MAツール(マーケティングオートメーションツール)は、マーケティング活動を効率化し、売上向上を支援するために欠かせないツールです。しかし、多くのMAツールが市場に出回る中で、どれを選べば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、シェアが高い人気のMAツールを6つ厳選して紹介し、それぞれの特徴やMAツールの選び方のポイントを分かりやすく解説します。
初めてMAツールを導入する方や、既存ツールの乗り換えを検討中の方にとって、最適なツール選びの参考になる内容をお届けします。

MAツールの国内シェア

国内のMAツール市場は、デジタルマーケティングの重要性が高まる中で急速に拡大しています。
コロナ禍を経て、企業のデジタルシフトの加速や中小企業のマーケティング投資が増える中、MAツールの活用も必要不可欠になりました。
以下では、国内市場におけるMAツールのシェアや特徴について詳しく見ていきます。

関連記事:【2025最新】MAツールとは?できることや活用事例、製品紹介まで徹底解説!

MAツール市場の現状と展望

株式会社アイ・ティ・アール(ITR)の調査によると、2022年度の国内MA市場の売上金額は269億円で、前年度比14.7%増を記録しています。2023年度も14.9%増と、好調な伸びが続いています。
この成長の背景には、各ベンダーが積極的にプロダクト開発やマーケティング活動を行い、新規ユーザーの増加や既存システムの拡張が進んでいることが挙げられます。

ITRでは、2027年度のBtoB向けMA市場の売上金額を220億円、2022年度から2027年度までの年平均成長率(CAGR)を12.0%と予測しています。
一方、BtoC向けMA市場は335億円、CAGRは18.4%と、BtoC市場がより高い成長を示すと見込まれています。
このように、MAツール市場は今後も拡大が期待されており、企業のマーケティング戦略において重要な役割を果たすことが予想されます。

参照元:https://www.itr.co.jp/report-library/m-24000100

MAツールの国内シェア

DataSignのWebサービス調査レポートによると、2024年現在の国内MAツールシェアは以下の通りです。

  • 1位:BowNow
    国内企業に特化した設計が評価され、13,000社以上で利用されています。シンプルな操作性と低価格が魅力です。
  • 2位:Marketing Cloud Account Engagement
    Salesforceとの高い親和性を武器に、主にBtoB企業で利用されています。導入社数は1,600社以上。
  • 3位:HubSpot Marketing Hub
    無料プランを提供しており、多機能かつ柔軟なプラットフォームとして世界135か国以上で23万8,000社以上で利用されています。
  • 4位:Adobe Marketo Engage
    大企業向けの高度な機能が特長で、5,000社以上に導入されています。
  • 5位:SATORI
    匿名顧客へのアプローチを得意とし、1,500社以上で利用されています。

国内市場では、「BowNow」や「SATORI」といった国産ツールが中小企業のニーズを満たす一方、「HubSpot」や「Marketo Engage」のような海外製ツールも大企業を中心に支持を得ています。

参照元:DataSignのWebサービス調査レポート

MAツールのシェアが高まる理由

ここからはMAツールが注目され、シェアが高まる理由について紹介します。

顧客接点の拡大

近年、企業と顧客の接点は拡大しています。
従来の対面営業やコールセンターなどに加えて、webやSNSを通したコミュニケーションが増えました。

チャネルが増える分、マーケティング施策の管理も煩雑になります。MAツールを活用することでより効率的に施策を管理・運用することが可能になります。

消費行動の変化

消費者の購買行動の変化も、MAツール活用を促進した理由の一つです。

商品・サービスの検討から購入に至るまで、顧客体験のほとんどがデジタル上で完結するケースが増えており、顧客分析には売上データだけでなくデジタル上のあらゆる行動データを統合的に分析することが求められます。

そのため、MAツールを活用することで顧客の行動データや属性データを蓄積することができ、マーケティング活動や営業活動の改善に役立てることができるのです。

関連記事:顧客分析とは?7つのフレームワークや分析に使えるツールを解説

データ分析の必要性

顧客とのコミュニケーションがデジタル上で完結するようになり、データ分析の必要性も増しました。マーケティング施策の最適化を図るには、顧客データを細かく分析する必要があります。

