ができます。
また、営業アクションの履歴もアプリ上で確認できるため、過去の商談内容やメールのやり取りを振り返ることも可能です。
OCR機能によるメモ入力・名刺登録
Mazrica Salesには印刷や手書きの文字を認識してデジタル化するOCR機能が搭載されています。
OCR機能を活用することで、手書きのメモや名刺情報など紙ベースの文字をMazrica Sales上に取り込めるようになります。
スマホのカメラで文字を撮影するだけなので、使い方も簡単です。
レポート機能
スマホアプリからもカスタムレポートやダッシュボードを閲覧でき、外出先でも予実管理などが可能です。
会議や商談の最中でもすぐに現状を把握できるため、ネクストアクションの立案がスピーディになるでしょう。
コミュニケーション機能
他のメンバーの営業アクションや案件へコメントでき、チーム内のコミュニケーションが加速します。
タイムライン機能もあり、他のメンバーの動向をリアルタイムで把握できるため情報共有がスムーズです。
▶モバイルアプリで営業チーム内の情報共有を促進する営業支援ツール(SFA/CRM)、Mazrica Salesの詳細はこちら!
Sales Cloud
世界的にトップクラスのシェアを誇るセールスフォース社の「Sales Cloud」も、スマホ対応しているSFAです。
搭載されたAIが営業活動に有効な情報を提案してくれるため、効果的なアプローチができます。
「Marketing Cloud」や「Service Cloud」などのセールスフォース社製品との連携もでき、他部門との情報共有もスムーズ。
URL:https://www.salesforce.com/jp/products/sales/
Zoho CRM
「Zoho CRM」のスマホアプリでは、位置情報機能を活用して周辺の顧客を表示する機能が搭載されています。
最短ルートの検索機能や、チェックインによる訪問記録機能などもあり、ちょっとした手間を軽減してくれます。
営業活動をサポートしてくれるAIも利用でき、営業活動の効率化につながります。
URL:https://www.zoho.com/jp/crm/feature/mobile/mobile-app.html
Hubspot CRM
120カ国以上で導入実績のある「Hubspot CRM」。スマホアプリを活用すると、場所を問わずに営業データの入力・閲覧が可能です。
アプリ上から顧客に電話をかけると、自動的にログが記録されるため入力の手間が削減。
チャットやメールも可能なので、社外でも顧客とコミュニケーションを取れます。
URL:https://www.hubspot.jp/products/crm
eセールスマネージャーRemix Cloud
国産SFA「eセールスマネージャーRemix Cloud」はモバイルデバイスでの利用を前提に作られているため、スマホでも快適に利用できます。
スマホ上で顧客情報やスケジュールなどを確認でき、訪問後は簡単な活動報告を登録するだけでマネージャーにも通知されるため、報告や日報作成の時間が必要なくなり、マネージャーからスピーディにフィードバックをもらえます。
URL:https://www.e-sales.jp/functions/smartphone-app/
Sales Force Assistant
「顧客創造」や「顧客深耕」などのシリーズがある「Sales Force Assistant」は、デジタルアシスタントが営業活動をサポートしてくれるスマホアプリを提供しています。
プッシュ通知で最新情報を受け取ったり、スケジュールを確認したりできるようになります。
Android版では音声認識機能を活用し、SFA上のデータを検索する機能も搭載されています。
URL:https://www.salesforce-assistant.com/assistant/appli.html
GENIEE SFA/CRM
「GENIEE SFA/CRM」は、標準採用されているGPT-4が文章作成をサポートしたり、AIが受注確度を予測したりするなど、最新技術を用いている国産SFAです。
スマホアプリでは、スケジュールと地図を連携することで、最適なルートの表示や訪問先チェックインなどが自動化します。
また、音声入力で商談情報を登録できるため、スキマ時間で業務を行えます。
URL:https://chikyu.net/functions/basic/new_app/
JUST.SFA
「JUST.SFA」は、プログラミング不要でカスタマイズできるため、新規開拓やルートセールスなど自社に最適な仕様にできます。
スマホではブラウザからアクセスできるため、PCと変わらない使い勝手で利用できる点が特徴。
スマホで撮影した名刺情報をデータ化できる機能もあり、業務効率化が期待できます。
URL:https://www.justsystems.com/jp/products/justsfa/
cyzen(サイゼン)
「cyzen」はスマホで簡単に利用できることに特化したSFAのため、外出先からでも手軽に利用できます。
地図機能は優れており、GPSと連動して訪問履歴を残したり交通費を自動精算したりする機能も。
自社仕様にカスタマイズした報告書で営業報告ができるため、商談後すぐにチーム内に情報共有できます。
ホットプロファイル
「ホットプロファイル」は、MA機能も搭載されているSFAのため、複数ツールを導入する必要なくあらゆる業務範囲をカバーできます。スマホアプリでは名刺に基づいた顧客管理ができ、商談後の状況報告や近隣の顧客情報の表示などが可能です。
URL:https://www.hammock.jp/hpr/meishi/mobile.html
スマホ対応のSFAの選び方
上記で紹介したようにスマホ対応しているSFAは複数ありますが、自社に最適なSFAを選定しなければ活用につながりません。
そこで、SFAの選び方のポイントを解説します。
アプリ対応しているか
「スマホ対応」と一口に言っても2通りのパターンがあります。
1つが「スマホアプリを提供している」という場合と、もう1つが「スマホのブラウザで起動できる」という場合です。
どちらもスマホで利用できますが、アプリのほうが利便性が高いためおすすめです。
たとえば、メッセージやアラートが届くとプッシュ通知がきたり、GPS機能で位置情報を検知したりすることができるためです。
ブラウザ上でもSFAは利用できますが、忙しい営業現場で手軽にSFAを利用したいのであればアプリ対応のものを選びましょう。
アプリの画面は見やすいか
忙しい営業現場では、データの入力や確認に手間取っていると非効率になってしまいます。
そのため、片手でも楽に操作できて簡単にデータを入力できるSFAをおすすめします。
直感的に操作できるUIのSFAを選定することで、営業現場での効率性が向上するでしょう。
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必要な機能は搭載されているか
SFAのスマホアプリは、ブラウザ版と機能が異なる場合があります。
スマホ特有の機能で言うと、名刺情報を読み込んだり、位置情報を取得したりする機能などが挙げられます。
また、ブラウザ版では使用できる機能が、アプリでは使用できないということもあります。
そのため「自社はどのような機能が必要なのか」「スマホアプリの機能としてはどこまで求めるか」といった点を洗い出し、条件を満たすSFAを選定しましょう。
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スマホのセキュリティは十分か
SFAは顧客や売上などに関する機密情報を扱うため、セキュリティ面は十分に意識しなければなりません。
2段階認証やIPアドレス制限など、セキュリティ対策の機能を設けているSFAを選びましょう。
まとめ|外出先でも使いやすいSFAを導入して営業の効率化を進めよう
SFAは営業活動を効率化してくれるツールですが、外回りや商談など社外での利用を想定するとスマホ対応しているSFAを選ぶことが重要です。
スマホアプリから手軽に操作でき、外出先でもすぐにデータの入力・閲覧ができるSFAを選びましょう。
「Mazrica Sales」は営業現場での使いやすさが強みのSFAのため、スマホアプリも操作性や見やすさにこだわって開発しています。
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