普段から視聴する機会の多いWEB動画。最近、このWEB動画をマーケティング手法として活用している事例が増えてきています。
スマートフォンの普及やインフラの整備などから、動画の市場規模も拡大してきており、今後ますます動画は重要視されてくるでしょう。
営業の現場でも活用される機会が増え、営業促進ツールとしても広まってきている動画。今回は、近年注目を浴びている動画マーケティングについての基礎を学びましょう!
この記事の内容
動画マーケティングとは?実はかなり大きな市場規模
動画マーケティングとは、企業や商品のPRなどの手段として動画を用いる手法のことです。
今までもテレビCMなどで動画を用いたマーケティング手法は用いられてきましたが、数百万円・数千万円のコストがかかっていました。
しかし、近年のWEBテクノロジーの進展やスマートフォンの普及などにより、動画コンテンツは身近なものとなってきており、今や自宅だけでなく移動中や外出先でも動画を観られる環境が整ってきました。皆さんも、YouTubeやInstagramで動画を観て過ごした経験はあるはずです。
つまり、近年注目を浴びている「動画マーケティング」とは、WEB上での動画広告を指します。
とりわけスマートフォンの動画広告は、市場規模がどんどん拡大してきています。
スマホの普及率はすさまじい勢いで加速しており、モバイル社会研究所が2024年4月15日に発表した数値によると、携帯電話所有者のスマートフォン比率は2024年は97%であることが明らかになっています。
参照:【モバイル】2024年調査 スマートフォン比率97%:2010年は約4%
更にサイバーエージェントの調査では、スマホ動画広告の市場規模は2024年に7,249億円、2028年には1兆1,471億円にも達するという予想が発表されています。
参照:サイバーエージェント、2024年国内動画広告の市場調査を実施
WEB動画コンテンツの多様化により、動画は幅広い世代が日常的に動画を視聴する機会が増え、SNSでも動画コンテンツによるコミュニケーションが一般化してきています。
このような背景から、WEBでの動画広告は多くの人の目に触れるものとなっており、企業側も高品質な動画を配信するようになってきました。
関連記事:動画マーケティングとは?BtoB企業でも使える動画活用のポイント
動画マーケティングのメリット
実際に動画マーケティングではどのようなメリットを得られるのかを見ていきましょう。
●多くの情報を伝えることができる
1分間の動画が伝えられる情報量は、どのくらいだと思いますか?実は、180万語(WEBページで言うと3,600ページ)と同等であると言われています。
視覚・聴覚に訴える動画では、視聴者が短時間で多くの情報を取り入れることができるのです。
●多くの人へ伝えられる
先述の通り、スマートフォンの動画広告であれば、パソコンやテレビと違い、普段から触る機会の多いデバイスのため動画を観る機会も多くなります。
また、ユーザーの多いFacebookやInstagramなどのSNS上でも動画広告を配信できるため、より多くの人にリーチすることが可能です。
●印象に残りやすい
視聴者の直感に訴えかけやすい動画では、ユーザーの印象に残りやすい個性的な動画で認知度を上げることもできます。
動画の構成だけでなく、キャッチ―なフレーズやユニークなバックミュージックなど、企業や商品の特性を反映した動画を制作することで、ターゲット層に直接訴える広告を配信することができます。
関連記事:SNSマーケティングとは?重要性・手法・企業の成功事例|5つのSNSの特性やおすすめツールも紹介
BtoBでの動画利用
動画広告はBtoCにのみ有効かと思われがちですが、実はそうではありません。
BtoB企業にとっても、動画マーケティングは非常に効果的なのです。
まず、情報収集の手段として、動画を視聴する担当者が増えてきていることが挙げられます。
担当者がプライベートでも動画視聴することが習慣化しているため、情報収集段階でも動画を視聴することでその商材の特性や価値を理解しようとします。
検索でも動画はSEO効果が高いと言われているので、検索結果に動画が上位に表示されたら視聴してもらえる確率は高くなるでしょう。
