人事評価システムとは、社員の評価に関するデータを一元管理し、そのデータを科学的に分析する機能を持つシステムです。
Excelの管理と比較した場合、以下の3つの効果が期待できます。
- 配布や回収をしなくていいため、人事部の時間、労力の削減につながる
- 複数人で評価の共有やタスク管理ができる
- 人間の主観に左右されない、科学的な分析に基づく公正な評価ができる
今回は、Mazrica Business Lab.編集部おすすめの人事評価システム(タレントマネジメントシステム)を7つ、ご紹介いたします。
この記事の内容
カオナビ
【製品特徴】
ダッシュボードに並ぶ顔写真の一覧画面で直感的に人材を把握、管理できる人事評価システムです。
配置、抜擢、異動のシミュレーションや、評価フォームの設計も、ドラッグ&ドロップで簡単に作成できるシンプルなインターフェイスが特徴。
目標管理制度や360度評価、OKRなど、さまざまな評価制度に対応しており、評価履歴はもちろんのこと、スキルや能力などの人材情報を一元管理することができます。
【特徴】
・顔写真をクリックするだけでキャリア、実績、特技、スキルを把握
・評価項目やワークフローを簡単にカスタマイズ
・所属、年次、評価など、自由な切り口で検索&分析
【費用】
初期費用:0円
月額利用費:29,800円〜
【活用事例】
従業員規模:413名
業種:視聴率調査、マーケティング
概要:
人事情報をオープンにして、コミュニケーション活性化や人材育成に活用したいとの思いから、シンプルさと使いやすさにこだわったカオナビを導入。
マニュアルがなくても誰でも簡単に使うことができ、以前のシステムよりも社員の活用頻度が上がったそうです。
参考URL:https://www.kaonavi.jp/showcase/vrs/
あしたのクラウド™(旧コンピテンシークラウド®)
【製品特徴】
複雑な人事評価制度のワークフローを効率化。
社員情報と目標・
社員情報や目標設定・評価の管理/分析、給与・賞与のシミュレーション、給与改定通知の送付など
業務効率化だけでなく、
10年間の運用支援実績を凝縮したクラウドシステムです。
【特徴】
・様々な評価シートに対応
・各種設定を柔軟に決められるからデリケートな評価・
・集計・分析機能が充実!人事データの活用がグッと楽に
・他にはない選べるサポートプランを各種ご用意
【費用】
初期費用:プラン・人数により変動
月額利用費:45,000円~
【活用事例】
従業員規模:340名
業種:エンターテイメント
概要:
負荷のかかっていた評価シートの配布、集計の効率化を目的に導入。
ステータス管理が楽になり、期日が守られるようになりました。
更に評価結果と連動した給与シミュレーション機能により査定まで楽に。
評価者のモニタリング機能で管理職の育成が進んだそうです。
参考URL:https://www.ashita-team.com/ashita-cloud/
https://www.ashita-team.com/
Sharin
【製品特徴】
メンバーの情報を顔写真から直感的に確認。
プロフィールやスキル、評価などを確認できるほか、年表機能では、異動や表彰、住所変更などの履歴をタイムライン形式で確認することができます。
特徴的なのが、日頃の感謝やがんばりを共有できる「バッジ」ツール。
バッジを贈り合うことで、個人のモチベーションアップと、チームのコミュニケーション活性化に繋がります。
【特徴】
・顔写真にカーソルを合わせるだけで、メンバーの情報を表示
・現場のヒアリングからストレスチェックまで対応できるアンケートツール
・1 on 1や評価面談の内容をデータ化し、ツール上で相談できる
【費用】
初期費用:0円
月額利用費:1ユーザー300円〜
https://sharin.co.jp/
HRBrain
【製品特徴】
目標シートの記入から評価オペレーションまでをクラウドで一元化したツール。
Excel管理で損なわれてしまっていたストック性やデータ化を実現し、目標設定や評価に関する業務効率を大幅にアップさせることができます。
また、過去の評価や目標を簡単に検索、閲覧できるため、上司が変わってもストーリー性のある面談や目標設定をすることが可能です。
【特徴】
・簡単な操作で組織図や所属部署の変更が可能。1,000人規模の組織のセットアップも1日で完了
・評価スコアをグラフで可視化し、甘辛を調整できる
【費用】
初期費用:非公開
月額利用費:69,800円~
【活用事例】
従業員規模:1500名以上
業種:インターネット広告
概要:
これまでの目標から評価までの管理をシンプルに入力して一元化し
目標に対する意識は上がり、人事がより創造的な仕事、考えること
参考URL:https://www.hrbrain.jp/c
https://www.hrbrain.jp/
HITO-Talent
【製品特徴】
インテリジェンス(現パーソルキャリア)の人事部門と共同開発したシステムで、実務に即した機能や使い勝手の良さが特徴です。