しかし、複数のツールを使ってデータを分析する場合、情報が分散してしまい、俯瞰的な分析が難しいという課題がありました。
MAツールの活用によってデータを一元的に集約・統合し、データ分析の質を高めることができるようになりました。

このように、顧客接点の拡大、消費行動の変化、データ活用の必要性などが高まる中で、MAツールは現代の企業ニーズに合致するソリューションとして注目を集めています。

関連記事:データ分析とは?目的やメリット・仮説思考を用いた分析手法を紹介

シェアが高いMAツール6選の比較

ここでは、特にシェアが高いMAツール6選を紹介します。
これからMAツールを比較検討する場合は、参考にしてみてください。

▶▶【比較表付き】8種の主要MAツールの機能や費用を徹底比較しました!

Bow Now

【製品概要】
BowNow(バウナウ)は、クラウドサーカス株式会社が提供するMAツールで、中小企業をはじめ14,000社の導入実績があります。「低コスト」「使いやすい」のコンセプト通り、初心者でも使いやすい手軽なツールです。

さらに完全無料のフリープランから使うことができ、有料プランでも機能追加ごとに課金する料金システムのため、不必要な機能に費用を支払わず、最低限のコストでマーケティング活動を行うことができます。

【特徴】

  • ユーザーごとに個別アプローチができる
  • ABMテンプレートで業務を効率化できる
  • マーケティング・営業担当者の業務が明確になる
  • 確度が高い見込み顧客を自動でアナウンスしてくれる

【料金】

  • フリープラン:月額0円
  • スタンダードプラン:月額36,000円

※その他カスタマイズプラン、従量課金オプションあり

【導入社数】
14.000社
※2025年3月時点

【製品ページ】
https://bow-now.jp/

Hubspot

【製品概要】
HubspotはCRMを中心として、マーケティング、セールス、カスタマーサービスなどの各ソフトウェアを繋ぐプラットフォームです。
あらゆるマーケティング業務を、プログラミングやデザインの知識がなくても簡単に行うことができる点が強みで、無料プランもあるため、テスト利用やスモールスタートに最適です。

【特徴】

  • 特別な知識がなくてもWebサイトやページを作成できる
  • 簡単にSEOを実施
  • 効果的なランディングページやフォーム作成により訪問者をリードに転換
  • HubSpot CRMとの接続で他部門とのスムーズな連携

【料金】

  • 初期費用:無料(有料プランの場合、初期費用はプランによって変動)
  • 月額費用:
    • 個人・小規模チーム利用:無料プランあり。有料プランは1,800円/1ユーザーから
    • 企業単位・大規模企業向け:月額96,000円~
  • 追加費用:要問い合わせ
  • 無料トライアル:あり

【導入社数】
238,000社以上
※世界120カ国以上
※2025年13月時点

【製品ページ】
https://www.hubspot.jp/

関連記事:HubSpotは使いづらい?CRMとしての評判・口コミ・料金を徹底解説

Marketing Cloud Account Engagement

【製品概要】
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot(パードット))はセールスフォース社が提供しているMAツールです。

SFAを得意としている同社だからこそ、営業活動に活かすためのマーケティング活動を効果的に行えることが強みであり、トラッキングやメールマーケティングなどを活用してリードを育成していくことができます。

マーケティングとセールスの連携がスムーズになることで成約のスピードが高まるでしょう。

【特徴】

  • Sales Cloudとのスムーズな連携
  • ランディングページ、フォームなどを簡単に作成
  • キャンペーンの効果をダッシュボードで視覚的に分析
  • Sales Cloud以外の外部ツールとも連携可能

【料金】

  • Growth:月額150,000円
  • Plus:月額300,000円
  • Advanced:月額480,000円

※すべて税別・年間契約

【導入社数】
非公開

【製品ページ】
https://www.salesforce.com/jp/marketing/b2b-automation/

Adobe Marketo Engage

【製品概要】
Adobe Marketo Engageは、139ヵ国、22,000社以上が導入しているアメリカ発のMAツールで、高度なマーケティングキャンペーン管理や分析機能を提供する大規模企業向けのツールです。

【特徴】

  • 圧倒的な導入実績
  • あらゆるマーケティング機能が集約したプラットフォーム
  • 9つのアプリケーションから必要なものを利用できる
  • コンサルやトレーニングなどの充実したサポート

【料金】

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額費用:要問い合わせ
  • 追加費用:要問い合わせ
  • 無料トライアル:要問い合わせ

【導入社数】
非公開

【製品ページ】
https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html

▶▶【MA×SFA連携】MarketoとSFAを連携させて営業データを有効活用する方法とは?

