企業経営に欠かせない資産はヒト・カネ・モノ・情報の4つと言われています。
そのうち「情報」は目には見えないものですが、適切に扱うことで企業の成長に大きく貢献します。
今回は、情報を資産として営業活動に役立てるためのポイントをお伝えします!

セキュリティリスクの増加

情報の資産化を進める方法|戦略からツールの選定までご紹介 | Senses Lab. |1

あらゆる場面で「情報」を扱うようになった昨今、手軽に情報を得られるようになった反面で、大事な情報が簡単に漏れ出てしまうケースも多くなってきています。
特に、顧客や従業員の情報や企業の機密情報などの情報資産が漏えいしてしまうと、信用がなくなってしまうだけでなく損害賠償責任などが求められることも。

情報漏えいだけでなく、情報が別の内容に書き換えられてしまう「改ざん」や、情報自体が壊されてしまう「破壊」なども情報セキュリティにおけるリスクとなります。

これらのセキュリティリスクの脅威となりうるのが不正アクセスやコンピュータウイルスなどの外的要因が多いですが、企業内部からの情報漏えいや改ざんの例もあり、内部犯による行為は企業経営に特に影響するため最も大きい脅威と言えるでしょう。

そもそも情報資産とは?

上記のようなセキュリティリスクに直面する「情報資産」とは、そもそもどのようなものを指すのかをおさらいしましょう。
情報資産とは、企業活動に必要となる情報本体だけでなく、その情報を処理したり管理したりするための装置のことも指します。

また、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)による定義では、情報資産とは「価値がある情報」とされています。
具体的にどのような情報のことを指すのかと言うと、

・顧客情報
・人事情報
・製品開発情報
・生産技術情報
・経営計画情報
・情報の記録媒体(HD、ディスクメディアなど)

などを指します。

自社内でどのようなものが情報資産にあたるのかを考えるときには、「漏えいしたら社会的信用に関わるか」「なくなったら困るか」といった指標から確認しましょう。

営業における情報資産

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企業にとって情報資産が重要なものであることはご理解いただけたかと思いますが、実は情報資産は営業活動でもカギを握るものになります。
営業活動における情報資産はさまざまなものがあたりますが、最も重要なものは一人ひとりの顧客に関する情報でしょう。
顧客(取引先)の業界や業種、取り扱っている商材やビジネスモデル、競合企業や市場などは、なくてはならない情報です。

また、特にBtoBビジネスの場合は、担当者だけでなく決裁者の役職や趣味嗜好などの情報も必要となりますし、決裁までの稟議フローなども把握しておく必要があります。

もちろん、顧客がどんな課題を抱えていて、どのような条件であれば自社の商材に対するニーズが高まるのかという、商談での提案の際に必要となる顧客情報も資産になります。

もっと突き詰めると、顧客が欲している情報は何かということを探り、その情報をどんなタイミングで得たいと思っているのか、そしてどのような方法で得たいのかということは、営業だけでなくマーケティングでも必要となる情報資産となるのです。

それでは、これらの顧客情報はどのように得たらいいのでしょうか。

内面的な情報はヒアリングなどを通して得ることができますが、そもそも顧客の氏名や連絡先などを保有していなければアプローチすることはできませんよね。
具体的には、過去に交換した名刺、展示会やセミナーの参加者リスト、WEBサイトのお問い合わせフォームからの送信履歴、資料請求者などだけでなく、既存顧客からの紹介や社内の別の部署からの紹介などで取得することもできるでしょう。

他にも、営業で資産として活用できる情報はあります。
それは、営業活動の情報。

例えば、顧客との商談内容、契約内容、営業担当者ごとの売上や受注率などは、営業戦略を練り直したりマネージャーが指示をしたりするうえで欠かせない情報となります。
これらの営業活動の情報を蓄積しておくことで、成功事例やナレッジ、ノウハウを共有して営業担当者一人ひとりの営業力が強化されることも期待できます。

営業資産を活用した営業戦術

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これらの営業活動での情報資産は、営業の戦術にも活かすことができます。
ここからは、どのような方法で営業戦術に活用していけばいいのかを解説します。

名刺管理

名刺は、これから顧客となる可能性のある人物の氏名・企業名・役職・連絡先などの情報が全て載っている重要なものです。
そして、実は名刺には「顧客情報」だけでなく、「いつ・どこで・社内の誰が接点を持ったのか」といった人脈の情報までも含まれています。
つまり、「名刺」という情報資産を適切に管理することで、営業チャンスを最大限に活かすことができるのです。
そのような名刺管理のためのツールとして「SanSan」「Camcard Business」などのサービスが開発・提供されており、顧客の名刺をクラウド上でデータベース化して社内全体で一元管理することができるようになっています。
名刺管理ツールを活用することで、どんどん溜まっていく名刺をスマートに管理できたり、外出先に名刺ホルダーを持っていく必要がないため紛失や情報漏えいのリスクを防げたりするメリットがあります。
更に、異動や転職があった場合は自動で名刺内容が更新されたり、社内外の人脈ツリーが見える化できたりするため、営業機会のロスも防ぎます。

▶︎▶︎SFAと名刺管理ツールSansanの連携についてはこちら

CRMの活用

近年さまざまな企業で導入が進んでいるCRMツールですが、CRM=Customer Relationship Managementは日本語に訳すと「顧客関係管理」となります。
つまり、営業における情報資産を一元管理することで、顧客とのより良い関係を構築していくことを目的としているツールなのです。
そのCRMをうまく活用することで、営業資産を社内で共有するだけでなく、より顧客に寄り添った営業活動を行うことができます。
例えば、「○○さんだからおたくの会社と付き合っているのよ」という関係性が出来上がっている場合、他の営業担当者がいきなり接点を持つことは難しいですよね。
しかし、CRM上に顧客と社内の人物の関係を記録しておくことによって、該当する顧客と接点を持ちたいと思っている営業担当者がアプローチしやすくなりますし、社内の人物もサポートしやすくなります。
また、顧客のSNS上での投稿やフォローしているアカウントを知ることで、顧客のニーズや課題を把握することもできるため、これらの情報をCRM上に蓄積していくことも可能です。
このように、CRMを単なる「顧客のデータベース」としてだけでなく、ちょっとした工夫を加えることで営業の仕組みが改善されていくことが期待できます。

▶︎▶︎CRMについて知りたい方はこちら

終わりに

情報資産は企業経営や営業活動に欠かせないものですが、適切に管理・活用しなければ「資産」としての価値がなくなってしまう可能性もあります。
セキュリティリスクを理解して、適切なツールを活用することで「情報」を資産として最大限に活用することができるでしょう。
上手に情報資産を営業に活用し、企業の成長につなげていきましょう。

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