最近ではSNSでのマーケティングが盛んになっていますが、ビジネスでのインパクトを考えると、メールでのマーケティング活動も重要です。
企業にとってもメール配信はメリットがあるため、今までテレアポだけをしていた企業がメールマーケティングに切り替える事例も少なくありません。
例えば、コールドコール・テレアポは電話一件に一定の時間がかかってしまいますが、メール配信はリーチが広いために手軽に実行でき、費用対効果も期待できます。
今回はメール配信を自動化・効率化する『メール配信システム』について解説し、おすすめのメール配信・メルマガ配信ツール、マーケティングオートメーション(MA)をご紹介します。
この記事の内容
メール配信システムとは?
メール配信システムとは、アプローチしたいリードや顧客に対して、目的に応じたメールを配信できるシステムです。
例えば、新商品が発売されるタイミングで既存顧客にメールで一斉送信したり、ECサイトでのショッピングの際にサンクスメールを配信したりできます。
このように、メールを活用して「販促」「フォローアップ」「ロイヤルカスタマー育成」などのさまざまな目的を達成するためのツールがメール配信システムであり、一度に大量のメールを送ったり複雑なシナリオのメールを自動的に送信したりすることに長けています。
メール配信システムには「SaaS型(クラウド型)」と「オンプレミス型」があり、前者はインターネット上にあるシステムを利用するのに対し、後者は自社でサーバを設置してサービスを利用します。
関連記事:メルマガの作り方3つのステップ!メールテンプレート作成方法や一斉配信方法も紹介
メール配信システム導入のメリット
次にメール配信システムを導入することによる主なメリットを紹介します。
リスト管理を効率化できる
メール配信システムを導入することで得られるメリットの1つ目はリスト管理を効率化できることです。
特に顧客や見込み顧客の数が多くなると、Excelやスプレッドシート上で管理するのは困難です。
メール配信システム内に顧客や見込み顧客の情報を持たせれば、情報の絞り込みや検索だけでなく、特定のセグメントに振り分けるなどメールマーケティングに活かせる状態でリストを管理することができます。
素早く大量のメールを配信できる
メール配信システムを活用すれば、数多くのメールアドレスに対し素早くメールを配信することができます。
手作業で配信リストを設定すると、時間がかかるだけでなく配信リストの抜け漏れが生じることもあるでしょう。
システム内の全リストにメールを送ることもできますし、送りたい顧客を絞り込んだ状態で配信することもできます。
即時にメールを送れるだけでなく、配信予約もできるため便利です。
メールの到達率と開封率の向上
メール配信システムを活用すると、メールの到達率や開封率を効果的に向上させることができます。
一般的なメーラーで大量のメールを一度に送信すると、スパムとして認識されるリスクがあります。 スパム認定されなかった場合でも、迷惑メールフォルダに振り分けられることが珍しくありません。
メールが届かない原因はいくつか考えられますが、メール配信システムを使用することで、その原因を特定することが可能です。 原因が分かれば、メールの開封率を改善するための対策を講じやすくなります。
HTMLメールを誰でも簡単に作成できる
HTMLメールは文字通りHTMLコードを理解していなければ作成できません。
ですが、メール配信システムを活用すれば、ノーコード(HTMLの知識や理解がなくても)簡単にHTMLメールを送ることができます。
テキストメールと異なり、HTMLメールを送ることで、メールの開封率やメール内リンクのクリック数などを計測することができるため、今ではほとんどの企業でHTMLメールが活用されています。
セグメント別の配信が可能
セグメント別の配信とは、配信先の(見込み)顧客リストに一定の条件で絞り込んだ状態でメールを配信することを指します
セグメントを絞り込む(ターゲティングをする)ことで、適切な人に適切なメールを送ることが可能です。
不必要なメール配信の解除申請も少なくなるため、結果的にメールの到達率も維持・向上も見込めるでしょう。
簡単にメール配信の効果測定ができる
メール配信システムの導入を検討している人は、単に「沢山のメールを効率的に送りたい人」だけではないはずです。
メール配信によって、見込み顧客が商品を購入してくれたり、顧客が更に多くの商品・サービスを購入してくれることなど、何らかの「成果」を上げることが目的ではないでしょうか?
