新製品の案内を顧客へメールで送信したけれど、問い合わせや返信があまりない・・・
こんな時、そもそもメールを開いてくれたのか、資料をダウンロードしてくれてるのかが気になりますよね?
そんな時に便利なのが、メールトラッキングツールです。
今回は、メールトラッキングツールで何ができるのかと、メールトラッキングツールのおすすめ10選を、価格や機能の特徴と合わせてご紹介いたします。
メールトラッキングツールとは?
メールトラッキングツールとは、GmailやOutlookなどメールソフト(メーラー)の拡張機能で、メールの開封率などのデータを集計・分析できるツールです。
つまり、配信したメールがその後どうなったかを追跡調査できるツールというわけです。
ツールによってはCRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援ツール)と連携させることで、リード(見込み顧客)の育成や受注のスピードアップなど、相乗効果を生み出すことができます。
関連記事:SFAとは?CRM・MAとの違いや選び方から成功事例まで解説
このことから、メールトラッキングツールはセールスアクセラレーション(営業の加速化、促進)とも呼ばれています。
また、カレンダー機能と連携可能なツールは、入力した候補日をリードに共有できるので、簡単にミーティングを設定することもできます。
ツールによってさまざまな特徴がありますので詳細は後述いたしますが、どのツールにも共通して、以下のような効果があります。
メールマーケティングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メールマーケティングとは?メルマガとの違いや実施のための5つのステップ
①メールの効果を測定できる
効果が低かった、または高かったメールの内容を比較することで、次回以降の配信に役立てることができます。
②すぐにフォローができる
メールが開封されたタイミングを把握することで、すぐにフォローアップのメールを送ったり電話をするなどの対応ができ、案件化や受注に繋がりやすくなります。
フォローアップメールの送信も自動でできます。
メールトラッキングツールおすすめ9選
ここからは、Mazrica Business Lab.編集部がおすすめするメールトラッキングツールをご紹介いたします。
HubSpot Sales
セールスプロセスを構築、自動化、加速できる、オールインワンのセールスプラットフォームで、日本語で使用可能です。
効果の高いメールテンプレートを共有したり、パイプライン管理機能で取引の進行状況を追うことで、優秀な営業パーソンのナレッジを確認することができます。
【費用】
月額利用費:$0〜
【特徴】
・使用可能メーラー:Gmail、Outlook
・カレンダー連携:G Suite、Office 365
・同社が展開しているMA、CRMと組み合わせることが可能
https://www.hubspot.jp/products/sales
Outreach
営業担当者、チーム、または組織全体のパフォーマンスを測定できる充実した分析レポートや、優先度、期日、エンゲージメントで絞って、ダッシュボードに表示させるタスクを選択することができます。
また、Salesforce CRMをはじめ、たくさんの外部ツールと連携できます。※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:非公開
【特徴】
・使用可能メーラー:Gmail、Outlook
・タスク管理が可能
・Salesforce CRMと連携が可能
・分析レポートが強み
https://www.outreach.io/
Sales Loft
他のツールで使っているGmail拡張機能とは違い、マーケティングオートメーション(MA)の機能を活用し、パーソナライズされたメールを一斉配信することができます。 ※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:非公開
【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Outlook
・メールをパーソナライズした上で、一斉送信することが可能
・マーケティングオートメーション(MA)機能もついてる
https://salesloft.com/
Yesware
多機能・高機能ではないものの、メールトラッキング、テンプレートの作成、Salesforceやカレンダーとの連携など基本的なツールが備わっていて、低価格なのが魅力です。 ※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:1ユーザー$12
【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail,Outlook,Office 365
・Google カレンダーとの連携が可能
・リマインダー機能(後で送る予定のメールを忘れないように、リマインダーを設定できる)
velocify
不動産、保険、教育、IT業界に特化したツールです。
CRMと連携させることで、営業活動を最適化するためのさまざまなソリューションやプランを提供してくれます。 ※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:1ユーザー$60
【特徴】
・Salesfroceまたは、同社のCRM製品と連携が可能
・リード管理が強み
・リードスコアリング、リード分析レポートあり
https://velocify.com/
SalesforceIQ Inbox
Sales Cloudのプラットフォームを電子メールとカレンダーに拡張したツールです。
Salesforceが開発したツールのため、同社の他製品との相性が良く、すでにSales Cloudユーザーであれば、相乗効果を生み出しやすいです。※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:1ユーザー$25
【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Office 365
・Sales Cloudをメールとカレンダーと連携する拡張機能
・SalesforceからSalesforce Einstein、案件のデータをメールソフトにも流用でき、メールボックス上で閲覧が可能です
Saleshandy
無料で利用できる割には、機能が充実しているので、試しに導入してみたい会社にぴったりです。
基本的にはメールの拡張機能のみですが、EnterpriseプランではSalesforceとの連携が可能です。 ※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:$0〜
【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Outlook
・開封通知、開封率、返信率などがわかる、充実したメールトラッキング機能
・メールスケジューラー機能(送信時間を設定すると自動でメールが送信される)
https://www.saleshandy.com/email-tracking/
Gmail Meter
現時点(2018年2月)では完全無料のメールトラッキングツールです。
Gmailユーザー向けのツールで、分析レポートなども見ることができます。
なお、Puremiumプランを開発中とのことです。 ※日本語対応なし
【費用】
月額利用費:非公開
【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail
・Gmailの分析レポート
https://www.gmailmeter.com/
おわりに
日本ではまだまだマイナーなメールトラッキングツールですが、営業活動やマーケティングの効率化を図り、利益を増やすためには、とても役に立つツールです。
変化のスピードの激しい時代にビジネスで勝ち残るためには、他社に先んじて動き始めることが大切です。
いきなり導入までは至らなくても、まずは社内で意見を聞いたり、資料を集めて検討してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
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