Satori

【製品概要】
SATORIは、純日本製のMAツールで、現在1,500社以上の導入実績を持っています。
“名前のわかる見込み顧客”だけでなく、“匿名の見込み顧客”にも接点を創出することができるのが強みです。
Webサイト内の行動履歴を把握し、興味関心の高い見込み顧客を発見することに優れたツールです。

【特徴】

  • オウンドメディアを活用したマーケティング活動の実現
  • 実名/匿名どちらのリードにも効果的な対応
  • IPアドレスから企業名を判別することでABMに活用
  • 豊富なレポート機能
  • 充実したサポート体制

【料金】

  • 初期費用:300,000円
  • 月額費用:148,000円
  • 追加費用:要問い合わせ ※従量課金が発生する場合あり
  • 無料トライアル:あり ※要問い合わせ

【導入社数】
1,500社以上
※2025年3月時点

【製品ページ】
https://satori.marketing/

List Finder

【製品概要】
List Finderは1,800社以上の導入実績がある国産のMAツールです。BtoBの営業・マーケティング活動に必要な機能を搭載し、月額4万円台~という価格帯のためスモールスタートが可能です。

【特徴】

  • 国内で1,600アカウント以上の導入実績
  • 0円で始められるフリープランあり
  • 追加料金なしで専任コンサルタントが勉強会や個別サポート

【料金】

  • 初期費用:
    • フリープラン:無料
    • その他プラン:100,000円
  • 月額費用:45,000円~(利用プランに応じて変動)
  • 追加費用:要問い合わせ
  • 無料トライアル:フリープランにて無料で利用可能

【導入社数】
1,800社以上
※2025年3月時点

【製品ページ】
https://promote.list-finder.jp/

Kairos3 Marketing

【製品概要】
Kairos3 Marketingは、使いやすい操作性に強みを持ち、専門的な知識がなくても操作ガイドを見ればすぐに使い方が分かり、運用することができるMAツールです。
MAとしての基本的な機能を低価格で利用できるため、導入ハードルが低い点が魅力のひとつです。
サポート体制もあるため、MAツール初心者におすすめのツールです。
【特徴】

  • 低価格で利用可能
  • 操作画面にガイドが表示される
  • マーケティングソリューションを包括的に搭載
  • Webだけでなくセミナーや展示会などのオフライン集客も可能

【料金】

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額費用:
    • スタンダード:15,000円~
    • プロ:150,000円〜
  • 追加費用:要問い合わせ
  • 無料トライアル:あり ※要問い合わせ

【導入社数】
非公開

【製品ページ】
https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation

MAツールの選び方

MAツールを選ぶ際には、導入目的や必要な機能、運用体制などを慎重に検討する必要があります。
市場にはさまざまなMAツールが存在するため、自社の課題に合ったツールを選定することが成功の鍵となります。ここでは、MAツール選びの重要なポイントを4つに絞って解説します。

関連記事:MA(マーケティングオートメーション)ツールの選び方5選!自社に合うMAとは?

導入目的を明確にする

MAツールを選ぶには、まず導入目的を明確にすることが重要です。

「リード育成を強化したい」「マーケティング業務を効率化したい」「営業効率を向上させたい」など、自社が抱えている課題を洗い出し、その課題解決ができるツールを選定しましょう。

目的が曖昧なままツールを導入すると、何のために導入したのかが分からなくなり、運用に乗らず失敗に終わってしまうケースもあります。しっかりと自社の課題解決につながるツールかどうかを見極めてから、導入を決定しましょう。

必要な機能が搭載されているか

導入目的が明確になったら、次に課題解決のためにどのような機能が必要かを考えます。

MAツールによって搭載されている機能は多岐にわたるため、自社に必要な機能が搭載されているのかを事前にチェックしましょう。
また、機能によっては標準搭載されているものとオプションで追加する必要があるものに分かれているため、あわせて把握しておくとよいでしょう。

