新製品の案内を顧客へメールで送信したけれど、問い合わせや返信があまりない・・・

こんな時、そもそもメールを開いてくれたのか、資料をダウンロードしてくれてるのかが気になりますよね?

そんな時に便利なのが、メールトラッキングツールです。

今回は、メールトラッキングツールで何ができるのかと、メールトラッキングツールのおすすめ10選を、価格や機能の特徴と合わせてご紹介いたします。

メールトラッキングツールとは?

メールトラッキングツールとは、GmailやOutlookなどメールソフト(メーラー)の拡張機能で、メールの開封率などのデータを集計・分析できるツールです。

つまり、配信したメールがその後どうなったかを追跡調査できるツールというわけです。

ツールによってはCRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援ツール)と連携させることで、リード(見込み顧客)の育成や受注のスピードアップなど、相乗効果を生み出すことができます。

関連記事:SFAとは?CRM・MAとの違いや選び方から成功事例まで解説

【2025年最新】SFA(営業支援)ツールおすすめ比較10選|CRM・MAとの違いも解説

このことから、メールトラッキングツールはセールスアクセラレーション(営業の加速化、促進)とも呼ばれています。

また、カレンダー機能と連携可能なツールは、入力した候補日をリードに共有できるので、簡単にミーティングを設定することもできます。

ツールによってさまざまな特徴がありますので詳細は後述いたしますが、どのツールにも共通して、以下のような効果があります。

メールマーケティングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メールマーケティングとは?メルマガとの違いや実施のための5つのステップ

①メールの効果を測定できる

効果が低かった、または高かったメールの内容を比較することで、次回以降の配信に役立てることができます。

②すぐにフォローができる

メールが開封されたタイミングを把握することで、すぐにフォローアップのメールを送ったり電話をするなどの対応ができ、案件化や受注に繋がりやすくなります。
フォローアップメールの送信も自動でできます。

メールトラッキングツールおすすめ9選

ここからは、Mazrica Business Lab.編集部がおすすめするメールトラッキングツールをご紹介いたします。

HubSpot Sales

セールスプロセスを構築、自動化、加速できる、オールインワンのセールスプラットフォームで、日本語で使用可能です。
効果の高いメールテンプレートを共有したり、パイプライン管理機能で取引の進行状況を追うことで、優秀な営業パーソンのナレッジを確認することができます。

【費用】
月額利用費:$0〜

【特徴】
・使用可能メーラー:Gmail、Outlook
・カレンダー連携:G Suite、Office 365
・同社が展開しているMA、CRMと組み合わせることが可能

Outreach

営業担当者、チーム、または組織全体のパフォーマンスを測定できる充実した分析レポートや、優先度、期日、エンゲージメントで絞って、ダッシュボードに表示させるタスクを選択することができます。
また、Salesforce CRMをはじめ、たくさんの外部ツールと連携できます。※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:非公開

【特徴】
・使用可能メーラー:Gmail、Outlook
・タスク管理が可能
・Salesforce CRMと連携が可能
・分析レポートが強み

Sales Loft

他のツールで使っているGmail拡張機能とは違い、マーケティングオートメーション(MA)の機能を活用し、パーソナライズされたメールを一斉配信することができます。 ※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:非公開

【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Outlook
・メールをパーソナライズした上で、一斉送信することが可能
・マーケティングオートメーション(MA)機能もついてる

Yesware

多機能・高機能ではないものの、メールトラッキング、テンプレートの作成、Salesforceやカレンダーとの連携など基本的なツールが備わっていて、低価格なのが魅力です。 ※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:1ユーザー$12

【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail,Outlook,Office 365
・Google カレンダーとの連携が可能
・リマインダー機能(後で送る予定のメールを忘れないように、リマインダーを設定できる)

velocify

不動産、保険、教育、IT業界に特化したツールです。
CRMと連携させることで、営業活動を最適化するためのさまざまなソリューションやプランを提供してくれます。 ※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:1ユーザー$60

