ダッシュボードとは、ビジネスに関連するグラフやチャートを一覧表示し、複数のデータを直感的に確認できるものです。
今よりデータ分析や意思決定のスピードを上げたいビジネスパーソン、Excelでのデータ管理に限界を感じている人にもおすすめです。
本記事ではダッシュボードを利用する目的やメリット・デメリットについて解説します。またダッシュボードを作成するためのツールや搭載されているツールは多数提供されていますが、そのなかでもおすすめのものを13製品紹介します。
ダッシュボードを導入する際には、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
ダッシュボード(dashboard)とは?
ダッシュボードは、複数のグラフや表などを一覧で確認できる掲示板のようなものです。ビジネス分析用のツールに組み込まれた機能で、多様なデータをまとめて視覚的に確認するためのものです。
ダッシュボードでは表やグラフなどで視覚的にデータを確認できるため、スピーディな分析や判断につながります。
もともとは、自動車の運転席に付いている速度計やガソリン残量などを表示する計器盤のことをダッシュボードと言い、そこから転じてビジネスでも使われるようになりました。
ダッシュボードとレポートの違いとは
レポートは、ダッシュボードと同様に、さまざまなデータから経営判断に役立つ知見を引き出すために活用できる機能です。
例えば、販売管理システムのデータでは、顧客別、商品別、期間別などの条件を付けてデータを抽出し、並べ替えて出力することができます。
詳細な売上データを分析する場合には、レポートが優れているため、目的に応じてダッシュボードとレポートを使い分けることが重要です。
ダッシュボードは常にリアルタイムで更新されますが、一度出力したレポートは更新されません。このため、ダッシュボードは動的なもので、レポートは静的なものと言えます。
ダッシュボードとBIツールの違いとは
ダッシュボードの主な機能
ここでは、ダッシュボードの機能について紹介します。
アラートと通知機能
ダッシュボードには特定の条件が満たされた場合にアラートや通知を発信する機能が備わっています。例えば、特定のKPIが規定値を上回ったり下回ったりした際に通知を受け取り、即座に対策を講じることができます。
レポートの作成機能
データやグラフから直接レポートを作成する機能を提供しています。通常、必要なデータを集計し、その後Excelなどで手動でレポートを作成する手順が一般的ですが、これには時間がかかり、レポートの鮮度が低下する可能性があります。
カスタマイズ可能な表示
ユーザーはダッシュボードの表示を自由にカスタマイズできます。必要な情報やKPI(Key Performance Indicators)をピン留めしたり、特定のデータを重点的に表示したりすることができます。
その時、特定のデータポイントから詳細な情報に簡単にアクセスし、全体像から特定の部分を掘り下げて確認できます。
ドリルダウン機能
ドリルダウンとは、情報やデータの詳細を見るために、より低い階層や詳細な部分に移動することを指します。企業によっては、ドリルダウンする項目が多くなる場合や、一画面に収めるのが難しいほどの情報がある場合もあります。
ダッシュボードの活用方法
ダッシュボードがあると、営業データやマーケティングデータの活用が促進します。
営業データ活用
営業活動にはさまざまなデータが必要です。
たとえば売上金額や受注件数の目標値にたどりつくためには、現状把握やスケジュール管理が重要になります。
その際、表やグラフなどで目標値までの達成度合いや、どの顧客に何をどのくらい売ったのかを把握できれば、その後の営業戦略をスムーズに策定できます。
そのためにExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ツールを活用し、表やグラフなどを作成している営業組織も多く見られます。
ExcelやGoogleスプレッドシートでは複雑になりがちなデータも、ダッシュボードを使えば直感的に理解できます。クラウドツールならスマートフォンやタブレットでもデータを確認でき、柔軟な営業戦略の策定が可能です。
関連記事:営業データ分析の手法3つ!見るべき項目やSFAを活用した分析手法
マーケティングデータ活用
マーケティング活動では、オンライン・オフラインのさまざまな施策を通じてリードを獲得します。施策ごとに活用するツールも異なり、データがバラバラに散在してしまう状況になりがちです。
それでは施策ごとの進捗や成果しか判断できず、マーケティング活動全体の分析やデータ活用にはつながりません。
そこでダッシュボードを導入することで、施策ごとの進捗や成果だけでなく、全体のマーケティングデータをリアルタイムで把握できます。これにより成果を最大化するための柔軟な戦略の立案や軌道修正が容易になります。
関連記事:マーケティング・営業の連携の秘訣とは?メリット・トラブル解決策を解説!