そこで重要なのはメールを配信した後の効果検証です。
効果検証によって、より魅力的なタイトルをつけたり、クリック率を上げるためのメール内のコピーをテストすることが可能になります。
メール配信システムの主な機能
メール配信システムの機能を具体的に見てみましょう。
メールを活用したマーケティング手法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メールマーケティングとは?メルマガとの違いや実施のための5つのステップ
①リスト管理機能
配信先のリストは、登録している人数が多ければ多いほど、管理にリソースがかかってしまいます。
退会やメールアドレス変更などを手動で行っていては、いくら時間があっても足りません。
メール配信システムを活用すれば作業を自動化できますし、メルマガの内容によって配信したい相手をセグメントすることも簡単です。
営業のリスト作成ツールに興味のある方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:営業リスト作成ツール9選!選び方や活用方法を解説【無料あり】
②HTMLメールの作成機能
テキストだけでなく、画像や装飾などを加えたリッチなHTMLメールを作成することができます。
通常、HTMLメールを作成するにはソースの知識が必要ですが、ツールを使えば特別な知識もなくHTMLメールを作成することができるのです。
関連記事:【営業挨拶メール編】今さら聞けないメールテンプレ・作法
③情報差し込み機能
一斉送信のメルマガでも、メールの件名や本文などに受信者の名前や企業名を入れるように設定することができます。
パーソナライズしたメールは、受信者にとって特別感を感じさせてくれるため、販促やファン化に役立ちます。
④メールの大量配信、一斉配信機能
何百、何千という人に対して、一斉にメールを配信することができます。
セグメントを指定して配信することもできるため、より最適なメールマーケティング施策を取ることができるでしょう。
⑤メールの予約配信機能
ターゲットによってメールの開封率などが異なるため、セグメントに合わせた日時で配信する必要があります。
日時を予約しておくことで、指定した日時に確実にメールを届けることができます。
⑥シナリオ配信(ステップメール)機能
顧客の状況に合わせて、決められたタイミングでフォローアップのメールを送ることを「ステップメール」と言います。
例えば、ネットショッピングで購入後に「商品を発送しました」「商品は届きましたか?」「商品の口コミをお願いします」といった内容のメールが段階的に届くことを思い出していただけると、イメージがしやすいかと思います。
メール配信システムを活用すると、設定したシナリオ通りにメールを配信してくれるのです。
ステップメールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ステップメールとは?作り方や配信頻度・運用のポイントを解説
⑦メールの配信結果の分析機能
メールの開封率、メール内URLのクリック率、商品購入や資料請求などの最終的なコンバージョン率などを、日別や時間帯などによってグラフ化してくれる機能もあります。
ツールによっては「誰がいつ開封したか」というデータまで取ることができるため、的確にコンバージョンにつなげるための施策を立案するのにも役立ちます。
また、メールアドレスの間違いやプロバイダー側のメール制限など、さまざまな理由で未達になってしまったメールを分析することも可能です。
関連記事:メール開封率が高い曜日を狙え!統計データから考えるアウトバウンド施策の改善方法
メール配信システム14選の比較表
これから紹介するメール配信システムの比較表を作成しました。是非ツール選びの参考にしてください。
プラン | 導入実績 | リスト管理 | 一時間当たりの最大配信量 | 予約配信 | シナリオ配信(ステップメール) | HTML作成 | 効果測定 | 外部ツール連携 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Mazrica Marketing | 登録アドレス数によって変動 31500円~ |
2,800社 | ◯ | 無制限 | ◯ | ◯ | ◯ | 〇 | SFA、各種グループウェア、名刺管理ツールと連携可能 |
SendGrid | 月間配信上限数 3000円 |
5,000社 | ◯ | 無制限 | ◯ | ◯ | 〇 | △ | 同社運営のイベント管理ツールと連携可能 (数制限あり) |
配配メール | 登録アドレス数 要問合せ |
10,000社 | ◯ | 非公表 | ◯ | ◯ | △ (オプション) |
〇 | 一部SFAと連携可能 |
Mailwise | 利用人数 600円~ |
14,000社 | ◯ | 一度に1万通まで | ◯ | × | ◯ | △ | 一部SFAと連携可能 |
blastmail | 登録アドレス数 6000円~ |
18,000社 | ◯ | 280万通 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
ferret One | ツールの組み合わせ 10万円~ |