更に、その担当者が上長に購買決裁を得る時にも動画は役に立ちます。
わざわざ担当者が上長にプレゼンしなくても、その動画ひとつで商材の価値が上長に伝わり、担当者の負担も軽減されます。
また、音声やテキスト、図解などを組み合わせて情報を伝達できる動画の特性を活かすことで、WEBページなどではなかなか伝わりにくい商材でも、その良さを伝えることができます。
コンサルティング、流通サービス、ソフトウェアなどの無形商材、複雑な精密機器などが向いていると言えるでしょう。
関連記事:営業で動画活用!営業ツールとしての活用例と導入時の注意点
動画の利用例
実際にBtoB企業はどのように動画を活用しているのか、いくつか例を用いて説明します。
●WEBページ
自社のホームページや商材に関するランディングページで動画を配信する企業が増えています。
商材の紹介だけでなく、活用方法やユーザーの声など、さまざまなパターンの動画を掲載することで、一度の訪問と同じくらいの効果が得られることもあります。
関連記事:これからのBtoB Web接客:成果を最大化する戦略、ツール、未来の勝ち筋
●広告
FacebookやTwitterなどのSNS、YouTubeなどでは、動画広告を配信することが可能。より多くの人の目に触れる機会を増やすことができます。
また、広告配信のプラットフォームでは、特定の業種や企業に絞って動画を配信することができるため、より効果的な宣伝をすることができます。
●展示会
展示会において、来場者の関心を引くためにブースで動画を流している企業も多く見かけます。
「もっと詳しい話を聞いてみたい」と思わせることで、ブース内へ誘導することができます。
また、商材紹介動画を流しておくことで、営業担当者が他の来場者の対応をしていても、来場者は商材に関しての情報を得られます。
分かりやすい動画で来場者の関心を高めることができれば、アポイントにも繋げやすくなります。
●ウェビナー(WEBセミナー)
セミナーを開催しているBtoB企業では、集客や会場準備などに多くのリソースをかけることになってしまいます。また、参加人数にも限りが出てしまいます。
しかし、セミナー自体を動画にすることで、無制限の参加者(視聴者)に対してセミナーを配信でき、会場準備などのリソースも割くことができます。
申し込んだ人のみがWEB上のセミナーに参加することができるこの仕組みをウェビナーと言い、最近では取り入れる企業も増えてきています。
ウェビナーでは、ライブ配信をしている時は視聴者とコメント機能でやり取りをすることも可能ですし、動画自体は資産として残るので後から視聴することもでき、営業活動などに活用することもできます。
関連記事:ウェビナーツール徹底比較おすすめ18選!動画配信によるナーチャリング戦術
●メール
展示会やウェビナーで獲得したリードのフォローにメールを使う企業は多いです。
そのメール内に事例やお客様の声などの動画を埋め込むことで、リードの育成にも役に立ちます。
また、リードの名前を動画内に入れたり、リードが興味を持っている商材についての情報を動画内に入れたりできる、パーソナライズド動画も効果です。メールに埋め込むことで、更なる関心を引くことができます。
●商談
実際の商談の場でも動画を活用する場面が多くなってきています。
最初の訪問時には自社の紹介動画や商材についての動画を観てもらうことにより、属人的になりがちな営業トークも均一的になり、情報の伝え漏れも防ぐことも期待できます。
最低限知っておきたい動画活用のポイント
なんでもかんでも動画にすればいいというわけではなく、動画をプロモーションツールとして活用するためにはいくつかのポイントがあります。
●目的とターゲットを明確に
なぜ動画を使うのか、どんなターゲットにリーチしたいのか、どんなアクションを起こしてほしいのか、という点を明確にしましょう。具体的に定まってから進めることにより、ターゲットとなるユーザー層に的確にアプローチでき、期待しているアクションにも繋がりやすくなります。先述した通りに、動画には多くのメリットがあるので、そのメリットを活かすためにも“目的”と“ターゲット像”はしっかりと定めてください。
●ユーザーとプラットフォームの相性
