「CRM」という言葉を耳にしたことはあるけれど、「実際にどんな機能があるのか」「自社に必要な理由がよく分からない」と感じていませんか?
また、CRMツールの種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷っている方も多いことでしょう。
最近では、CRMに営業支援(SFA)の機能を統合したツールも登場し、選択肢がさらに広がっています。
そのため、どのツールが自社に最適かを判断するためには、それぞれの特徴や強みを正しく理解することが重要です。
この記事では、14の主要CRMツールを比較し、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
自社に最適なツールを選ぶためのヒントやポイントを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
※主要な40種のSFA/CRMツールについて、特徴や機能をまとめましたので資料をダウンロードしてご覧ください。
この記事の内容
CRMツールとは?
CRMツール(Customer Relationship Management)とは、企業が顧客情報を効率的に管理し、信頼関係を強化するためのシステムです。
顧客との長期的な関係を築くためには、ただ営業やマーケティングを行うだけでなく、顧客の連絡先、購入履歴、問い合わせ履歴などの情報を正確に把握し、それに基づいた対応を行うことが重要です。
CRMツールを導入すれば、これらの情報を一元管理できるだけでなく、顧客が現在どの段階(興味喚起、検討、購入など)にいるのかを可視化できます。
その結果、営業やマーケティングチームは、顧客一人ひとりに合わせた最適な提案やフォローアップが可能になります。
「どの顧客に、いつ、どのようにアプローチすべきか」という課題を解決し、業務効率を向上させると同時に、顧客満足度を高められるのがCRMツール最大の魅力です。
関連記事:CRMとは?導入メリット・機能や選び方とツールも紹介
CRMツールが必要な理由
顧客との関係を効率的に管理し、競争力を高めるため、CRMツールの導入は多くの企業にとって不可欠です。
特に、顧客情報の一元管理とデータ分析の活用という2つの大きな利点があります。以下で具体的に説明します。
顧客情報管理を効率化に管理
従来、Excelやスプレッドシートなどを用いた顧客情報管理では、データが分散し、情報の更新や共有に手間がかかることが課題でした。
CRMツールを導入することで、顧客情報を一元管理でき、入力や転記の作業が不要になります。
また、情報をリアルタイムで更新できるため、営業チームやマーケティングチームは必要な情報に即座にアクセス可能です。
これにより、迅速な意思決定と顧客対応が実現し、業務の効率化だけでなく顧客満足度の向上にも寄与します。
データ分析による戦略的な意思決定
現代のビジネスでは、顧客の行動データや購買履歴を活用した戦略が成功の鍵となります。
CRMツールは、これらのデータを効率的に収集・分析し、「どの顧客が購入に至る可能性が高いのか」「特定のターゲット層に適した製品は何か」など、具体的なインサイトを提供します。
AIを活用したツールでは、自動分析によってさらに精度の高い提案が可能です。
これにより、営業やマーケティング活動をより戦略的かつ効果的に進められます。
CRMツールは、顧客情報管理とデータ活用の両面で企業をサポートし、業務効率化、顧客満足度向上、さらには売上や顧客維持率の向上につながります。
このように、CRMツールの導入は、企業の成長を加速させる重要なステップと言えるでしょう。
CRMとMA・SFAの違い
CRMとMAの違い
CRMは、顧客との関係を管理し、受注後のプロセスや顧客維持を主な目的とするツールです。
