カスタマイズ可能なおすすめSFAツール8選｜自社にあわせたカスタムで社内定着率UP

SFA

2024年7月19日 SFA/CRM・営業支援ツール/システム

Mazrica Sales
Mazrica Business Lab.
SFA/CRM・営業支援ツール/システム
カスタマイズ可能なおすすめSFAツール8選｜自社にあわせたカスタムで社内定着率UP

「SFAを導入したが、なかなか社内に定着しない」「今後SFAを導入したいため、より成果が上がる方法が知りたい」と考えている方は、SFAのカスタマイズも一つの手です。

SFAには、項目の追加・編集や権限設定、業務フロー設定などのカスタマイズができるツールがあります。
カスタマイズによってSFAの利便性が高まって利用を促せるため、本記事で紹介するカスタマイズ可能なSFAを活用して営業成果を向上させてください。

この記事の内容

SFAとは
SFA運用の失敗例
SFAをカスタマイズするメリット
- 自社の商習慣に合った設計・設定ができる
- 組織への定着がしやすくなる
カスタマイズできる主な範囲
SFAをカスタマイズする際の注意点
カスタマイズ性が高いSFA8選
カスタマイズできるSFAの選び方
まとめ

SFAとは

SFAとは「Sales Force Automation」の略称で、日本では「営業支援ツール（システム）」と呼ばれることもある、営業活動の成果向上をサポートするツールです。

SFAは営業活動に関わるあらゆる情報を入力・蓄積できるため「社内に点在している顧客情報を一元管理できる」「案件の進捗状況をチーム内で共有できる」などのメリットがあります。

また、目標値までの達成度や過去実績との比較を分析できる機能や、外部ツールと連携してメール配信やデータ同期などを行える機能も搭載されています。
さらに、ツールによっては、AIが搭載されており過去データから受注確率の算出やネクストアクションの提案をしてくれるものもあります。

関連記事：SFAとは？CRM・MAとの違いや選び方と営業の成功事例まで解説

SFA運用の失敗例

SFAは営業活動を効率化してくれる機能が充実していますが、SFAを導入しても「営業現場で定着しない」「現場が使ってくれない」などの課題を抱えている営業組織も少なくありません。
どのような失敗例があるのか見ていきましょう。

関連記事：SFA導入に失敗する理由は？原因と解決策を解説

目的が不明確

マネージャーや経営層はSFAの導入により営業課題の解決を期待しますが、導入しただけでは成果にはつながりません。
「どのような課題を解決するために、SFAをどのように活用するのか」などの目的を明確にしなければ、現場の活用を促進できずに失敗に終わってしまいます。

運用体制が整備されず利用がはじまらない

SFAを運用するには、まずは現場担当者が活用してデータを溜める必要があります。
そのために、現場担当者へ使い方や活用方法をレクチャーし、現場の利用状況を分析してフォローする体制を構築しなければなりません。

しかし、人手不足や業務過多のために体制整備が進まずに、SFAを導入してもなかなか利用を進められない企業も多く見られます。

業務フローにマッチしていないため活用されない

営業現場を無視して導入してしまうと、入力項目や機能などが自社の業務フローに合っていないため、現場の活用が進まない失敗例もあります。
業種や商材、組織体制などによって最適な仕様が変わるため、現場にとって使いやすいSFAでなければ活用されないのです。

SFAをカスタマイズするメリット

SFAを運用するにあたって上記のような課題が発生することがありますが、自社仕様にカスタマイズすることで利便性が向上して運用定着が期待できます。

具体的に、SFAをカスタマイズするメリットを紹介します。

自社の商習慣に合った設計・設定ができる

SFAは、そのままでは自社の商習慣にマッチしていない場合があります。
そのため、業務フローを丸ごと変えなければならなかったり、現場担当者が使いにくかったりするなどの課題が発生するでしょう。

しかしカスタマイズできれば、自社の商習慣に合わせた設計・設定ができるため使い勝手が良くなります。自社の業務フローや組織体制なども変更する必要がなく、スムーズにSFAを取り入れられるでしょう。

組織への定着がしやすくなる

カスタマイズができないSFAは、自社にとって不必要な機能が搭載されているため、現場担当者にとって使いにくいものになってしまいます。
また、入力項目が多すぎたり操作が複雑だったりすると、現場担当者はSFAを利用することを面倒に感じてしまうため組織に定着しません。
結果的に、せっかくSFAを導入しても活用につながらず、毎月の利用料金ばかりがかさんでしまうことになるでしょう。