KPIの可視化
ダッシュボードは、ビジネスの成功を測るための重要な指標であるKPI(Key Performance Indicators)を可視化するのに最適です。
各KPIをグラフやチャートで表示し、営業やマーケティングの成果を一目で確認することができます。
これにより、目標達成度や改善の余地などが明確になり、迅速な意思決定が可能となります。
関連記事:KPI設計とは?BtoBマーケティングのKPI設計例や設計のポイントを解説
ダッシュボードのメリット・デメリット
次は、ダッシュボードの導入・活用によるメリットとデメリットを解説します。それぞれの側面について理解し、ダッシュボードを導入する際の検討材料にしましょう。
ダッシュボードのメリット
まずは、ダッシュボードを活用することで得られるメリットについて解説します。
迅速な現状分析と意思決定の実現
ダッシュボードは視覚的な表現手段を提供し、複雑なデータをグラフや表で直感的に確認できます。これにより、データ分析が苦手な人でも状況や実績を容易に把握できます。
また、ダッシュボードでは企業の現状把握に必要なデータを一目で確かめることが可能です。
社内の様々な部署や部門に散在しているデータを一元管理することで、正確な現状分析に基づいた、素早い意思決定が可能になります。
リアルタイムでの情報共有
ダッシュボードを社内のチームメンバーやビジネスパートナーと共有することで、リアルタイムの情報を共有し、効率的に作業を進めることができます。
特に、Webブラウザからアクセスできるクラウド型のダッシュボードであれば、テレワーク中の社員や関係者とも容易に情報を共有できます。
レポート作業の効率化
ダッシュボードを活用することで、レポート作成にかける時間を大幅に削減できます。
複数のシステムやツールからデータを集計し、まとめる作業やグラフの作成といった工程を省けるため、生産性が大きく向上します。
これにより、分析や施策の立案、コア業務に時間を充てたり、残業時間を減らしたりする効果が期待できます。
ダッシュボードのデメリット
一方で、ダッシュボードを活用することで起こるデメリットもあります。
導入・利用に伴うコスト
ダッシュボードを導入するには初期費用や月額利用料がかかります。既存ツールの導入の場合、これらの費用を確認し、予算との調整を行う必要があります。
一からダッシュボードを作る場合はシステム開発費やサーバー構築費、維持費がかかります。
また、データ分析を行う際に、プログラミングやコーディングなどの専門的な知識が必要になる場合があり、その場合は専任の担当者の人件費も必要になります。
データ取り込みの手間
既存データをダッシュボードに取り込む手間もデメリットです。
CSVで一括取り込みできる場合もありますが、手動でのデータ登録が必要な場合もあります。データの取り込みの手間を事前に確認し、十分なリソースを確保する必要があります。
ダッシュボード作成ツール選定の4つのポイント
ダッシュボードを作成するツールや、ダッシュボード機能が搭載されているツールは、多様な種類があります。そのため自社に合ったツールを選定しなければ成果につながりません。
そこでダッシュボードツールを選定する際のポイントを4つ紹介します。
1. 目的に合った機能
目的に合った機能が搭載されているかどうかは必ずチェックすべきポイントです。自社がダッシュボードによって何を実現したいのか明確にし、具体的にどのような機能が必要か検討しましょう。
データのフィルター分析やドリルダウン分析などダッシュボードで可能な分析方法が、自社の分析方法に適しているか確認します。またExcelや他ツールも併用したい場合は、データ連携できるかどうかも重要なポイントになるでしょう。
2. 簡単に操作できるか
社内でのツール活用を促して成果を上げていくためには、誰もが簡単に使いこなせる操作性が重要です。
操作性が悪いとメンバーの利用が促進されず、せっかく導入しても成果につながりません。誰もが使いやすいような操作性のものを選ぶことで、メンバーも積極的にダッシュボードツールを活用するようになるでしょう。
3. 運用コストは適切か
既存のダッシュボードツールを利用する場合は、毎月のランニングコストは適切か検討する必要もあります。
ツールによって初期費用や料金体系が異なります。たとえば利用者数に応じて料金が課金されるツールであれば、社内で利用する人数が多いほどランニングコストがかかります。
毎月のランニングコストを試算し、費用対効果を検証したうえでツールを選定しましょう。
4. サポート体制
ダッシュボードツールによって、導入や運用のサポートを受けられるものがあります。
導入時、メンバーへの説明やデータの引継ぎなどをしなければいけません。また運用を定着させるために、メンバーごとの利用状況やツール導入による成果などを分析する必要もあります。それらを社内ですべて対応するには、相応の人材と時間を確保しなければいけません。