一方、MA(Marketing Automation)は、マーケティング活動の自動化を目的としたツールで、リード(見込み顧客)の獲得や育成に特化しています。
MAでは、見込み顧客獲得のためのフォームやランディングページ(LP)の作成、メール配信の自動化、顧客行動のトラッキングやスコアリング(見込み度の数値化)などが可能です。
これにより、営業チームに質の高いリードを引き渡すためのマーケティング施策を効率的に進めることができます。
一方、CRMは営業チームが引き継いだ顧客情報をもとに、受注獲得やその後の関係構築を重視します。
例えば、商談の進捗管理、顧客データの一元化、フォローアップ対応の支援が挙げられます。
このように、MAはマーケティング活動を支援しリードを育成する役割、CRMは営業プロセスと顧客関係の維持を担う役割と、それぞれ異なる役割を果たしています。
両ツールを連携させることで、マーケティングから営業、顧客サポートまで一貫したプロセスの最適化が可能になります。
関連記事:CRMとMAの違いとは?特徴やメリット、最適なツールの選び方を解説
CRMとSFAの違い
SFA(Sales Force Automation)は、営業支援ツールまたは営業支援システムを指し、営業活動を効率化することを目的としています。
具体的には、商談開始から受注までのプロセスを可視化し、営業チーム全体で情報を共有することで、新規顧客の獲得や営業パフォーマンスの向上を支援します。
一方、CRM(Customer Relationship Management)は顧客データを一元管理し、営業活動やマーケティング活動における情報共有の迅速化を図るツールです。
既存顧客との関係構築や継続的なフォローアップに特化しており、顧客満足度やリピート率の向上を目指します。
SFAは主に営業担当者をサポートし、新規顧客の獲得に強みを持つのに対し、CRMは顧客中心のアプローチを取り、既存顧客との関係維持に重点を置いています。
両ツールはそれぞれ異なる役割を担っていますが、連携することで、営業プロセスの最適化と顧客満足度の向上を同時に実現することが可能です。
関連記事:CRMとSFAの違いとは?機能・役割の比較と選び方を解説
CRMツールの主要機能
CRMツールは、顧客情報の一元管理を通じて営業やマーケティング活動を効率化し、顧客満足度や売上向上に寄与するツールです。
ここでは、代表的な機能とその活用方法について解説します。
顧客情報管理
CRMツールでは、顧客の性別、年齢、地域などの基本属性から、購入履歴、商談履歴、対応履歴、問い合わせ内容まで、顧客に関連する情報を一元的に管理できます。
これにより、顧客データを「ただのデータベース」としてではなく、次の施策に活かすための基盤として活用できます。
例えば、「どの地域でどの製品が多く購入されているか」を分析し、地域別のキャンペーン施策を立案することが可能です。
また、進捗状況をリアルタイムで確認できるため、対応漏れを防ぎ、営業チーム間の連携も向上します。
顧客分析
CRMに蓄積されたデータをもとに、自社顧客の属性や購買行動を分析することで、顧客理解を深められます。
新規顧客の開拓に役立つ見込み客層の特定や、取引が途絶えている休眠顧客の掘り起こしも可能です。
これにより、よりターゲットを絞った施策を実行し、効率的にリソースを配分できます。
関連記事:顧客分析とは?5つのフレームワークや分析に有用なツールを解説
メール配信
CRMツールのメール配信機能では、セグメント化した顧客に対して、キャンペーンや有益な情報を効率よく届けられます。
さらに、開封率やクリック率を分析することで、メール配信の最適化が可能です。
例えば、開封率が高い時間帯や件名の傾向を把握し、メールマーケティングの効果を最大化することができます。
関連記事:CRMでメールマーケティング(メルマガ配信)を効率化する方法とは?