一方、SFAをカスタマイズできれば、現場担当者の意見を取り入れながら最適な設計・設定に変更できます。SFAが現場で使いやすくなれば、積極的に活用してくれるようになるため、組織への浸透もスムーズです。

また、社内と同じ業務フローをSFA上にも設定できると、業務効率もアップして満足度も上がり、さらなる活用につながるでしょう。

カスタマイズできる主な範囲

SFAは、ツールによってカスタマイズできる項目が異なりますが、主に以下のような範囲をカスタマイズできるツールが多い傾向です。

案件管理
日報管理
顧客管理
名刺管理
見積書作成

案件管理

案件管理の範囲では、案件が進んでいくフェーズを設定できます。
企業によって営業プロセスが異なるため、自社に合わせたフェーズで設定することで、どの案件がどのフェーズにあるのか把握しやすくなります。

また、案件の詳細項目もカスタマイズ可能です。
取引先名や商材名、営業担当者名などのほか、受注確度や受注予定金額・受注予定日などの項目も追加・変更できます。
もちろん、自社にとって不必要な項目は削除できるため、入力の手間がかからなくなるメリットもあります。

関連記事：案件管理はSFAで効率化！メリットや成功のポイントも解説

日報管理

SFAの日報管理の部分では、案件管理と同様に詳細項目のカスタマイズができます。
不要な項目を削除し、必要な項目を追加すると、自社仕様の日報を作成できるようになります。

また、営業アクションのテンプレートもカスタマイズできる場合もあります。
たとえば、「電話」「メール」「商談」といった大きく分けた営業アクションでは、どのような商談なのか把握できません。
そのため、「初回商談」「決裁者商談」「見積もり提出」など詳細に分けておくと、どのようなアクションをしたのか可視化しやすくなります。

顧客管理

顧客管理についても詳細項目をカスタマイズできるため、自社に必要な項目のみに設定できます。

そもそも、BtoBとBtoCでは管理すべき顧客情報が異なります。
たとえば、BtoBの場合は「企業名」「担当者名」「役職」「部署」などが必要ですが、BtoCの場合は「氏名」「居住地」「年齢」「職業」などが必要です。
そのため、自社に合わせて項目をカスタマイズできると、適切な項目を管理できます。

関連記事：顧客管理とは？基本やメリット・ツールの選び方を分かりやすく解説

名刺管理

名刺管理機能では詳細項目をカスタマイズすることで、名刺に記載されている情報以外の情報も管理できるようになります。
たとえば、名刺交換した日時や集客チャネルなどの情報を追加しておけば、商談や提案の際に役立つでしょう。

見積書作成

SFAの中には、見積書を作成する機能が搭載されているツールもあります。
見積書の項目もカスタマイズできるため、自社の業種や商材に合わせて適切な項目を設定しましょう。

SFAをカスタマイズする際の注意点

SFAのカスタマイズによって利便性が高まり組織での定着が期待できますが、カスタマイズに際していくつかの注意点があります。

カスタマイズで費用が上がる

項目や権限など、簡単な設定でできるカスタマイズはツール内に含まれていることが多いですが、大規模なカスタマイズは別途料金が発生する場合があります。
もちろん自社仕様にカスタマイズすることは重要ですが、あまりにも大がかりなカスタマイズは膨大な費用がかかるため注意深く検討しましょう。

関連記事：SFAの費用相場は？主要SFAの価格・導入費用を徹底比較！

設計の難易度が高い

自社にとって使いやすいカスタマイズをするためには現場の声を取り入れる必要がありますが、すべてを反映しようとすると設計が難しくなり、途中で頓挫する可能性も。
SFAカスタマイズの専任担当者を配置しなければならない場合もあるため、注意が必要です。

カスタマイズしすぎて使われない

カスタマイズができるからと言って、むやみやたらに設定を変更したり項目を追加しすぎたりすると、現場の状況にマッチしない事態も起こりかねません。
やりすぎには注意し、あくまでも現場ファーストな設計を心がけましょう。

