コミュニケーション力、情報収集力、ヒアリング力など、営業パーソンが磨き上げていきたいスキルはいくつもあります。
多くの方が、スキルアップを目指してさまざまな取り組みに挑戦していることと思いますが、普通のスキルアップだけではつまらない!と感じることはありませんか?
そんな時におすすめなのが歴史人物からスキルを学ぶ方法です。

そこで今回は、幕末に活躍した「勝海舟」と「坂本龍馬」から交渉力を学んでいきましょう。

営業パーソンも参考になる歴史人物の長期的視野を持った交渉力

世の中が大きく変わった歴史的大事件や改革には、未来の日本のことを考えて交渉を行い、現在の日本をつくる礎となった人物が活躍しています。
そうした人物たちの交渉力は、現代の営業マン・ウーマンにとっても参考になるものが多く、スキルアップに伸び悩んでいるときに役立ちます。

特に営業マン・ウーマンが注目したいのが、長期的視野を持った交渉力です。
目の前の課題や問題を解決するだけでなく、その結果が及ぼす影響などを見据えて交渉することで、長い目で見たとき、大きな利益を得ることに繋がります。

たとえば、「B社より利益をあげたい」と考えている顧客に対して、「B社に勝つかどうかではなく、これから需要が高まる△△へ力を入れたほうが将来的に有利になるので、◯◯を導入してみませんか」と、長期的視野を持った交渉を行うことで、契約に結びつく可能性が高まります。
こうした交渉術が有効であることは、勝海舟や坂本龍馬の活躍によって裏付けられているのです。

参考にしたい勝海舟の巧みな交渉術

巧みな交渉力をもった人物として知られているのが、幕末に活躍した「勝海舟」です。
江戸時代末期の幕府側に仕えた人物として知られている勝海舟は、幕府・朝廷などにはとらわれない、日本の海軍を建設しようとした人物でもあります。

そんな勝海舟の交渉術が光ったとされているのが、歴史上有名な「江戸城無血開城」です。
幕末に、西郷隆盛などが率いる官軍が、倒幕のため、江戸に総攻撃を仕掛けようとしていたのを勝海舟が交渉によって未然に防ぎ、江戸の町と住人を戦火から守ったとされています。

江戸城無血開城は、「日本が『幕府だ、朝廷だ』と2つに分かれて戦い疲弊してしまっては、外国から植民地として狙われてしまう」と、考えた勝海舟が、なるべく穏便に解決できるように交渉したことで達成されました。
また、その結果、外国から支配されることなく明治維新を迎えられたとも言われています。

長期的かつ広い視野を持っていた勝海舟によって日本が守られた、とも言える話ですね。

高い交渉力で評判が高かった坂本龍馬

そんな勝海舟に師事していたのが坂本龍馬です。
坂本龍馬も幕末に活躍した人物のひとりで、仲がよくなかった薩摩藩と長州藩の間を取り持ち、手を結ばせた名交渉役として知られています。

そのときの交渉では、「薩摩だ、長州だと小さなことを言っていないで、“日本”のことを考えて倒幕のために手を組まないと戦えないのではないか」という考えのもと、薩摩の代表である西郷隆盛や長州側の代表の桂小五郎(木戸孝允)を説得したと言われています。

こうした史実から、勝海舟の弟子として、さまざまな考え方を学んだ坂本龍馬もまた、藩という小さいことにとらわれずに、日本という大きな枠組みで未来を考え、長期的かつ広い視野をもって交渉にあたっていたことがわかります。

おわりに

勝海舟も坂本龍馬も、「自分たちさえよければいい」という狭い範囲の利益や、目の前の戦争や軋轢という小さな問題の解決だけではなく、その先にある大きな利益や日本という大きな枠組みで考えたときに、よい方向へ進める為にはどうするべきか、何をすべきかを考えて交渉を行っていました。
こうした長期的かつ広い視野を持つことで、交渉をスムーズに進めたり、大きな利益を得たりといった営業スキルの向上に繋げることができるのではないでしょうか。

普通のスキルアップではつまらないと感じているときには、今回ご紹介したように「歴史人物」から学び取れることはないか、歴史を振り返ってみるのもおすすめですよ。

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