適材の発掘、適正配置、計画的な育成/評価、優秀人材のリテンションなど、戦略人事の構築に向けた機能が豊富に備わっており、500名〜1,000名以上の規模会社におすすめです。
【特徴】
・ドラッグ&ドロップで完結するマニュアル不要の直感的な操作性
・経営層へのヒアリングや人事制度の運用・管理データの分析に基づく人事評価(タレントマネジメント)施策の立案
・柔軟性に富んだ人材データベースと高度なセキュリティ
【費用】
初期費用:非公開
月額利用費:非公開
https://rc.persol-group.co.jp/hito-talent/
Workday ヒューマンキャピタル マネジメントスイート
【製品特徴】
採用、研修、育成、評価、退職までの人事に関するすべてのサイクルを、単一のシステムで管理できる外資系のタレントマネジメントツールです。
「報酬管理」機能では、社内だけでなく市場からもデータを収集して、魅力的な報酬パッケージを提供。
人材を定着させるのに役立ちます。
【特徴】
・社員の性格や職務に応じて研修の学習内容をパーソナライズ
・離職リスクの傾向を特定し、ハイパフォーマーの定着を図る
・追加費用なしでレポートの利用と分析が可能
【費用】
初期費用:非公開
月額利用費:非公開
【活用事例】
従業員規模:23,000名
業種:果物の生産・販売
概要:
世界70カ国で事業を展開している同社では、各国の拠点での人材募集と給与計算にコストがかかりすぎていることに課題を感じ、Workdayを導入しました。以前のオンプレミスシステムに比べて年間30%のコスト削減、人材募集では100万〜200万ドルの節約につながったそうです。
参考URL:https://www.workday.com/
https://www.workday.com/ja-jp/applications/human-capital-management.html
CYDAS PEOPLE(サイダスピープル)
【製品特徴】
トップダウン型の人材マネジメントではなく、社員参加型の人材プラットフォーム。
会社と社員の目標を連動させることで、会社の目標が個人のやりがいにつながり、上司からの動機付けがしやすくなります。
目標までの進捗状況をグラフなどで見える化することで、軌道修正や具体的なアクションプランの設定もスピーディーに行うことができます。
【特徴】
・社員一人ひとりの行動が会社の業績に結びつく目標管理
・集計、未対応者の確認、督促などの業務効率が大幅にアップ!
・Performance Cloudの分析機能との連携で、多角的な分析が可能
【費用】
初期費用:非公開
月額利用費:2ユーザー35,000円〜
https://www.cydas.com/about/
Oracle Talent Management Cloud
【製品特徴】
ワークフロー主導型の柔軟な人材管理システムで、優秀な人材の獲得から育成、動機付けをすることができます。
ソーシャルメディアを活用することで、人材募集範囲を拡大したり、社員による人材紹介をすることも可能です。
【特徴】
・個人と企業の目標を合致させ、個人の努力が組織の成功にどのように貢献しているかを可視化
・戦略的なインサイトと人事計画の提案
【費用】
初期費用:非公開
月額利用費:非公開
【活用事例】
従業員規模:7,731名
業種:自動車車体部品の販売
概要:
社員の能力を引き出すことに焦点を置く評価システムである「Oracle Talent Management Cloud」に転換したことで、プロアクティブ思考、新しい価値の創出、そして若手人財の発掘と奨励へと全社範囲でマインドセットの変革を目指せる体制が整ったとのことです。
https://www.oracle.com/jp/human-capital-management/talent-management/
まとめ
みなさんの会社では、どのように人事評価を行っているでしょうか?
メンバーが紙やExcelのシートに記入して、それをもとにマネージャーが面談や評価を実施、さらに人事部で回収して最終的な評価をする、という形が多いと思います。
・・・でも、正直これって、メンバーにとっても、マネージャーにとっても、そして人事部にとっても、すごく面倒ですよね?
しかも、評価の基準や方法がわかりづらいため、「Aさんは、部長のお気に入りだから評価がいいんだろう」といった憶測や不満を生んでしまい、職場環境にも悪い影響を与えてしまっているのではないでしょうか。
そこで役立つのが、人事評価システムです。
目標管理や評価に関する業務工数が大幅に削減されるだけでなく、透明性のある評価により、社員のモチベーションが高まり、職場環境もたちまち良くなっていくはずです。
今回ご紹介した7つのツールのほとんどは無料トライアルがありますので、ぜひ一度、試してみてください!
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