1,300社 | ◯ | 非公表 | × | 〇 | 〇 | 〇 | SFA、各種グループウェア、名刺管理ツールと連携可能 |
Bow Now | 要見積もり 15,000円~ |
14,000社 | ◯ | 非公表 | × | △(上プランのみ) | × | ◯ | △ (上プランのみSFA連携可能) |
Zoho Campaigns | 登録アドレス数 360円~ |
2,000社 | ◯ | 1日あたり3,000通まで | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | CRMをはじめ各種ツールと連携可能 |
Hubspot Marketing Hub | 要見積もり 106,800円~ |
非公表 | ◯ | 無制限 | × | × | × | 〇 | CRMをはじめ各種ツールと連携可能 |
arara massage | 月間配信上限数 9,500円~ |
非公表 | ◯ | 100万通 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | MAをはじめ各種ツールと連携可能 |
mailchimp | 登録メールアドレスが500件以内は無料 | 非公表 | ◯ | 1か月に12,000通まで | × | × | × | × | × |
Brevo | 1日300通以内は無料 | 非公表 | ◯ | 1日に300通まで | × | × | ◯ | × | × |
acmailer | 無料 | 非公表 | ◯ | 無制限 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
オレンジメール | 半年間無料 | 80,000件 | ◯ | 無制限(登録100名まで) | ◯ | 〇 | ◯ | △ | × |
メール配信をより効率化できる、MA(マーケティングオートメーション)の選び方については、こちらの資料で詳しく解説しています。
▶️▶️【比較表付き】MAツール徹底比較8選を無料でダウンロードする
メール配信システムおすすめ比較14選|有料・無料あわせて紹介
自社のメール配信を効率化してくれるメール配信システムを14選ご紹介します!
【有料】メール配信ツール10選
まず有料で使用できるメール配信ツールを10選紹介します。
①Mazrica Marketing
Mazrica Marketingは、メール配信機能も標準搭載した、見込み顧客の獲得から営業案件の成約まで、1つのツールだけで完結できるマーケティングオートメーション(MA)ツールです。
見込み顧客や既存の顧客属性に合わせたメール配信が可能であり、サイト内の行動履歴なども取得することができます。
顧客に合わせたメッセージが送れるため、成果に直結するツールと言ってもいいでしょう。
なお、登録メールアドレス数による従量課金制のため、メール配信数には制限はありません。
直感的に使うことができ、複雑なHTMLメールもドラッグ&ドロップで作成が可能です。
開封やクリックなどの配信結果を分析したり、Mazrica内の営業データと連携することで、案件の状況に応じたメール配信が可能となり、より成果に繋がるメールマーケティングを実現できます。
SFA/CRMツールのMazrica Salesと併用することで、他のMAツールと異なりマーケティング・営業活動の管理までをシームレスに、一気通貫で設計・運用が可能です。
関連記事:SFAとは?CRM・MAとの違いや選び方から成功事例まで解説
※SFAとMAの連携作業の手間なく、スムーズな運用が可能になります。
【その他の機能】
- 日常で使うグループウェア(Google Workspace、Microsoft 365)との連携により、営業メンバーの日々の行動を手間なく把握できる
- 売上実績や着地見込みをダッシュボードで把握できるレポーティング機能
- Sansanとの連携で名刺情報も一元管理できる
▶︎Mazrica Marketing主要機能ページはこちら
【無料トライアル】
MAツール『Mazrica Marketing』は無料トライアルが可能です。以下のリンクよりお申し込みください。
【初期費用】
無料
【月額費用】
¥157,500〜
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額9,500円
▶︎▶︎【無料ダウンロード】Mazrica Marketing の特徴や機能の詳細についてまとめた概要資料
②SendGrid(センドグリッド)
アメリカ発のメール配信サービス「SendGrid(センドグリッド)」。
高いメール到達率が特徴で、月間600億通ものメールを配信しているツールです。
メールマーケティングで必要な機能を網羅した「マーケティングキャンペーン機能」は、メールマーケティング初心者のマーケターにもおすすめ。
さまざまな切り口からの分析機能はリアルタイムで更新されるため、スピード感が必要な業種にとって便利です。
【URL】https://sendgrid.kke.co.jp/
③配配メール
「配配メール」は大量配信・一斉配信だけでなく、ステップメールやOne to Oneメールなどさまざまなマーケティング施策を実現できるツールです。