【特徴】
・Salesfroceまたは、同社のCRM製品と連携が可能
・リード管理が強み
・リードスコアリング、リード分析レポートあり

SalesforceIQ Inbox

Sales Cloudのプラットフォームを電子メールとカレンダーに拡張したツールです。
Salesforceが開発したツールのため、同社の他製品との相性が良く、すでにSales Cloudユーザーであれば、相乗効果を生み出しやすいです。※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:1ユーザー$25

【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Office 365
・Sales Cloudをメールとカレンダーと連携する拡張機能
・SalesforceからSalesforce Einstein、案件のデータをメールソフトにも流用でき、メールボックス上で閲覧が可能です

Saleshandy

無料で利用できる割には、機能が充実しているので、試しに導入してみたい会社にぴったりです。
基本的にはメールの拡張機能のみですが、EnterpriseプランではSalesforceとの連携が可能です。 ※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:$0〜

【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail、Outlook
・開封通知、開封率、返信率などがわかる、充実したメールトラッキング機能
・メールスケジューラー機能(送信時間を設定すると自動でメールが送信される)

Gmail Meter

現時点(2018年2月)では完全無料のメールトラッキングツールです。
Gmailユーザー向けのツールで、分析レポートなども見ることができます。
なお、Puremiumプランを開発中とのことです。 ※日本語対応なし

【費用】
月額利用費:非公開

【特徴】
・使用可能なメーラー:Gmail
・Gmailの分析レポート

AIエージェントツールでのトラッキング

AIエージェントとは、ユーザーや他のシステムに代わってタスクを自律的に実行できるシステムです。大規模言語モデル(LLM)を中核技術として、意思決定や問題解決、外部環境とのやり取りなどの幅広い機能を備えています。

参考記事:営業活動で使えるAIエージェントとは?活用事例と導入までの流れを解説

AIエージェントの特徴は自律性にあり、与えられた指示に基づいて情報収集や分析を行うことが可能です。実際の活用場面は多岐にわたり、カスタマーサービスや自動運転、サプライチェーン管理など様々な分野で導入が進んでいます。

  • 顧客データの自動分析と優先順位付け
  • 商談内容の文字起こしと分析
  • 提案資料の自動生成と最適化
  • リアルタイムでの商談支援とアドバイス
  • 自動スケジュール調整と会議設定
  • 顧客とのメールコミュニケーション自動化

DealAgent

DealAgent_LP

DealAgentは株式会社マツリカが提供するAIエージェントツールです。マーケティング・営業プロセスの各フェーズにおいてAIが営業担当者に代わって業務を担い、自律的に購買プロセスを前に進めるAIエージェントです。
DealAgentを活用することで顧客対応・ナレッジ検索・事前調査・見込み顧客検知などの業務をAIにお任せ人間は「本来集中すべき業務」に集中できるようになります。

DealAgent対応範囲.

マーケティング担当は従来のリード情報の取得だけではなく、顧客ごとの興味関心をデータとして取得し営業へ連携することができるようになります。営業資料の共有においても単にPDFを顧客へ共有するだけではなく、DealAgentを活用すると顧客体験が上がり、より多くのデータを取得できます。営業は見込み顧客それぞれの興味関心を把握して、クロージングに活かすことができます。AIとの対話データをもとに、顧客が検討の上で、何を気にしているのかがわかるようになります。提案資料にAIチャットを仕込みむことで、閲覧データに加えて対話型のデータを取得することもできます。

DealAgentとメールトラッキングツールの違い

  • メールの開封、クリックだけではなく、その先のコンテンツの閲覧状況までトラッキングできる
  • メールで送ったコンテンツにAIチャットを仕込めば、AIとの対話データもトラッキングできる
  • より顧客の興味をトラッキングできる仕組みがDealAgent