動画広告を配信する手段として、YouTube、Facebook、Instagram、Twitterなどのプラットフォームが挙げられます。しかし、それぞれに特徴があり、ユーザー層も異なります。せっかく良い動画を作っても、ターゲットとなるユーザー層に観てもらえないことには、無駄骨になってしまいます。
ターゲットとなるユーザー層が、どの媒体をよく利用していて、どのくらいのアクセス頻度なのか、等をしっかりリサーチしてから、配信先を選定してください。
●再生回数よりも再生時間
再生回数が多くても、再生されて5秒ほどでスキップされていては意味がありませんよね。大事なのは再生回数ではなく、再生された時間です。飽きずに見続けてもらえるような魅力的な動画の構成にするのはもちろんなのですが、ポイントは動画の冒頭部分!最初の数秒で見続けてもらえるかが決まると言われているので、冒頭部分で視聴者を引き付ける工夫が必要です。
マーケティング用動画の制作プロセス
BtoBで成果を出すためには、目的を明確にし、ロジックに基づいたプロセスで動画を制作することが重要です。
ここでは、動画活用のポイントをより具体的に、制作の流れを4つのステップで解説します。
1. 目的・ターゲット・予算の設定と明確化
動画制作は、「なぜ作るのか」「誰に観てほしいのか」を明確にすることから始まります。
動画が達成すべき具体的な目的、例えばブランド認知向上や製品・サービスへの理解促進、商談効率化などをまず設定します。
次に、意思決定者層なのか、現場の利用担当者なのかなど、ターゲット(ペルソナ)を詳細に定義し、彼らに響くメッセージを導き出すことが重要です。
最後に、目的とターゲットに合った動画の種類(実写、アニメーション、事例など)を選定した上で、現実的な予算と納期を設定します。
2. 企画構成とストーリーボードの作成
設定した目的を達成するための動画の設計図を作成します。
動画を通じてターゲットにどのような体験を提供し、最終的にどのようなアクションを起こしてほしいかを明確にし、全体のコンセプトとストーリーを決定します。
その上で、ストーリーボード(絵コンテ)を作成し、シーンごとの映像、テロップ、ナレーションなどを視覚的に整理します。
この段階で動画の長さやトーン、必要な素材を具体的に確認し、関係者間で認識を統一することが、後の工程の品質を左右します。
3. 撮影・素材準備と収録
制作に必要な各種要素を収集・作成するステップです。実写が必要な場合は、ロケ地、出演者、機材を手配する撮影準備を行います。
また、アニメーションやインフォグラフィックを用いる場合は、デザイン素材やグラフ、統計データなどのスクリプトを準備します。
ナレーションが必要な場合は収録を行い、動画のトーンに合ったBGMや効果音を選定するなど、音声面での準備もこの段階で行います。
4. 上質な編集と最終調整
全ての素材を統合し、BtoBに求められる「信頼感」と「ロジック」が伝わる形に仕上げます。
撮影した映像や用意した素材を繋ぎ合わせる映像編集を行い、テキストや字幕、アニメーションを追加します。
BtoB動画では、信頼感が特に重要であるため、上質でプロフェッショナルな印象を与えるように編集し、メッセージが正確かつクリアに伝わるか最終確認を行います。
完成した動画は、ターゲットとするプラットフォーム(自社サイト、SNS、展示会など)に合わせて最適な形式で納品・公開されます。
スキップされることを見越して、冒頭部分は会社名や商材名などをインパクトのある演出で打ち出すことで、視聴者の記憶に残るような工夫をしている企業もあります。
動画で獲得した顧客データを売り上げに繋げるためには?
動画で作ったきっかけを最大化するためには、データを営業活動に使うための枠組みが必須です。
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終わりに
動画を活用して視覚・聴覚に訴えかけることで、WEBページやテキストだけでは伝えきれない情報を伝えることができます。
商材の紹介動画だけでなく、事例やお客様の声、更にはセミナーの動画など、さまざまな活用方法があることが分かりました。次回は、動画を営業ツールとして活用することについて説明します。
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