配信結果を細かく分析して常に鮮度のいい有効なメールリストを保つことができるので、作業のムダ・ムラをなくします。
メールの作成は簡単に行うことができ、集計・分析機能も充実しているため、効率的にメール配信・メルマガ配信でエンゲージメントを高めたい企業におすすめです。
④Mailwise(メールワイズ)
サイボウズ提供のメール配信システム「メールワイズ」は、スタンダードコースであれば1ユーザー月額500円(2024年秋より600円)で利用できます。
メールの一斉送信や集計だけでなく、顧客とのメールのやり取りを共有したり、お問い合わせメールへの処理・対応を管理したり、メールに関わるさまざまな機能が搭載されています。
メールにまつわるトータルマーケティングを実現したいと考えている企業に多く導入されているシステムです。
【URL】https://mailwise.cybozu.co.jp/
⑤blastmail(ブラストメール)
1時間に280万通のメールを送信できる業界トップクラスの配信スピードが自慢の「blastmail(ブラストメール)」。
特別な知識がなくてもHTMLメールやデコメールを簡単に作成できるため、配信ターゲットに合わせた最適なメールを届けることが可能。
空メールやQRコード、登録フォームの機能もあるので簡単に配信先を増やすことができ、より多くのターゲットへリーチすることができます。
迷惑メールとしてフォルダに振り分けられてしまうのを防止する「DKIM署名」機能も。
⑥ferret One(フェレットワン)
WEBサイトを構築するためのCMS「ferret One(フェレットワン)」ですが、サイト上で発生したお問い合わせや資料請求などのアクションからリード情報を獲得し、メールマーケティングに繋げることもできます。
HTMLメールやステップメールなどを活用し、リードの関心のあるコンテンツを提供してコンバージョンを高めます。
⑦Bow Now(バウナウ)
MAツール「Bow Now(バウナウ)」を活用すると、メールマーケティングを含むマーケティング施策をトータルで管理できます。
セグメントしたターゲットにHTMLメールを送信したり、今まで放置してしまっていた名刺からメールアドレスを抽出して一斉送信したりすることで、効率的に成果に結びつけます。
広告などの施策と連動して分析することで、より効果的なメール施策へ繋げることができるでしょう。
【URL】https://bow-now.jp/
⑧Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)
「Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)」では、ハイクオリティのデザインのテンプレートから自社にとって最適なメールを作成したり、自動のフォローアップメールを送信したりすることで、顧客を育成することができるメールマーケティングツールです。
ステップメールのワークフローはドラッグ&ドロップで設定できるので簡単。
「Zoho CRM」と連携することによって、マーケティングから営業活動までを一括で管理できます。
【URL】https://www.zoho.com/jp/campaigns/
⑨Hubspot Marketing Hub(ハブスポット マーケティングハブ)
あらゆるマーケティング活動を一括管理できる「Marketing Hub」。
ランディングページやブログなどのコンテンツ作成・分析機能もありますが、メール配信機能も搭載されています。
パーソナライズメールの作成やA/Bテストなどにより効果的なメールマーケティングをサポートし、他のマーケティング施策との複合的な分析でマーケティング活動を支援します。
【URL】https://www.hubspot.jp/products/marketing
関連記事:HubSpot(ハブスポット)は使いづらい?CRMとしての評判・口コミ・料金を徹底解説
⑩arara massage(アララ メッセージ)
アララ メッセージは、メールの配信遅延や不達を改善し、担当者様の工数削減に繋がるメール配信サービスです。自社開発・運用を行っており、10年以上にわたり培ったノウハウで、各受信先に合わせた最適な配信を実施します。
月額7,000円から利用することができ、HTMLエディタや効果測定機能、ステップメール、迷惑メール対策、メール配信APIなど多くの機能を標準プランでご提供しています。
HTMLエディタには、100種類以上のテンプレートが用意されているので、お客様が見飽きないメールを作成することが可能です。
マーケターやエンジニアの工数削減を実現し、業務の効率化・費用対効果の改善に貢献します。
【無料】メール配信システム4選
次に無料でも使えるメール配信システムも紹介します。
⑪mailchimp(メールチンプ)
世界的に利用されている「mailchimp(メールチンプ)」は、登録メールアドレス数と月間配信数に応じて利用料がかかりますが、登録メールアドレスが500件以内/月間配信メールが1,000通以内であれば無料で利用することができます。
無料でも、利用できる機能は豊富です!