外部システムとの連携
GmailやSNS、ECシステムなど、既存のツールとCRMを連携することで、二重入力の手間を省き、業務効率を向上させます。
これにより、営業チームやマーケティングチームがそれぞれのデータをスムーズに活用でき、全社的な効率化を図ることが可能です。
CRMツールの種類
CRMツールは、企業の規模や目的、搭載機能に応じてさまざまなタイプに分類されます。ここでは代表的な種類と、それぞれの特徴を解説します。
SFA機能を搭載したCRM
営業プロセスを一貫して管理できるSFA機能搭載型のCRMは、営業活動の効率化と顧客関係の構築を同時に実現します。
商談から受注までのプロセスを管理するだけでなく、リピート率の向上や顧客満足度の強化にも役立ちます。
このタイプのCRMは、特に営業活動が活発な企業に適しており、複数のツールを別々に導入する場合に比べ、データ連携やコスト面での優位性があります。
関連記事:SFAとは?CRM・MAとの違いや選び方と営業の成功事例まで解説
MA機能や名刺管理機能を統合したCRM
マーケティング活動を支援するMA(Marketing Automation)や、名刺管理機能を搭載したCRMは、顧客管理とマーケティング活動を統合的に運用できます。
これにより、見込み顧客の育成から既存顧客との関係強化まで、幅広いプロセスをサポートします。
特に、マーケティング活動と営業活動の連携を重視する企業におすすめです。
また、他のシステムとの連携が可能な製品も多く、業務効率化に大きく貢献します。
関連記事:MA(マーケティングオートメーション)とは?意味や導入メリット・おすすめのツールを紹介
大企業・グローバル企業向けのCRM
多言語対応や複雑な営業管理に対応したグローバル向けのCRMツールは、世界中で広く利用されています。
高機能で柔軟性が高い一方、導入や運用にかかるコストが大きいことが特徴です。
そのため、専任の担当者やITリソースを確保できる企業に向いています。
「グローバルで統一されたCRMを導入したい」「複数拠点での一貫した営業管理を実現したい」などのニーズを持つ企業に最適です。
関連記事:大企業・大手企業向けSFAおすすめ7選!選び方とツールの評判を解説
CRMツール導入のメリット・デメリット
CRMツールを導入することで、営業活動や顧客対応に大きな変革をもたらす可能性があります。
本記事では、導入を検討する際に押さえておきたいメリットとデメリットを解説します。
CRMツールを導入するメリット
まず、CRMツールを導入するメリットから解説します。
データドリブンなマーケティング・営業活動が可能になる
CRMツールは、顧客情報や営業活動の履歴を統合し、データに基づいたアプローチを可能にします。
例えば、顧客の購買履歴から、リピート購入やアップセルのタイミングを見極めることで、適切なタイミングでの施策実行が可能です。
これにより、営業効率を大幅に向上させることができます。
顧客満足度の向上
CRMツールに蓄積された顧客の悩みや要望を活用することで、対応の質が向上します。
例えば、過去の対応履歴を元にしたきめ細やかなフォローアップや、個々の顧客に応じた提案を行うことで、顧客満足度は上がるでしょう。
結果としてリピート率や顧客の生涯価値(LTV)の向上が期待できます。
3. 部門間の連携強化
営業、マーケティング、カスタマーサポートが一貫した情報を共有することで、チーム全体の生産性が向上します。CRMツールは「部門間の壁」を取り払い、統一した顧客戦略の実現を支援します。
関連記事:マーケティング・営業の連携の秘訣とは?メリット・トラブル解決策を解説!
CRMツールを導入するデメリット
初期導入コストと時間がかかる
CRMツールの導入には、システムの購入費用だけでなく、データ移行や社員のトレーニングに時間とコストがかかります。
特に、導入初期は運用体制が整うまで一時的に効率が低下する可能性があります。
関連記事:CRM導入の費用相場とは?選び方やおすすめツールまで解説
システムへの慣れと運用定着が課題
新しいツールに不慣れな社員が多い場合、運用が定着するまでに時間がかかることがあります。
社員全員がツールを効果的に活用するためには、継続的な教育やフォローが不可欠です。
効果が現れるまでに時間がかかる
CRMツールは、短期的な成果よりも長期的な顧客関係の構築を目的としています。
そのため、顕著な効果を得るには、データの蓄積と運用の成熟に時間が必要です。
CRMツール比較表
案件 顧客 行動管理 |
日報 管理 |
予定 管理 |
名刺 管理 |
データ分析 レポート |
モバイル アプリ |
|
---|---|---|---|---|---|---|
Mazrica Sales | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
eセールス マネージャー Remix CLOUD |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