サポート体制が整っているか

MAツールを初めて導入する場合、サポート体制が整っているツールベンダーを選ぶと安心です。導入時の設定支援やトレーニング、運用中の問い合わせ対応などが充実しているかどうかがポイントです。

ベンダーによって、チャットのみで対応・電話で対応・メールのみで対応・専任の担当者とミーティングなど、対応方法はさまざまです。自社が希望する適切なサポート体制が整っているかどうか、事前に必ずチェックしましょう。

また、海外製のMAツールを選ぶ場合、サポートが英語のみ対応可能というケースもあるため、注意が必要です。

ツール連携が可能か

MAツールは他のシステムと連携することで、その効果をさらに最大化します。具体的には、以下のようなツールとの連携が可能です。

  • CRM(顧客関係管理):顧客データを一元管理
  • SFA(営業支援システム):営業活動の効率化
  • Web解析ツール:サイト訪問者の行動データの分析

導入を検討しているMAツールが、これらのシステムとスムーズに連携できるかどうかを確認しておくとよいでしょう。

マーケティング部門は、営業など他部門との情報共有・連携が必要不可欠です。
たとえば、MAツールとSFAが連携できれば、マーケティング活動で獲得したリード情報をSFAにも自動で取り込むことができ、すぐに営業がアプローチすることが可能になります。

また、ツール通しの自動連携ができれば、蓄積したデータをエクスポート・インポートする必要などもなくなり、工数削減にもつながります。

関連記事:MAツールと連携すべき5つのツール!マーケティングオートメーションを促進する方法

営業案件の成約に特化したMA「Mazrica Marketing」

Mazrica Marketingイメージ画像

Mazrica Marketingは、数あるサービスの中でも営業案件の成約率向上に特化したMAツールです。見込み顧客の創出から営業案件の成約まで、ワンプラットフォームで完結できるMAとなっています。

機能としてはMAだけでなく、SFA(営業支援)やCRM(顧客関係管理)の機能も持ち合わせており、マーケティング活動から営業活動、顧客支援まで一気通貫でサポートします。

マーケティングと営業のデータ連携をシームレスに実現できるため、「どのマーケティング施策が成約につながったのか?」「マーケティング・営業プロセスのどこ課題があるのか?」などの情報を明確にすることができ、結果として改善活動が進み、売上・成果向上につながります。

【特徴】

  • 集客〜受注まで完全オールインワンツール
  • ノーコードだから導入も操作もシンプル
  • コンバージョン後の進捗が簡単にわかる
  • マーケティング成果を分析できる標準レポート完備
  • データ重複をAIが自動で検知
  • モバイルアプリ対応

Mazrica Marketingに搭載されている標準機能一覧

  • メール一斉配信
  • Webフォーム
  • Webアクセス解析
  • オートメーション(シナリオ設計)
  • AI一括名寄せ
  • 名刺OCR取込み
  • カスタムレポート・ダッシュボード

【料金】

  • 初期費用:無料
  • 月額157,500円〜 ※5人のユーザー利用料を含む

※追加ユーザーあたり月額9,500円

【製品ページ】
https://product-senses.mazrica.com/mazrica-marketing

▶︎▶︎【無料ダウンロード】営業・マーケティングの一元管理に有効なMazrica Marketingのサービス紹介資料はこちら

まとめ

MAツールを選ぶ際には、どのツールが人気かどうか把握しておくことも必要ですが、自社の課題や目的に合ったツールを見極めることが何よりも重要です。
どのMAツールを検討したらよいか分からない、といった方は本記事を参考に複数のMAツールを比較検討し、無料トライアルなどを活用しましょう。
適切なツールを活用することで、マーケティングから営業に至る一連のプロセスを効率化し、成果の最大化を目指すことができます。ぜひ自社にあった最適なツールを見つけてみてください。

【比較表付き】MAツール徹底比較8選

MAツールの導入を検討している方のために、MAツールの8つ選定して徹底解説します。

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投稿者プロフィール

静 理絵
静 理絵

ITベンチャー企業にて、インサイドセールス・マーケティング組織の立ち上げを経験。その後はSaaSのマーケターとしてコンテンツ作成や記事制作、ウェビナー・カンファレンスの企画、クリエイティブ制作などを約4年間経験。現在はBtoBマーケターとしてCRM領域を担当し、メールマーケティングやコンテンツ制作に注力中。

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