有料版にアップデートすれば、リスト管理や予約配信はもちろんですが、細かいシナリオのステップメール配信、レポート機能まで使えます。
更に、メールチンプで用意されているエディタを活用すれば、ドラッグ&ドラッグで簡単にHTMLメールを作成することも可能。
ただし、英語表記のサービスのため慣れるまでは時間を要するかもしれません。
⑫Brevo(旧sendinblue)
メールマーケティングだけでなく、SMSマーケティングやチャットの機能も備わっている「Brevo」。
デザイン性に富んだメールテンプレートには定評があり、初心者でもニュースレターやフォローアップなどの目的に応じてビジュアル性の高いメールを作成できます。
また、無料プランでも、9つの配信ワークフローから自動配信したり、受信者の名前や誕生日などでパーソナライズしたりすることも可能。
アップグレードすることで、A/Bテストや配信時間最適化も利用できます。
⑬acmailer(エーシーメーラー)
無料で送信数無制限のメール配信できる「acmailer(エーシーメーラー)」は、WEBサイトにシステムを設置するCGI型システム。
無料でも、予約配信、HTMLメール作成、パーソナライズメール作成、不着メール管理など、さまざまな機能を利用することができます。
パソコンからだけでなく、携帯電話やiPhoneからもメール配信や履歴確認ができるため、少ないリソースで運用している企業にとって便利です。
⑭オレンジメール
「オレンジメール」とは、6ヵ月限定の無料プランでは登録メールアドレス数や配信メール数に制限があるものの、高度なメールマーケティングができるメール配信ツール。
操作がシンプルで分かりやすいため、ステップメールや効果測定などもしやすく、初めてのメール配信施策でも安心です。
最新のIPウォームアップで高い到達率を実現しているのも魅力。
【URL】https://mail.orange-cloud7.net/
メール配信システムの選び方と比較のポイント
先ほどご紹介しただけでも豊富な種類があるメール配信ツール。
ツールによって機能や配信数などが異なるため、どのように選んだらいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、メール配信システムを選ぶ際のポイントと比較の要点について解説します。
配信目的に合わせた選び方
まずは、メール配信の目的を明確にし、その目的に合ったメール配信システムを選びましょう。
メール配信システムを導入する目的は、以下のような例があります。
- 膨大な顧客リストに対して短時間で大量のメールを配信した
- URLのクリック率やコンバージョン率などを測定したい
システムによっては、メールの配信に強みを持つものや、効果測定に特化したものがあります。目的を明確にした上で、目的にかなうシステムを選ぶことで、より高い効果を期待できます。
機能の比較ポイント
次に、メール配信システムの機能を比較しましょう。以下の3つのポイントが主な比較対象となります。
- 配信性能
- デザイン機能(HTMLエディタなど)
- 効果測定・分析機能
配信性能
配信性能が充実しているシステムを選ぶと、ターゲットユーザーに適切にメールを届けることができます。
具体的な機能としては、ターゲット配信、エラーアドレス分析、オプトアウトの機能などがあります。
特に、エラーアドレス分析機能を使うことで、配信ミスが発生した際に自動で配信を停止し、メールの到達率や開封率の低下を防ぐことができます。
デザイン機能
メールのデザインは、開封率やクリック率に大きく影響します。HTMLエディタなどのデザイン機能を活用して、ユーザーがアクションを起こしやすいUI設計や魅力的なデザインを作成しましょう。
メールの目的に合わせて、デザイン機能にもこだわることが重要です。
効果測定・分析機能
効果測定や分析機能を利用して、配信したメールのパフォーマンスを評価できます。
開封率やURLクリック率、ABテストなどを活用し、どの部分を改善すれば効果的かを分析することで、メール配信の精度を高めることが可能です。
初期費用と料金プラン
初期費用と料金プランを比較し、コストパフォーマンスの高いサービスを選びましょう。
システムによって初期費用の有無や料金プランが異なるため、自社のニーズに合ったものを選択することが重要です。
料金プランの仕組みや初期費用の有無などを考慮し、総額費用を見積もって比較検討しましょう。
サポート体制とセキュリティレベル
メール配信システムを選ぶ際、サポート体制やセキュリティレベルの高さも重要な要素です。サポート体制が充実していれば、トラブルが発生した際にも迅速に対応できます。
電話サポートが利用可能なシステムを選ぶと、問題解決がよりスムーズです。
また、セキュリティに脆弱性があると、システムが悪用されるリスクがあります。セキュリティ対策がしっかりしているシステムを選び、IP制限や通信暗号化のオプションがあるかどうかも確認しましょう。
クラウドとオンプレミスの違い
メール配信システムには、クラウド型とオンプレミス型の2つのタイプがあります。