GENIEE SFA/CRM | ◯ | – | ◯ | – | ◯ | – |
Zoho CRM |
◯ | ◯ | ◯ | 要連携 | ◯ | ◯ |
Kintone | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
HubSpot Sales Hub |
◯ | – | – | – | ◯ | ◯ |
Knowledge
|
◯ | ◯ | ◯ |
要連携 |
◯ | ◯ |
Sales Force Assistant |
◯ | – | – | ◯ | – | ◯ |
▶︎▶︎【無料ダウンロード】SFA/CRM(顧客管理機能を持つ営業支援ツール)比較分類チャート
SFA機能を搭載したおすすめCRMツール
ここからは、おすすめのCRMツールを紹介します。まずは、SFA機能を搭載したCRMツールからです。
Mazrica Sales|誰でも使えて、誰でも成果を出せるSFA/CRM
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【製品概要】
弊社が開発・提供しているMazrica Salesは、これまでCRM・SFAを導入した企業が感じていた「定着しない」「上手く使いこなせない」などの課題を解決すべく開発されたクラウド営業支援ツール(SFA/CRM)です。
多くの営業組織が抱える「営業の属人化」の問題を解消するためには、SFA/CRMの導入だけではなく、現場がSFA/CRMを使ってくれることが必要です。
そのため、Mazrica Salesは誰でも直感的に使いこなせる画面や現場の営業活動を効率化させる機能などに特徴があり、従来のSFA/CRMと現場への定着率が圧倒的に異なります。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- Starterプラン:月額27,500円から
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,500円 - Growthプラン:月額110,000円から
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額11,000円
【特徴】
- Google Workspace(旧G Suite)、Microsoft365(旧Office365)などのメール、カレンダー連携により入力負荷の軽減
- 直感的に営業の状況を把握できる案件管理画面
- 営業のボトルネックを分析できるレポートやAIによるネクストアクションのレコメンドなど、データの蓄積から営業の分析・改善までをカバー
▶▶【無料ダウンロード】SFA/CRM『Mazrica Sales』導入で得られる14のメリットとは?
【モバイルアプリ】
あり
【活用事例】
業種:広告、マーケティング
従業員規模:50~100名
【導入効果】
Mazrica Sales の導入・活用により、以下のように営業現場で実際に活用しているユーザーが「売上向上」や「工数削減」を実現しています。
- 1人あたりの「売上アップ率」:+39.6%
- 1人あたりの「工数削減率」:-30.0%
ナイル株式会社様
営業担当者ひとりひとりが個別で営業活動をしている、いわゆる超属人的な営業組織でした。
ナレッジが溜まっていかない、分析できない、PDCAが回せないなどの現状を脱し、新しい営業組織を構築したいと思ったのが、CRM導入のきっかけでした。
案件管理や分析などの機能面でデータベース以上の使い方ができるのではないかと思い、口コミを見て使いやすさに期待してMazrica Salesを導入。
一人当たり月に20時間のリソースを削減することに成功し、営業活動や人材育成に費やす時間を確保できるようになりました。
更にリードタイムも1ヵ月も削減することができ、新規問合せの受注率は前期比290%になりました。
▶▶Mazrica Salesの特徴や機能の詳細については、こちらの資料をダウンロードください。
eセールスマネージャーRemix CLOUD
【製品概要】
95%という高い定着率の理由は、日本の営業スタイルに合わせた機能と、導入後のサポート体制にあります。
具体的な機能としては案件管理や商談管理などの営業活動支援機能、顧客に紐づいた履歴や情報の管理のほか、ターゲティングなどのマーケティング機能や、申請や承認のワークフローなど、便利な機能も搭載。
【費用・料金】
- 初期費用:0円〜
- 月額費用:6,000円〜
【特徴】
- 活用支援専任チームが定着をしっかりサポート
- クラウド、オンプレミスを選べる
【モバイルアプリ】
あり
https://www.e-sales.jp/
eセールスマネージャーの口コミ・評判については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:eセールスマネージャーとは?評判・口コミ・料金を詳しく解説
GENIEE SFA/CRM
【製品概要】
顧客との「関係づくり」に必要な顧客管理、商品管理、データ分析などが一体となったマーケティングソフトです。
