多くの方は、「リーダーシップが大切」「もっとリーダーシップを持て」などと言われた経験があると思います。

リーダーシップという言葉はよく聞く言葉ですが、具体的に何を示すのか分かりづらいところもあると思います。

そこで、この記事では具体的にリーダーシップの意味からリーダーの役割、優秀なリーダーがもつ10の要素、リーダーがすべき行動までをお伝えします。

リーダーシップについて正しく理解したい人、リーダーシップを身につけたいと思っている人は是非ご活用ください。

▶▶リーダーが取り組むべき営業改革〜セールスイネーブルメントとは?〜

リーダーシップとは?

そもそもリーダーシップとはどんな意味があるのでしょうか?

リーダーシップ(leadership)とは、「統率力」のことで「組織を率いる能力」を意味します。

つまり、目標を設定して組織をその方向へ導いていく能力のことです。船の行き先を決めて、その方向へ船を動かす船長をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。

場合によっては上記とは別の意味で使われる可能性がありますが、この記事では「統率力」という意味のリーダーシップについて解説したいと思います。

リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップとマネジメントはどこが違うのでしょうか?

一見すると似たような意味のこの二つですが違いがあります。

この違いを理解しておかないと「リーダーシップを発揮しているつもりだったのに自分がやっていたことはマネジメントだった」という事態になりかねません。

そもそもマネジメントとは、組織のリソースやリスクを管理して組織を発展させる経営手法の一つです。

リーダーシップは組織を目標に向かって進める「攻め」の役割があります。それに対して、マネジメントは組織を管理する「守り」の役割があります。

組織の中でリーダーシップを担当する人のことを「リーダー」と呼ぶのに対して、組織の中でマネジメントを担当する人のことは「マネージャー」と呼びます。

具体的なマネージャーの仕事は以下となります。

  • 部下に仕事を任せられる環境を作る
  • リーダーが設定した目標が守られているか?という達成状況を管理する
  • 部下に適切な指導を行う

リーダーについての役割は次の章で具体的に解説します。良きリーダーになりたい人は是非参考にしてください。

マネジメントについては、こちらの記事内で詳しく解説しています。
関連記事:マネジメントとは?マネージャーの4つの業務と必要なスキル

リーダーの役割

リーダーシップとは?リーダの役割と優秀なリーダーが持つ10の要素 | Senses Lab. | 3

リーダーの役割は一体どんなものなのでしょうか?

リーダーには以下のような役割が求められます。管理職やチームのリーダーになった方は是非この役割を覚えておいてください。

目標を設定する

リーダーは大海原を航海する船長のようなものです。船長が目的地という名の目標を設定しなければ船はどこにもたどり着けません。

そのため、リーダーの最も重要な役割がまず「組織の目標を設定すること」になります。逆に言うとこの目標を設定しなければ、組織をどこにも率いることができません。

同じように目標や方向性が定まっていなければリーダーの下についている人達は「一体どこに向かって何をすればいいの?」と困惑してしまいます。よって、目標を設定することはとても大切な要素です。