しかしサポート体制が整っているツールを選べば、自社の負担を減らしてスムーズに運用できます。プロの視点からアドバイスしてもらえるため、ツールの使い方もすぐに身につき運用が定着するでしょう。
関連記事:カスタマーサポートツール8選を徹底比較 | 価格と特徴を紹介
おすすめのダッシュボード作成ツール13選
ダッシュボードを作成したり搭載されたりしているツールはさまざまな種類がありますが、ここからはおすすめのツールを13製品紹介します。特徴や料金などを確認し、ツール選定の参考にしてください。
1. Mazrica Sales|「誰でも使える、誰でも成果を出せるSFA/CRM」
特徴
「Mazrica Sales」は、営業活動に関わるさまざまなデータを一元管理できるSFAです。忙しい営業担当者が現場で使いやすいよう、優れたUI/UXを特徴としています。
Mazrica Salesのダッシュボードではさまざまな営業データを可視化でき、直感的に状況を把握できます。ダッシュボードに表示させる表やグラフは自身でカスタマイズ可能なので、見るべき項目を絞って確認できるため確認コスト削減にもつながります。
またMazrica Salesには、案件の進捗を可視化できる案件ボード機能や、AIによる受注確度予測機能など、多くの営業支援機能が搭載されています。
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料金プラン
Starter:月額27,500円~
Growth:月額110,000円~
Enterprise:月額330,000円~
※※無料トライアル実施中!※※
営業タスク管理ツール『Mazrica Sales』は無料でお使いいただけるプランがあります。
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導入企業
TIS株式会社、アコム株式会社、カゴメ株式会社、全日空商事株式会社 ほか
こんな人におすすめ
- 営業データを活用したい人
- 営業現場で使いやすいツールを探している人
- ダッシュボード機能だけでなく、トータルで営業支援してくれるツールを探している人
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2. Microsoft Power BI|エクセルからデータ処理可能で導入コストを抑えられる
特徴
Microsoft社が提供するBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Microsoft Power BI」のダッシュボード機能は、社内に散在するデータを統合して分析できます。
Microsoft Power BIの特筆すべき特徴は、Excelからデータを転送してダッシュボードを作成できる点。普段から使い慣れているExcelを活用できるため、運用のコストやリソースを抑えられます。
ExcelのほかにもDynamics 365やSalesforceなどの外部ツールのデータを取得できるため、部署ごとに別々のツールを利用していてもスムーズにデータを連携できます。
関連記事:BIツールとは?基本機能とおすすめツール9選を徹底比較
料金プラン
Power BI Pro:月額1,090円/ユーザー
Power BI Premium:月額2,170円/ユーザー もしくは 月額543,030円/容量
導入企業
ヒースロー空港、ネスレ、Toyota Motor North America ほか
こんな人におすすめ
- 普段Excelを使っている人
- さまざまなツールに蓄積されているデータを統合したい人
サービスサイト:https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/
3. Motion Board|データの集約・可視化BIダッシュボード
特徴
BIツール「Motion Board(モーションボード)」は、さまざまな形式でデータを可視化できます。グラフや表だけでなく、ヒートマップやカレンダー、ガントチャートなど30種類以上のチャートを利用できます。
またABC分析やデシル分析など10種類の分析方法が搭載されているので、分析にかかる時間の削減にもつながります。
さらに地図機能を標準搭載しており、エリアマーケティングや巡回ルート管理なども可能です。
料金プラン
<クラウド版>
Standard:月額30,000円~
Professional:月額60,000円~
IoT:月額90,000円~
<オンプレミス版>
サブスクリプションライセンス:月額60,500円~
パーペチュアルライセンス(買い切り):1,800,000円~
導入企業
株式会社良品計画、株式会社太田胃散、三井住友海上火災保険株式会社 ほか
こんな人におすすめ
- さまざまなチャートや分析方法を活用したい人
地図上で分析や管理をしたい人
