成功者が共通してもっている力は才能や高い能力ではなく「グリット(やり抜く力)」だと聞いたことはありませんか。「グリット」は、米国の著名人のスピーチにも度々登場する注目のキーワードです。この「グリット」とは一体どんな力なのでしょうか。
今回は、社会的成功を目指すときに必要だとされている「グリット(やり抜く力)」について、“どんな力なのか”詳しくご紹介していきます。
成功者の共通点「グリット(やり抜く力)」とは
「グリット(やり抜く力)」とは、ひとつの目標に向かって努力を重ね、達成に向かって長い時間をかけて、粘り強く続けていく力のことです。日本語では「根性・闘志・努力」といったものを指しています。
「社会的成功に必要なのは、才能や知的能力の高さではなくグリット(やり抜く力)だ」という考えを突き止め、著作にまとめて発表したのがアメリカの心理学者アンジェラ・ダックワースです。ダックワースは、コンサル会社を辞め教員に転身し子どもたちに数学を教えているときに、「成績の良い悪いはIQの高低には関係しない」ことに気が付きました。そして、その後調査・研究を重ね、「グリット(やり抜く力)」の存在にたどり着いたと語っています。
生まれもった才能や知的能力ではなく、誰もが今から身につけることができる「グリット(やり抜く力)」が成功に必要な力であるという考えは多くの人に勇気を与え、アメリカの教育省が最重要課題として提唱するほど、注目を集めています。
才能・能力よりもやり抜く力が重要な理由
たとえ才能や能力がなくとも目標に向かってやり抜こうと努力をすれば成功にたどり着くというのが、「グリット(やり抜く力)」をもつことが重要だとされる理由です。才能や能力はただもっているだけでは力を発揮することはできません。そこに、行動しやり抜く力がなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。
ひとつの目標を立てたとき、その目標が高ければ高いほど、達成には長い時間を要します。才能や能力がある人は、目の前の作業を他の人よりも簡単にこなせるかもしれませんが、最終的な目的をクリアするためには、時間をかけて努力し続けなければなりません。そこで必要となるのが、「やり抜く力」なのです。
グリット(やり抜く力)で大切な考え方は日々挑戦し続けること
「グリット(やり抜く力)」をもっていれば、才能や能力がなくとも地道な努力を重ねていくことで、成功に一歩ずつ近づくことができます。その一歩がたとえ小さな一歩であっても、日々挑戦し続けることでやらなかった0の状態よりも少しずつ前に進み1が2になり、3…10…100、と成功に近づくことになるためです。
このグリット(やり抜く力)を身につけていくために必要なのは、「失敗を恐れずに挑戦をしていく」ことです。目標に向かって長い期間努力をしていくなかでは、失敗も多く経験することになります。失敗を恐れて挑戦できなければ、前は進めません。「日々挑戦し続けた先に“成功”が待っている」というのが、グリット(やり抜く力)の大切な考え方なのです。
おわりに
「どうせ才能ないし…」「能力が足りないから成功するのは無理だろう」と諦めてしまうのではなく、情熱をもって目標に向かって努力を重ねていくことが大切だ、ということに気づかせてくれるのが「グリット(やり抜く力)」の存在です。
誰でも今からでも身につけることができる「グリット(やり抜く力)」を自分のものにするために、目標を設定したら失敗を恐れずに挑戦し続ける生活を始めてみませんか?
トップセールス〜4つの法則〜
営業の永遠の課題、それは”人”です。企業活動の中で、営業ほど”人”が成果に影響するものはないと言っても過言ではないでしょう。では優秀な営業パーソンはどのように行動して成果を上げているのでしょうか? 本資料では様々な営業組織を見てきた弊社が見つけだした、トップ営業パーソンが必ず実践している4つの法則を紹介します。
資料をダウンロードする