月々の料金が安いため、「試しに導入してみたい」と考えている会社におすすめです。
【費用・料金】
- 初期費用:要問い合わせ・見積もり
- 1ユーザー月額1,480円〜
【特徴】
- TOP画面はグラフやToDoをカスタマイズして自由に配置することが可能
- チャット機能が付いており、システム上でのコミュニケーションが可能
- 1ユーザー月額1,480円〜始められる
【モバイルアプリ】
なし
【活用事例】
業種:IT・クラウドサービスの開発
従業員規模:22名
https://chikyu.net
関連記事:GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)の評判・口コミ・向き不向き|導入前に知っておきたいポイント
Zoho CRM
【製品概要】
SFAの機能に加えて、メールの一斉送信や広告、イベントの効果測定など、マーケティングオートメーションの機能も充実させたツールです。
幅広い利用シーンがあることに加えて、利用料金が安いことから、全世界で5万社が導入しています。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- 1ユーザー月額2,400円
【特徴】
- G suiteやOutlookなど、さまざまなサービスとの連携で業務を効率化できる
- マルチチャネル活用(メール、電話、ソーシャルメディア、チャット、訪問)
- 多言語対応
▶︎▶︎【無料ダウンロード】自社にぴったりのCRM/SFAが見つかる分類チャートはこちらから
【モバイルアプリ】
あり
【活用事例】
業種:IT・ソフトウェア開発
従業員規模:65名
https://www.zoho.com/jp/crm/
関連記事:Zoho CRMとは?評判・口コミと企業の向き不向きを徹底比較!
Kintone
【製品概要】
正確にはSFAではありませんが、案件管理や日報、顧客リストといった営業活動をサポートする業務アプリを多数取り揃えており、SFAとしても使うことができます。
また、プラットフォーム上では、Excelからの取り込みやドラッグ&ドロップで、最短3分で簡単にアプリを作成することもできます。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- 1ユーザー月額1,500円〜
【特徴】
- 勤怠管理やワークフローなどSFA以外の用途にも使える
- 初期費用0円で、低コストでの導入が可能
- アクセス権限やユーザー管理、操作を変更前のバージョンに戻せる機能あり
【モバイルアプリ】
あり
【活用事例】
業種:卸売、小売
従業員規模:50名以下
https://kintone.cybozu.co.jp/
kintoneの口コミ・評判については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:kintoneは使えない?評判や口コミ・導入の向き不向きを紹介
HubSpot Sales Hub
【製品概要】
自社に最適なセールスプロセスを構築することができる、オールインワンのプラットフォームです。
同社が提供するユーザー数・ストレージ量無制限、永久無料のCRMと連携することで、さらに業務効率をアップさせることができます。
【費用・料金】
- 初期費用:情報なし
- 月額費用:$0〜
【特徴】
- Eメールやサイトのトラッキング、Eメールの自動送信により、効率的&スピーディーに見込み顧客を開拓できる
- GoogleカレンダーやOffice 365と同期させることで、簡単に予定の調整やミーティングの設定ができる
【モバイルアプリ】
あり
【活用事例】
業界:Web・コンテンツ制作、マーケティング
https://www.hubspot.jp/products/sales
関連記事:HubSpotは使いづらい?CRMとしての評判・口コミ・料金を徹底解説
Knowledge Suite
【製品概要】
使った分だけ課金するという本来のSaaS型に基づいた料金体系で、ユーザー数を気にすることなく(=ユーザー数無制限)利用できます。
名刺CRMと連携すれば名刺情報が自動的に顧客データに入力され、二度手間を省けます。
また、グループウェアでは閲覧権限を自動制御したりログを監視することで、情報漏えいのリスクを軽減させることができます。
【費用・料金】
- 初期費用:無料
- 月額費用:50,000円〜
【特徴】
- 独自グループウェアがついている
- ユーザー数は無制限
- 名刺管理CRMも付いている
【モバイルアプリ】
あり
https://www.bluetec.co.jp/knowledgesuite/service/sfa.html
Knowledge Suiteの口コミ・評判については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:Knowledge Suite(ナレッジスイート)は使いにくい?評判・口コミも紹介!