カスタマイズ性が高いSFA8選

SFAは、ツールによってカスタマイズの拡張性が異なります。
そこで、カスタマイズ性の高いSFAを紹介します。

なお、本章では各SFAツールのカスタマイズ性を軸に紹介しますが、他にも多彩な機能が搭載されています。

詳しい情報を知りたい場合は、各SFAを比較したこちらの資料を参照してみてください。
▶▶【無料ebook】9つの主要SFA/CRMの費用・機能と特徴を徹底比較！

Mazrica Sales｜誰でも使える、誰でも成果を出せるSFA/CRM

現場ファーストの使い勝手にこだわったSFA/CRM「Mazrica Sales」。複雑な設定が必要なく手軽にカスタマイズできるため、ITリテラシーに関係なく利用できるのが特徴です。

Mazrica Salesのカスタマイズ性の高さについて紹介します。

【URL】https://product-senses.mazrica.com/

外部ツール連携

一般的には外部ツールと連携するためにはエンジニアによる作業が必要となりますが、Mazrica Salesはもともと外部ツールとの連携機能が搭載されています。

連携できるツールは多岐にわたり、一例としてはGoogle WorkspaceやSlack、Marketo、Sansanなどです。
上記のツールと連携すると、どちらかのツールに入力したデータがもう一方のツールに自動同期されたり、Mazrica Salesにデータが入力されるともう一方のツールに通知が届いたりします。

また、自社の基幹システムなどとMazrica Salesを連携するためのAPIも提供しています。

外部ツールと連携することで、データの入力・管理の効率化が図れるだけでなく、他部門との情報共有も促せます。

専門性がなくてもカスタマイズ可能な管理者設定

Mazrica Salesには、管理者のみが設定できる項目が複数あります。
たとえば、詳細項目の追加・削除・変更や、ユーザーごとの権限設定、外部ツールとの連携などです。いずれも簡単な操作でカスタマイズできるため、ツールに使い慣れていない管理者でも設定が可能です。

権限設定

権限を設定することで、ユーザーごとに使える機能や閲覧できるデータを制限できます。

すべてのユーザーにすべてのデータを公開していると、間違って削除したり情報が漏えいしたりしても、原因の特定が困難です。

権限を設定しておけば、不測の事態を防げるのです。

また、代理店とMazrica Salesを共同で利用する際にも、代理店が利用できるデータや機能を制限しておけば、社外秘の機密データを見られることもありません。

▶▶簡単カスタマイズで誰でも使いやすいSFA/CRM「Mazrica Sales」の実際の画面はこちらからチェック！

Sales Cloud

世界的に最も多くのユーザーに利用されているSFAが、Salesforce社の「Sales Cloud」です。
Sales Cloudはカスタマイズ性の高さで知られており、ユーザーがホーム画面やアプリケーションを柔軟にカスタマイズして自分にとって使いやすいように設定できます。
ただし、大規模なカスタマイズをすると多大な開発コストがかかる場合があります。

【URL】https://www.salesforce.com/jp/sales/

Hubspot CRM

無料で利用できる「Hubspot CRM」は、カスタマイズによって膨大な顧客データを視覚的に把握しやすくするデータモデルを構築できます。
また、詳細項目の設定や、拡張機能の追加などのカスタマイズも可能。

さらに、Hubspot CRMをベースにして利用できるSales HubやMarketing Hubなどは、カスタマイズで自社に合わせたワークフローを構築できるため、アクションが自動化されて業務効率化につながります。

【URL】https://www.hubspot.jp/

Zoho CRM

世界的に利用されている「Zoho CRM」にもカスタマイズ機能が搭載されており、自社に合わせて柔軟に設計・設定できます。
レイアウトをカスタマイズして利便性を高めたり、ワークフローをカスタマイズして自動でアクションが起きるようにしたりすることが可能です。

【URL】https://www.zoho.com/jp/crm/

eセールスマネージャーRemix Cloud

「eセールスマネージャーRemix Cloud」は、活動報告のデータを入力するだけで、案件情報や顧客情報などに反映される「シングルインプット・マルチアウトプット」をコンセプトにしたSFAです。
各項目の追加・変更やダッシュボード、承認フローなど、細かい部分までカスタマイズできます。

【URL】https://www.e-sales.jp/products/remix/

GENIEE SFA/CRM

以前は「ちきゅう」という名称で提供されていた「GENIEE SFA/CRM」は、個人で利用する「マイキャンバス」とチームで利用する「プロジェクト」機能でダッシュボードのように利用できる画面をカスタマイズできます。
さらに「カスタムオブジェクト」ではデータ分析に活用しやすいよう、オリジナルのオブジェクトの構築が可能です。

【URL】https://chikyu.net/