サービスサイト:https://www.wingarc.com/product/motionboard/index.html
4. Yellowfin|オープンプラットフォームのBIツール
特徴
「Yellowfin(イエローフィン)」は視認性の高いグラフィカルなダッシュボードが特徴のBIツールです。
また優れた分析機能も特徴。過去のデータから変化のあったポイントを抽出してくれ、さらにその変化要因も予測してくれるため、スムーズな課題発見と経営判断につながります。
運用が定着するための工夫も満載です。ドラッグ&ドロップとクリックだけで簡単にダッシュボードを作成できるうえに、専属のコンサルタントがサポートしてくれます。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
株式会社NTTドコモ、本田技研工業株式会社、オーストラリア・ニュージーランド銀行 ほか
こんな人におすすめ
- グラフィカルなダッシュボードを使いたい人
- せっかく導入するのだから、運用を定着させたい人
サービスサイト:https://yellowfin.co.jp/
5. LaKeel BI|専門家なしでデータ分析可能なBIツール
特徴
「LaKeel BI」は豊富なテンプレートが特徴で、業務内容や目的に合わせたテンプレートを選択するだけで最適なダッシュボードを作成できるBIツールです。
サーバーライセンス型の料金体系のため、利用人数や使用容量に関わらず利用できる点もメリット。利用メンバーが多い大企業でも、人数や容量による課金がないので安心して利用できます。
また導入サポートや活用のための研修制度も設けられており、サポート体制が充実しています。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
アルプスアルパイン株式会社、株式会社ハウスメイト、東亜建設工業株式会社 ほか
こんな人におすすめ
- 分析初心者だからテンプレートを活用したい人
- 大企業で利用人数が多い企業
サービスサイト:https://bi.lakeel.com/
6. Tableau|アジャイル型開発方式BIツール
特徴
「Tableau(タブロー)」は世界的に利用されているクラウド型BIツールで、カスタマイズ性の高さが特徴です。業種や商材に合わせてカスタマイズできるため、自社にとって最適なダッシュボードを作成できます。
複雑な事前設定が不要ですぐに利用でき、スムーズな導入が可能です。また活発なコミュニティがあるため、操作がわからない場合や他社の活用方法を知りたい場合にも、ほかのユーザーに気軽に相談できます。
料金プラン
無料トライアル:14日間
Tableau Creator:108,000円/年
Tableau Explorer:60,480円/年
Tableau Viewer:21,600円/年
導入企業
住友ゴム工業株式会社、みずほ証券株式会社、日本航空株式会社 (JAL) ほか
こんな人におすすめ
- 導入実績が豊富なツールを使いたい人
- 複雑な事前設定をしたくない人
サービスサイト:https://www.tableau.com/ja-jp
7. Domo|大量のデータを1つのプラットフォームに集約
特徴
クラウドツール、オンプレミスツール、独自システムなど、どんなデータもシームレスに連携できるBIツール「Domo(ドーモ)」。さまざまなツールに蓄積されている大量のデータをDomoに統合できるため、部署や施策を横断した分析が可能です。
データや分析コンテンツは社外にも公開できるため、顧客やパートナー企業にもデータを共有できる点もメリットです。
料金プラン
問い合わせ
導入企業
Cisco、ESPN、eBay ほか
こんな人におすすめ
- さまざまなツールに点在しているデータを統合したい人
- 社外にもデータを共有したい人
サービスサイト:https://www.domo.com/jp
8. Zoho Analytics|複数のデータを組み合わせたレポートが簡単に作成可能
特徴
「Zoho Analytics(ゾーホー・アナリティクス)」は複数のデータソースからデータを自動で取り込むことができ、データ分析の工数を削減できます。ダッシュボードはドラッグ&ドロップのシンプルな操作で作成できるため、自社にとって最適なダッシュボードを簡単に作れる点もメリット。
またAIが搭載されており、自動でレポートを抽出したり、今後のデータ推移を予測したりしてくれます。
料金プラン
ベーシック:月額2,880円~
スタンダード:月額5,760円~
プレミアム:月額13,800円~
エンタープライズ:月額54,600円~
※クラウド版 ※年間契約
導入企業
ヒューレット・パッカード、IKEA、スズキ株式会社 ほか
こんな人におすすめ
- さまざまなツールのデータを統合したい人
- AIによる精度の高い分析を活用したい人
サービスサイト:https://www.zoho.com/jp/analytics/