DealAgentの特徴

  • 自社で保有する資料や文書などのナレッジをAIに読み込ませることで、ほしい情報をAIに聞いてすぐに引き出すことが可能
  • 社内の情報検索の業務をAIによって大幅に効率化することが可能です
  • 自社専用のChatGPTのようなAIチャットを簡単に生成することができる
  • AIチャットを顧客接点に設置することで、各見込み顧客それぞれが欲しい情報を対話を通じて届けることができる
  • 従来のターゲティングを超えた一人ひとりにパーソナライズされた体験を届けることができる

顧客は資料に設置されたAIチャットを活用して、資料を読み込まずともAIとの対話で情報をすぐに取得可能です。営業は顧客のコンテンツ閲覧状況、AIとの対話データをもとに、顧客の興味関心度合いを可視化できます。

分析レポートを活用することで顧客のアクセスデータを分析しAIがホット顧客をリコメンドしてくれます。また、閲覧データから顧客の興味関心テーマ仮説をAIが整理します。さらに興味関心テーマ仮説Web上に存在する顧客の会社・個人のデータを調査して整理します。

公式サイト:https://product-senses.mazrica.com/lp-dealagent-ai

おわりに

日本ではまだまだマイナーなメールトラッキングツールですが、営業活動やマーケティングの効率化を図り、利益を増やすためには、とても役に立つツールです。

変化のスピードの激しい時代にビジネスで勝ち残るためには、他社に先んじて動き始めることが大切です。
いきなり導入までは至らなくても、まずは社内で意見を聞いたり、資料を集めて検討してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

営業効率化ツール7選

もっと顧客と向き合うことができれば、より多くの成果をあげることができるのに、と感じたことはありませんか? データ入力やスケジュール管理など、営業活動以外の仕事に費やしている時間を減らすことができれば、顧客との接点をつくったり、提案を練ったりすることに時間を使うことができるのです。 本ebookでは、営業が営業活動により集中するために、営業の仕事を効率化するのにオススメのツールを紹介します。無料のツールもいくつか紹介しているので、今日からすぐに効率化に挑戦することができますよ。

資料をダウンロードする

投稿者プロフィール

Mazrica Business Lab.編集部
Mazrica Business Lab.編集部

Mazrica Business Lab.はクラウドアプリケーションMazricaの開発・提供を展開する株式会社マツリカが運営するオウンドメディアです。営業・マーケティングに関するノウハウを中心に、ビジネスに関するお役立ち情報を発信しています。

最新の投稿

ツール紹介の関連記事

人気記事ランキング

1

タスク(todo)管理のポイントと営業でも使えるタスク管理ツール11選|Senses Lab. |top

タスク管理ツール・ToDo管理におすすめ13選を徹底比較【2025年最新版】

2

グロスとネットの違いとは?ビジネスにおける用語の意味や計算方法まで徹底解説

3

営業のバイブル|新人営業も営業部長も絶対に読むべき本10選|Senses.Lab|top

【営業本おすすめ10選】新人営業も営業部長も絶対に読むべき本を紹介

4

Gmailのショートカットキー26選!Gmailを便利に使いこなすコツ | Senses Lab. | アイキャッチ

【時短・効率化】Gmailショートカットキー50選・画像つきで徹底解説

5

営業で管理すべき4つのデータ|営業の成果を向上させる方法|Senses Lab.|top

営業管理とは?6つの基本項目と効率的な管理方法を解説

ツール紹介の関連記事

キーワード一覧

資料ダウンロードランキング

1

「5分で分かるMazrica Sales ・ 失敗しないSFA/CRM導入方法 ・ 導入事例」3点セット

2

Mazrica Sales・DealPodsサービス紹介資料

3

【全編動画】巷の営業手法を疑え!最速最短が顧客との信頼を作り出す

営業効率化ツール7選

もっと顧客と向き合うことができれば、より多くの成果をあげることができるのに、と感じたことはありませんか? データ入力やスケジュール管理など、営業活動以外の仕事に費やしてい  …詳細を見る