Sales Force Assistant
【製品概要】
NIコンサルティングが提供する主力製品「Sales Force Assistant」は、新規開拓向けの機能を搭載したもの、ルート営業スタイルに特化したもの、案件営業、ルート営業、リピートサイクル営業の統合型のものなど、計6種類のSFAが存在し、全てのツールに「顧客管理」「日報管理」「工数管理」の機能が付いたSFA/CRMです。
【費用・料金】
- 初期費用:50,000円
- 月額費用:1ユーザー3,500円〜
【特徴】
- AI秘書を使って業務のサポートを実現
- 顧客深耕、顧客創造などのシリーズがあり、自社に合わせたパッケージを利用可能
【モバイルアプリ】
あり
http://www.salesforce-assistant.com/
Sales Force Assistantの口コミ・評判については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:NIコンサルティング(Sales Force Assistant)の評判・口コミ・向き不向きを紹介!
大企業・グローバル企業向けのCRMツール
次に、大企業やグローバルで展開する企業向けのCRMツールを紹介します。
Salesforce Sales cloud
【製品概要】
セールスフォース社を代表するCRMツール、Sales Cloud(セールスクラウド)。Salesforce(セールスフォース)とは、世界15万社以上に導入される顧客関係管理 (CRM) ソリューションを提供する米国発の企業です。
自社にあわせてカスタマイズが可能で、特に大企業で導入されているツールです。 非常に高機能かつ運用に専門的な知識が必要であることから、専任の担当者が必要になります。
【費用・料金】
- Starter:3,000円/ユーザ/月 ※10名までの利用
- Professional:9,600円/ユーザ/月
- Enterprise:19,800円/ユーザ/月(最も利用されているプランです)
- Unlimited:39,600円/ユーザ/月
【特徴】
- セキュリティ性が高い
- あらゆる社内データを一元化することが可能
【モバイルアプリ】
https://www.salesforce.com/jp/sales/
Microsoft Dynamics 365
【製品概要】
マイクロソフトのクラウドERPは、世界42カ国42,500社以上、440万人を超えるユーザーに採用されている実績を持つ製品です。
Office365と同じインターフェースで利用でき、商談やメールの情報をCRMに自動取り込み可能。Excelへのデータエクスポートも容易で、レポート作成に適している。段階的な導入が可能なので、初期コストを抑えつつ、ニーズに合わせて機能を拡張できるのが特長です。海外進出企業や外資系企業の導入実績も豊富です。
【費用・料金】
- Sales Professional:月額8,130円
- Sales Enterprise:月額11,880円
- Sales Premium:月額16,880円
【特徴】
- Microsoft製品と連携して使える
- 従業員数10000人以上の企業の導入実績に強み
- 【モバイルアプリ】 なし
https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/sales/overview/
Oracle Sales
【製品概要】
Oracle Salesは、顧客情報を管理するための基本機能に加え、ユーザーの行動に応じたスコアリング機能や、過去データを基にした売上予測レポート機能など、営業活動を支援する機能が充実したクラウド型のSFA/CRMです。営業支援に必要となる基本的機能は全て詰まっています。
【費用・料金】
- Professional Edition:月額7,800 円
- Standard Edition:月額12,000 円
- Enterprise Edition:月額24,000 円
【特徴】
- 販売代理店管理が強み
- 業界別テンプレートあり
- シンプルで使い易いインターフェース
【モバイルアプリ】 なし
https://www.oracle.com/jp/cx/sales/
MAなどその他機能を搭載したCRM
最後に、MAなどのその他機能を有しているCRMツールを紹介します。
Sansan
【製品概要】
法人向けのクラウド名刺管理サービスで、属人化していた名刺管理を組織規模で一元管理することのできるツールとして、国内で大きなシェアを誇っています。
API連携を活用することで他のクラウドサービスやアプリケーションなどと連携可能です。
【費用・料金】
- 初期費用:ライセンス費用の12ヶ月分
- 月額費用:ライセンス費は1社50,000円〜/社
【特徴】
- 名刺管理に特化したツール
- アプローチ先が分かる組織ツリー機能あり
- 導入企業は6,000社以上の幅広い導入実績
【モバイルアプリ】
あり
https://jp.sansan.com/
Synergy!