クラウド型: 既存のメール配信システムを契約し、クラウド上で使用するタイプです。低コストで導入しやすいメリットがありますが、カスタマイズに制限があるため、既存の社内システムと合わない場合があります。
オンプレミス型: 自社に独自のサーバーとシステムを構築して使用するタイプです。セキュリティやカスタマイズ性に優れていますが、導入時に高額なコストがかかる点を考慮する必要があります。
それぞれの特性を理解し、自社のニーズに最適なタイプを選びましょう。
関連記事:オンプレミスとクラウドを比較!特徴や移行・併用のポイント
メール配信システムを搭載・連携するCRM/SFA
メール配信システムでリードを獲得・育成できたら、営業活動に繋げて成果に結びつけましょう。
メール配信システムとCRM、SFAツール同士を連携することで、データの共有がスムーズになり、管理・運用も楽になります。
Mazrica Sales(マツリカセールス)
営業支援ツール「Mazrica Sales」は、前述のMAツール(Mazrica Marketing)と併せて活用することで、マーケティング・営業活動を一元管理し、営業案件の成約に直結するメールマーケティングの実施が可能です。
ツール内にある取引先情報や案件情報などから、特定のメールリストを作成することができ、休眠状態の顧客にも効果的にメールでアプローチできます。
顧客のアクションやメールでのやり取りの履歴などのデータをマーケティング部門と営業部門で連携することで、スピーディな営業活動が実現できます。
尚、Mazrica SalesはAPI連携により他のメール配信システムとも連携することもできるので、データを移行する必要なく活用することが可能です。
【初期費用】
無料
【月額費用】
- Starter(スターター)プラン:27,500円〜
※5人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額5,500円 - Growth(グロース)プラン:110,000円〜
※10人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額11,000円 - Enterprise(エンタープライズ)プラン:330,000円〜
※20人のユーザーを含む
※追加ユーザーあたり月額16,500円
※※無料トライアル実施中!※※
営業タスク管理ツール『Mazrica Sales』は無料でお使いいただけるプランがあります。
▶︎▶︎無料トライアルのお申込みはこちらから
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Sales Cloud(セールスクラウド)
世界的にトップシェアを誇るSFA 「Sales Cloud(セールスクラウド)」には、一括メール送信機能が標準搭載。
システムに登録されている顧客へメルマガを配信することで、エンゲージメントを高めて次の商談を創出します。
クロージングまでを一つのツールで完結できるので便利。
【URL】https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/
関連記事:セールスフォース(Sales Cloud)は役に立たない?評判・口コミ・料金を紹介
kintone(キントーン)
業務アプリケーションの総合プラットフォーム「kintone(キントーン)」には、CRM/SFAアプリも装備。
メール配信ツール「メールワイズ」と連携できるため、顧客管理アプリからメールを送信したりセグメントしたリストに一斉送信したりできます。
使い方次第で、自社の業務プロセスに合わせたフローを簡単に構築できます。
【URL】https://kintone.cybozu.co.jp/
関連記事:kintone(キントーン)は使えない?評判や口コミ・導入の向き不向きを紹介
メール(メルマガ)配信を効率化するならMazrica Marketingがおすすめ
メール配信システムを効果的に活用することで、リードを獲得したり商談を生み出したりするだけでなく、既存顧客のアップセル・クロスセルやロイヤル化も実現することができます。
効果的なメール配信を行いたいならMazrica Marketingがおすすめです。
Mazrica Marketingでは「メール一斉配信機能」「オートメーション機能」などを搭載しています。そのため、社内の工数を割くことなく効率の良いメール配信が可能です。
また、顧客セグメントを指定して配信することもできるため、各案件の状況に応じた最適なメールマーケティング施策も実現できるでしょう。
下記よりMazrica Marketingに関する資料を無料ダウンロードできます。「メルマガ配信を効率よく行って、リードを獲得したい」という方はぜひご覧ください。
マーケティング〜営業のプロセスの劇的に効率化|Mazrica Marketing概要資料
Mazrica Marketingは集客と売上の向上に寄与するマーケティングオートメーションツールです。マーケティング〜セールスのプロセスを効率化するMazrica Marketingの機能や活用例を紹介します。
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