9. Sisense|データの保管場所に関わらず、データ集約可能
特徴
イスラエル発のBIツール「Sisense(サイセンス)」は、クラウドやオンプレミス問わずにデータを取り込むことができ、あらゆるデータを活用した現状把握や分析が可能です。
独自技術により、大量なデータ処理や複雑なデータ分析、さらに多人数の同時利用にも対応できます。利用ユーザーが多い企業でも、ストレスなくスムーズに利用できるため便利です。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
Nasdaq(ナスダック)、Tinder、UiPath ほか
こんな人におすすめ
- さまざまなソースからデータを取り込みたい人
- 多人数で同時利用したい企業
サービスサイト:https://sisense.gaprise.jp/
10. Qlik Sense|面倒なデータベース運用が不要
特徴
「Qlik Sense(クリックセンス)」はシンプルで視認性の高いチャートにより、年齢や役職を問わずに操作しやすいBIツールです。ドラッグ&ドロップの簡単操作なので、誰でも簡単にデータを取り込んでダッシュボードを作成できます。
またAIによる分析機能も利用できるため、人間の目では発見できない気づきを与えられるでしょう。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
PayPal、Samsung、バンクーバー国際空港 など
こんな人におすすめ
- シンプルなUI/UXを望んでいる人
- AIによる分析を活用したい人
サービスサイト:https://www.qlik.com/ja-jp/
11. ノバセルアナリティクス|テレビCM広告に特化したダッシュボード
特徴
テレビCMの広告効果を分析・検証するための「ノバセルアナリティクス」。ダッシュボードではテレビCMの効果を地域別・クリエイティブ別・放映番組別に可視化できます。
またテレビCMの企画・制作・放映・分析がセットになったプランもあるので、これからテレビCMを打ち出していきたい企業にもおすすめです。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
株式会社ウェザーニュース、DMM.com、株式会社ぐるなび ほか
こんな人におすすめ
- テレビCMの効果測定をしたい人
- 今度テレビCMを打ち出していきたい人
サービスサイト:https://www.novasell.com/
12. Looker Studio|Googleが提供する無料ツール
特徴
Google マーケティングプラットフォームの機能であるLooker StudioはGoogleデータポータルを引き継ぐ形で誕生しまし
Looker StudioはGoogle Cloud が提供するクラウド型のBIツールで、基本的に無料で使えるデータ分析ダッシュボードです。
Lookerと名称が似ていますが、別サービスですので注意しましょう。
Googleスプレッドシート、Googleアナリティクス、Google広告などさまざまなGoogle提供のサービスのデータを統合でき、施策を横断して成果を判断できます。レポートやダッシュボードはGoogle Driveでの共有も可能です。
料金プラン
無料〜
導入企業
-
こんな人におすすめ
- 普段からGoogle提供のサービスを使っている人
- 無料で利用できるツールを探している人
サービスサイト:https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja
13. Pentaho|Gオープンソース(OSS)のBIスイート
特徴
「Pentaho(ペンタホ)」は、世界的に高い知名度を誇るオープンソース(OSS)のBIスイートです。
データ統合基盤(ETL)とデータ分析基盤(BI)がオールインワンになっています。100種類以上のデータソースに標準対応しており、特別な知識がなくてもスムーズにデータを連携できます。
ジオマッピングやヒートグリッドなど豊富なチャートを利用でき、グラフィカルなダッシュボードを作成できます。
料金プラン
お問い合わせ
導入企業
東京証券取引所、ロシュグループ(中外製薬株式会社)、Veikkaus ほか
こんな人におすすめ
- データの統合と分析をしたい人
- 視認性の高いダッシュボードを作成したい人
終わりに
ビジネスでは多様なデータを活用しますが、ダッシュボードを活用すれば視覚的にデータを把握でき、現状理解や戦略策定などに役立てられます。
ダッシュボードを作成するためのツールや搭載されているツールは多数提供されているため、選定の際にはそれぞれの使い方やコストなどを確認して慎重に検討しましょう。
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