組織の環境を整備する

次のリーダーの役割は組織を整備することです。例えば、組織のメンバー同士の意思疎通が取れない状態ではうまく組織を目標まで率いることは難しいです。

私が以前勤めていた営業会社では他の営業パーソンの連絡先を自分で調べる必要がありました。

「あの営業パーソンに連絡を取りたい」と思っても連絡先を知らないためすぐに連絡が取れずに苦労した経験があります。

組織のメンバーが働きやすい環境を整備するのもリーダーの務めです。

働く環境を整備するための働き方改革についてはこちらの記事を参考にしてください。
関連記事:働き方改革とは?取り組み方や事例をどこよりもわかりやすく解説

「背中で語る」手本になる

リーダーの役割としてはメンバーの手本になるというものがあります。

リーダーは「この仕事はこうすれば良い」というような手本をメンバーに示す存在です。

リーダーがしっかりしている組織ならメンバーもしっかりしていることが多いです。

逆にリーダーに怠け癖があるとメンバーも「リーダーが怠けているんだから自分もそこまで情熱を持って仕事しなくていいだろう」というように怠けてしまう可能性があります。

見本となるような働き方をすることが求められます。

「リーダーは背中で語れ」ということです。

メンバーが主体性を発揮できるよう働きかける

いくらリーダーが死に物狂いで手本になろうと働いても、メンバーのやる気がなければ出せる成果は限られてしまいます。

なのでリーダーシップにおいてはメンバーが主体的に動くように働きかける必要があります。

「どうやったら他の人を主体的にさせられるの?」と思ったかもしれません。

詳しくは次の章で解説していきます。

リーダーシップに必要な10の要素・スキル

リーダーシップとは?リーダの役割と優秀なリーダーが持つ10の要素 | Senses Lab. | 4

リーダーシップには以下の10個の要素があります。

優れたリーダーになりたいという人はぜひ覚えて実践してみてください。

短期間でこれら10個全部をすぐに習得できるわけではありません。

しかし優れたリーダーを目指す人は時間がかかっても全て習得できるように意識してみてください。

①目標設定能力

上でもお伝えした通りリーダーシップは目標を設定することが求められます。

ただ目標を設定するだけではなく、 実現可能な目標を設定する必要があります。

実現可能な目標を設定するために必要な「KPI」について、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:KPIとは?営業のKPI設定方法とKGIとの違いを簡単に解説

②学習能力

リーダーシップを発揮するためには、さまざまな知識を身につける必要があるため、学習能力が求められます。

また、常に先へ先へとチームを引っ張っていかなければならないので、旧習にとらわれず、新しいやり方はないか、もっと最適な方法はないのかなど、学び続ける姿勢を持ちましょう。

③判断力

当然のことながら、リーダーには判断能力が求められます。

優柔不断な態度をとる人に、ついていきたいと思う人は少ないでしょう。

時には正解かどうかにかかわらず決断をし、周りを引っ張っていくことが必要です。

④コミュニケーション能力

リーダーシップは必ず自分以外の人が関わります。

そのため自分以外の人を動かすためのコミュニケーション能力が必要となります。

「人の話をよく聞く」のはもちろんのこと、「さりげなく気を遣う」などして、様子のおかしい人はいないか、困っている人がいないか常によく気を配りましょう。

特にメンバーを主体的にするために、メンバーの満足感や充実感を向上させる必要があります。

コミュニケーションを含めて、信頼される上司になるポイントはこちらの記事内で詳しく解説しています。
関連記事:信頼される上司になる3つのポイント|部下が冷たいのはどうして?

⑤育成能力

リーダーにはメンバーを育成する力が求められます。

先ほどもお伝えしたようにリーダーがいくら有能でもひとりでできることには限界があります。

そのため、リーダーシップを発揮しようと思ったら、メンバーを育成する力が求められます。

関連記事:新人営業を即戦力にするための育成方法5つ|身につけさせるべきスキルとSFAを活用した教育術を紹介

⑥誠実性

当然のことながら誠実な人でなければ優れたリーダーにはなれません。

なぜかと言うと約束を破るようなリーダーでは「あの人は口先だけで不誠実」という印象を与えてメンバーが言うことを聞いてくれなくなるからです。

⑦責任を取る能力

リーダーになった方は率いるメンバーの責任も取る必要があります。

よく中間管理職は大変と言われますが、「自分のメンバーの責任まで取る」という意識を持ちましょう。

⑧業務実行力

前述した通りリーダーはメンバーのお手本になる必要があります。

そのためリーダーが優れた業務実行力を備えていなければなりません。

「仕事ができない上司」と「仕事ができる上司」がいたら、どちらの指示を聞こうと思うかは明確ですよね。

リーダーシップに求められる要素の比重としては、「熟考する」よりも「行動する」ことのほうが大きいです。

誰よりも先に行動に移し、自分で実践する姿をメンバーに見せることで、「あの人がやるならできるのだろう」という信頼感を育てていくことが重要です。

⑨モチベーション管理能力

リーダーシップでは自分のモチベーションだけでなくメンバーのモチベーションも管理する必要があります。

組織として仕事をする以上、メンバーのモチベーションが低ければ全体としての効率が下がり、それを防ぐことが重要だと言えます。

マネジメントの視点では全員を同じ基準で評価することが求められますが、リーダーシップの視点では、一人一人と向き合い、個々に期待していることを伝え、メンバーをモチベートできるようにしましょう。

リモートワークでも部下のモチベーションを維持する方法をこちらの記事で解説しています。
関連記事:営業のモチベーションを維持し向上させるには?リモートワークでのマネジメント例を紹介