【製品概要】
クラウド型顧客管理システム。集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析まで、CRMのあらゆる活動を支えるシステムです。
【費用・料金】
- 初期費用:118,000円
- 月額費用:15,000円〜
【特徴】
- CRMに本当に必要な機能だけを厳選
- 国産でサポートも充実
- 必要な機能のみ選べるので、安価に始めることができる
【モバイルアプリ】
なし
https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/
CustomerRings
【製品概要】
ECやBtoCサービスの売上げアップに顧客管理から分析・施策まで1つのツールで実施できる製品です。
様々な顧客データを統合し、分析、セグメント、アクション、管理までノーコードで実行。多彩な分析機能を実装しており、深い顧客分析をすぐに始められます。
【費用・料金】
- 初期費用:600,000円
- 月額費用:98,000 円~
【特徴】
- あらゆる顧客データを統合、分析、活用できる
- 数値だけでは捉えきれない顧客1人1人の行動や感情を見える化し、良質な顧客体験提供のアイデア発想を支援
【モバイルアプリ】
あり
https://www.customer-rings.com/
CRMツールを選ぶ際のポイント
CRMツールには様々な種類があり、自社に最適なツールを選ぶことが成功の鍵です。
以下に、選定時に意識すべきポイントを解説します。
目的を明確にする
まず、自社が抱える課題や達成したい目標を具体的に洗い出しましょう。
例えば、以下のような課題がある場合に適したツールを選ぶことが重要です。
- 課題例1:「営業担当者間で顧客情報が共有されていない」
→ 営業支援機能(SFA)を備えたツールが有効です。 - 課題例2:「顧客データが分散しており、潜在顧客を把握できない」
→ 名刺管理機能付きのCRMが適しています。
必要な機能を明確にし、それに合ったツールを選ぶことで、不要な機能にコストをかけるリスクを防げます。
外部システムとの連携性を確認する
CRMツールは、他の業務ツールと連携することで真価を発揮します。
例えば、以下の連携が可能なツールを検討してください。
- メール連携: GmailやOutlookでの自動取り込み
- スケジュール管理: カレンダーアプリとの同期
- 部門間連携: SFAやMAツールとの連携で、顧客データの共有を効率化
これらの機能により、業務プロセス全体を一貫して効率化できます。
関連記事:CRMのデータ連携とは?メリットと営業・マーケ連携を円滑にする方法
ランニングコストを含む総コストを検討する
CRMツールの価格は、基本料金だけでなく初期費用やサポートコストなどの隠れた費用を考慮する必要があります。
例えば、安価に見えるプランでもオプション料金が追加され、結果的に高額になるケースがあります。
以下を検討ポイントとしてください。
- 長期的な運用コストを計算する
- 無料トライアル期間を活用し、不要な機能が含まれていないか確認する
- 中長期の予算計画を立てる
ツールの効果を最大化するには、継続的な活用を見据えたコスト管理が不可欠です。
関連記事:CRM導入の費用相場とは?選び方やおすすめツールまで解説
自社に最適なCRMツールの導入を検討しよう
この記事では、数多くあるCRMツールの中からおすすめの14選を紹介しました。
CRMツールは、営業効率や顧客満足度を向上させる強力な武器ですが、その選定には慎重さが求められます。
特に、「どのツールが自社に合っているのかわからない」という悩みを抱える方も多いでしょう。
そこで、本サイトでは40種類以上のSFA/CRMツールを徹底分析し、4つのタイプに分類した「選定チャート」を作成しました。
このチャートを活用することで、短時間で各ツールの特徴を理解し、自社の課題に最適なツールを見つけることが可能です。
たとえば、「営業管理に必要な機能䛿基本的に揃っており、導入も比較的手軽なツール」や「、非常に安価でカスタマイズ䛾自由度が高いツール」など、具体的なニーズに応じたツールが一覧で確認できます。
CRMツール選びは、単なるコストの問題ではなく、長期的な業務効率や顧客関係に大きな影響を与える重要な投資です。
無料トライアルやデモを活用しながら、分類チャートを参考に比較検討を進めてください。
自社に最適なツールを導入することで、業務改善と顧客満足度の向上を実現できるはずです。