特に目立った成果を出している様子はなかったのに、いつのまにか大きな事業を任されるようになったり、起業して成功を収めていたりする同僚はいませんか。彼らはもしかすると、「10年思考」「10倍思考」の働き方を実践していたのかもしれません。
これらは長期的に成果を出せるビジネスパーソンになる上で、欠かせない考え方のひとつ。実践しているかどうかで、5年後10年後の地位や役職が大きく変わります。
そこで今回は、結果につながる行動を生み出す「10年思考」と「10倍思考」についてご紹介します。
成果を出す人はやっている「10年思考」
「10年思考」とは、成し遂げたいことを長期的な目で捉え、達成のために必要なことを、継続的に粘り強く行おうとする考え方のことをいいます。
長期的な目線で物事を判断する必要があるため、短期的に減収になったり、不利な条件で仕事を受けたりすることもあるかもしれません。しかし、単発の成果や目先の利益に左右されずに、継続して努力し続けることが必要となります。
10年思考の働き方が高い成果につながる理由
単発で大きな成果を狙うよりも、長期的な視点で成果を求めて行動したほうが、結果的に大きな利益を残すことができます。
単発の大きな成果や利益は、一瞬一瞬では個人や会社に大きな利益をもたらします。しかし、こうした成果の効果は長く続くわけではありません。場合によっては、その反動で長期的に見ると売上や利益が減ってしまうこともありますよね。
こうした目先の利益にとらわれることなく、ひとつの目標を達成するために、長期的に何を選択して何をすべきなのかを考えるのが10年思考です。この考え方の中では、短期的な成功も失敗も、大きな目標を達成するための、ひとつの修正点です。
ひとつひとつの成果を積み重ね、より大きな成果を得ようという考えがあるため、結果としてより大きな成果を手にすることができるのです。
そのため、会社としても、長期的な目線を持つビジネスパーソンを高く評価する傾向にあります。大成する人に10年思考を持つ人が多いのはそのためです。
真の意味で成果を残せるビジネスパーソンを目指すなら、一時の成果や評価にとらわれず、長期的に見て種を蒔き、計画的に利益を上げられる人材を目指しましょう。
10年思考の効果を飛躍的に上げる「10倍思考」
「10年思考」とセットで実践したいのが「10倍思考」です。10倍思考とは、ひとつの仕事に対して、より効率よく、より大きな成果を出すためにはどうすればいいかを考え実践しようとする考え方のことをいいます。
10年思考では、長期的な成果を求めて継続することが大切だと説明しました。
しかし、ただ継続するだけで、大きな成果が得られるわけではありません。ここで重要になるのが「10倍思考」の考え方です。継続するなかで、どうすれば早く大きな成果につながるか、効率的に利益を上げられるかを考え続けることで、5年後10年後により大きな成功をつかむことができるようになります。
また、働き方ひとつひとつについて効率性や成果を求めるようになるため、結果として短期的な成果も大きくなります。
長期的視野で努力の質にこだわると将来どう変わる?
今はまだ達成することができないような大きな目標も、長期的な目線で考え行動することで、成し遂げられるようになります。
例えばある分野で独立を果たそうとしている場合、今の力量では難しいという人もいるでしょう。しかし、自分に何が足りないのか、足りないものを補うために何をどれだけ行えばいいのかを考えることができれば、当初は達成困難だった目標を成し遂げることができるようになるかもしれません。
これが10年思考・10倍思考で長期的に粘り強く行動するということです。
また、長期的な成果を求めるようになるので、結果として短期的なデメリットに惑わされずに行動することもできます。もちろん、長期的な利益を得るためには、短期的な損を受け入れなければならないこともあります。
また、継続することはとても難しく、くじけそうになることもあるでしょう。それでも、大きな目標達成のために考え行動することで、大きな利益を手に入れられる確率が高くなるのです。
まとめ
10年思考と10倍思考のポイントは、大きな目標達成のために、長年粘り強く行動すること、そして何事も効率よく、最も利益の出る方法を探り続けることです。
短期的な成果に振り回されてしまうという人や、大きな目標があるものの、何をしていいのかわからないという人は、10年思考・10倍思考の考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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