⑩寛容性

リーダーは方向性を示しますが、メンバーからは「これは違うと思う」 という意見も出てきます。そのため、自分とは違った意見を受け入れるだけの寛容性が求められます。

寛容性の高いリーダーのもとでは、新しい発想も生まれやすく、部下のモチベーションも向上し、活性化した組織運営を行うことができます。

リーダーとはかくあるべし!とるべき8つの行動

leadership-5

では前述した要素をもつリーダーはどのような行動を行えばよいのでしょうか? 8つの行動を紹介します。

的確な「目標設定」によりタスクを定義する

SMARTを意識して、業務に関する明確な目標を設定します。

SMARTとは

  1. Specific(明確性)…明確な目標であるか
  2. Measurable(計量性)…数字で管理ができるか
  3. Assignable(割当設定)…誰がやるのか割り当てできるか
  4. Realistic(実現可能性)…達成できる”適度さ”か
  5. Time-related(期限設定)…期限が決まっているか

以上の5つです。

タスクマネジメントにお困りの方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:タスク管理ツール・ToDo管理におすすめ12選を徹底比較【2022年最新版】

②目標達成に向けて「計画」を立てる

目的を達成するために、メンバーが悩まないよう計画を立てます。ただ計画を立てるだけでなく、不測の事態に備えた代替案を準備しておくことも必要です。

コミュニケーションを深めて「チームを活性化」する

チームメンバーへ目標に対する達成度合いや活動内容を日々報告します。コミュニケーションを促し、チームのベクトルを揃えることで、メンバーのモチベーションを維持し、チーム全体を活性化させます。

タスク管理を徹底し、業務を「効率化」する

少ないリソースで最大の効果を生み出せるよう促します。チームメンバーの業務の無駄を無くし、同時に質を上げる施策を行います。具体的には優先順位管理の実施や、ツールを導入することで、チーム全体の日々の業務を効率化していきます。

スケジュール・タスク管理を効率化するには、こちらの記事もおすすめです。
関連記事:Slack連携ツール・アプリおすすめ20選!スケジュール・タスク管理を効率化

チーム全体に目を配り、結果を「確認」する

チームの成果から業績や過程を評価し、個人の役割について評価を行います。そして評価の結果からメンバーへの指導を行うことも必要です。次の目標設定や、成長を促すような試みを提案します。

モチベーションを引き上げるための「動機付け」をする

結果を正しく評価し、パフォーマンスを改善する方法を突き止めます。
そしてメンバーのポテンシャルを最大限に引き出します。その為にはまずは自分自身がやる気になり、メンバーには現実的かつ挑戦的なストレッチ目標を設定します。

ストレッチ目標とは、能力よりも少し高いレベルの目標をさします。チャレンジすることでさらなる成長が見込めます。

役割を的確にアサインし、「組織化」を徹底する

優れたリーダーは自分が率いるチームについて、適切な組織構造やプロセスも含めた組織を体系化できることが求められます。チーム内の各メンバーの役割を明確にして仕組化を進めていきます。

率先して「模範」を示す

個人に対してだけでなく、組織全体に対して規範を示すことが求められます。 悪い見本はすぐ目に付きますが、良い見本が個人やチームに浸透するには、時間がかかります。良い行動規範がチームに浸透するまでの間、辛抱強く規範を示す必要があるでしょう。

営業マネージャーが必ず意識すべき3ステップ

終わりに

リーダーシップについてお伝えしてきましたがいかがでしたか?

リーダーシップという言葉はビジネスの場面ではよく使われます。

しかし、定義を明確に考えていないまま使っている人も多いと思います。

あなたがリーダーシップを発揮する必要があるときは、リーダーシップの定義や要素を思い出して組織を目標達成に向かって導いてあげてください。

営業メンバーの成果を最大化! ~営業マネージャーが必ず意識すべき3ステップ~

セールスマネジメントのポイントとして戦略立案から部下のモチベーション管理まで3つの観点でまとめています。営業のマネジメントに関わる方向けの資料です。

資料をダウンロードする

投稿者プロフィール

Senses Lab. 編集部
Senses Lab. 編集部
Senses Lab.はSFA/CRM「Senses」を展開する株式会社マツリカが運営するオウンドメディアです。
Senses Lab.では営業・マーケティングに関するノウハウを中心に、ビジネスに関するお役立ち情報を発信しています。
マネジメントの関連記事

営業メンバーの成果を最大化! ~営業マネージャーが必ず意識すべき3ステップ~

セールスマネジメントのポイントとして戦略立案から部下のモチベーション管理まで3つの観点でまとめています。営業のマネジメントに関わる方向けの資料です。

広告ブロックツールが有効になっています!

広告ブロックツールが有効になっているため、フォームが非表示になっている可能性があります。

フォームを使用する際には広告ブロックツールを無効にした状態で、ページの再読み込みをお試しください。